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世界一周でやりたいこと【世界遺産編】

今回は、メンバーシップ「コージーの言いたい放題」のメンバーさんからのリクエストに答えるnote。

テーマはずばり、世界一周で何が見たいか

※世界一周についてはこちら

これは困る質問だ。だって、見たいものが多すぎるんだもん。やりたいことが多すぎる。

困った時の解決策はひとつ。分類して考えること。世界一周でやりたいことをジャンルに分けて考えることにした。ということで今回は第1弾、世界遺産編!

世界一周で大きな軸となるのが、世界遺産。2022年12月現在、世界には1154件の世界遺産がある。今回の世界一周で回れるのはそのうちのわずかだが、それでもたくさんの憧れの地が待っていると思うと、頬がゆるみまくりだ。

僕は日本に500人程度しかいない世界遺産検定マイスター(1級の上)という資格を持っている。勉強する中で思ったのが、実際に行きたいなということ(当たり前)。机上の勉強と現地訪問の体験があわさることで、世界遺産の味わいは2倍にも3倍にもなる。

世界一周中に行きたい世界遺産は死ぬほどあるのだが、まずは絶対に行きたい世界遺産を10個ピックアップした。

ちなみに、このnoteのタイトルは、世界一周でやりたいこと【世界遺産編】にした。「行きたい場所」ではなく「やりたいこと」としたのは理由がある。

どこに行くかよりも、そこで何をするかの方が大切だと考えているからだ。

「世界一周行きます!」 ああ、そうですか。
「モン・サン・ミシェルに行きたいです!」 ふーん。

てなわけだ。世界一周に行って、何をするの?モン・サン・ミシェルに行ってどうするの?そこが大事ではないか。

だから、今回は10個の遺産について「〇〇で〇〇する」という表現にした。

では、早速いってみよう!

①アンコール・ワットで日の出を見る🇰🇭

知らない人はいないであろう世界遺産のド定番、アンコール・ワット。カンボジアの国旗に描かれている、まさにカンボジアの象徴だ。

12世紀にアンコール王朝によって建てられた巨大寺院。一目見るだけで、その迫力に魅了されること間違いなし。

2016年、僕はアンコール・ワットに足を運んだ。3日連続観光し満喫したはずだったが、1つやり残したことがある。

日の出だ。ライジングサンである。

前回の訪問は雨季だったため、どん曇り。日の出を見逃した。

世界一周では、リベンジを果たしたい。アンコール・ワットの背後から朝日が昇る光景をなんとしても、見る!

②「青の都」サマルカンドで英雄ティムールに思いを馳せる🇺🇿

旅好きの間で、明らかに過小評価されている町がある。

サマルカンドだ。ウズベキスタンのサマルカンドだ。

旅好きのみなさん、世界一周に行くみなさん、聞いてますか。なぜサマルカンドに行かないの?

サマルカンドは「青の都」と呼ばれる。町に残るイスラム建築には、さまざまな青が見える。「青」と名付けることで1つの色として認識するのが人間だが、こんなにたくさんの青があるのかと思うだろう。

青は、一代でティムール帝国を築いた最強戦士・ティムールが愛した色。シルクロード交易全盛期には、世界各地から富や文化が集まり、オアシス都市として発展した。

そんな東西文明の交差点で、英雄ティムールに思いを馳せる。青が嫌いな僕は「青の都」に行って何を感じるのか。楽しみだ。

③世界一入場料が高い?ペトラ遺跡で観光の価値を考える🇯🇴

「ペトラ遺跡」と言ってもピンと来ない人は多いだろうが「インディ・ジョーンズの・・・」と言えば、「ああ!インディ・ジョーンズの!」となるだろう。

映画『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』の舞台にもなったペトラ。遺跡内はかなり広そうなので、たっぷりと冒険感を味わえそうだ。

ペトラ遺跡で注目したいのが入場料の高さ。入場料50JD(ヨルダン・ディナール)はなんと約9,500円。世界一入場料が高い世界遺産と言われている。

僕の世界一周は基本的には節約旅になるのだが、ここは思い切って使いたい。そして、9500円の価値が果たしてあるのか、判断したい。

僕たちはそもそも今ある基準でしか物事を考えられない。遺跡の入場料といえば500円〜800円くらいを想定していて、1000円を超えてくると高いと感じる。でも、観光の価値はそんなものなのだろうか。ペトラで考えたい。

