見出し画像

フェイクニュースを見抜くゲーム-Lamboozled!-が届いた。

以前、ガーラバズ社(現ガーラ)の佐野元社長に誘われて、ソーシャルメディアリスクについてのゲーム「もえったー」をつくったことがある。

そのケースで、情報の拡散の仕組みや、嘘の情報について興味を持った。昨今、 #フェイクニュース という言葉を聞くことが増え、特に #新型コロナ 周りでのフェイクニュースに「ああ、これは拡散しやすい仕組みの典型だな」「嘘を見抜けるリテラシーの問題だな」「システム思考もリテラシーだな」くらいのことを感じていた。

そういうのもあって、フェイクニュースに関するゲームを着想したのだが、例のごとく時間の問題もあって作らなかった。

しばらくして、 #コロンビア大学 で開発されたLamboozled!というフェイクニュースに関するゲームを紹介するツイートが流れてきた。アイデアとは形にした人が偉い。素直に称賛したい。(以下、サイト、日本への配送はやってない。)

たまたま、 #トゥールミンモデル#空雨傘 とかについて考えていた。

その中で、 #ファクトフルネス みたいにファクトを知らないと見抜けないファクトではなく、適切に論理をなぞることでファクトを見抜けるような方法がないかと考える中で、フェイクニュースの仕組みと似てるんじゃないかと思いを巡らしていた中でのツイートだったのでタイミングが良かった。

部下の報告はフェイクニュースの可能性を疑うべきであり、上司は有能な読者である必要がある(高橋 2020)

ちなみに、トゥールミンモデルは、事実data/主張claim/理由warrantを見るのだが、それと似てるのかな、ワクワク。

早速中身を見てみよう。ゲームを目的は羊の市民たちがエビデンスを使って真偽を明らかにするのを助けるのだそうだ。ニュースカードとアクションカードとエビデンスカードをつかって、リアルかフェイクかを決定する。

ニュースカードにはニュースが書いてある。架空の羊社会での出来事を、現実社会の固有名詞をもじってつけてあるが、日本ですら固有名詞を知らない僕には海外の固有名詞はややわからず、時事ネタに詳しい人には楽しめそうな雰囲気。

アクションカードには「draw two」などのアクションが書かれている。主にエビデンスカードに働きかけるものが多そうだ。

エビデンスカードがかなりのノウハウだと思う。フェイクニュースを見抜く上でのTIPSが書いてある。これはつまり、事実を正しく捉えるためのノウハウである。例えば、「大げさな表現が使われていないか」みたいなものだ。

コンポーネントはこれくらいだった。まだルールは読んでいない。近日、(英語だけど)一度やってみる場を設けたい。ちなみに、トゥールミンモデルではなさそうな感じだ。

(参加希望の人がいたら声かけてください)

続く、かも。

米国Amazonで買いました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?