④奇岩の頂に建つメテオラ修道院群から眼下の景色を眺める🇬🇷

世界一周に行くのに、メテオラに行かない選択肢などあるだろうか。いや、ない。絶対にない。

奇岩の頂上や崖になぜ、修道院があるのか。修道士たちが俗世から離れ、精神世界に没頭するために、この場所を選んだようだ。

俗にまみれた者たちよ、彼らから学ぶべきことがあるのでは。

メテオラ修道院群から眼下の景色を眺めて、何を思うのか。俗世に生きる者の代表として、僕が行ってレポートしてきます。

⑤サグラダ・ファミリアの建設状況を確認し、完成時期を予想する🇪🇸

スペイン最大の建築家アントニ・ガウディが生涯をかけて建設を進めたサグラダ・ファミリア聖堂。現在も工事が行われていて、永遠に完成しない建物としても有名だ(笑)

2026年完成予定だったが、コロナ禍の観光客激減で収入が落ち、工事が一時ストップ。完成時期が遅くなるとのことだ。

果たして、いつサグラダ・ファミリアは完成するのか。あるいはしないのか。現地から最新情報をレポートします。

⑥ギザの三大ピラミッドに圧倒される🇪🇬

これまた超絶有名な観光地・ピラミッド。これを見ずして僕は死ねない。

ピラミッドを実際見に行った人から「意外とショボかった」という声をちょこちょこ聞く。それは素直な感想としていいと思う。

しかーし。僕はそんなしょうもない感想を言うためにエジプトに行くつもりはない。ピラミッドに圧倒されたい。

ピラミッドが築かれたのは、約4500年前。ヤバくない?考えられる?いつだよ、それって話でしょ。そんな太古の昔に、細部まで計算され尽くしたピラミッドが造られたというだけで、すごすぎる。

実際にピラミッドを見た僕が圧倒されるのか、それとも「ショボい」と言うのか注目だ。

⑦「世界遺産はじまりの地」アブ・シンベル神殿で世界遺産の意義を考える🇪🇬

世界一周の1つの軸に世界遺産があると言った。だとすれば絶対に外せないのがここ。アブ・シンベル神殿だ。

1960年、エジプト政府は国家事業としてアスワン・ハイ・ダムの建設を開始。それによって、アブ・シンベル神殿は水没の危機に。ユネスコは世界各国へ遺跡の救済を呼びかけるキャンペーンを実施した。

キャンペーンには世界50ヶ国が賛同。アブ・シンベル神殿を小さく切断・解体し、元あった場所より高い場所への移築に成功した。

このプロジェクトをきっかけに、1972年に世界遺産条約が採択。人類共通の宝である世界遺産を地球市民全員で保護していこうという取り組みがはじまったのだ。

「世界遺産はじまりの地」のアブ・シンベル神殿で、改めて世界遺産の意義を考えたい。

⑧セレンゲティ国立公園で、サファリツアーに参加する🇹🇿

アフリカと言えば、どんな風景を想像しますか?

やっぱりサバンナでしょ。ザ・アフリカの風景が見られるのが、タンザニアのセレンゲティ国立公園。映画『ライオン・キング』のモデルになった場所と言われている。

地球上で最も多くの哺乳類が暮らす場所で、生息する動物は約300万頭。サファリツアーに参加して、ライオンを見たい。シマウマを見たい。ゾウやチーター、キリン、ヌー、ハイエナ。多くの動物のリアルな姿を見て、僕は何を思うのだろうか。

弱い者は食われ、強い者だけが生き残る。そんな動物たちの世界を見て、何かを感じ取りたい。

⑨「何もない」ナミブ砂漠で、物思いに耽る🇳🇦

現地のサン人の言葉で「何もない」を意味するナミブ。この絶景を見て、ひたすら物思いに耽りたい。

ナミブ砂漠は、酸化鉄の影響で赤く見えるのが特徴。ナミブ砂漠には、何もないのか。それとも、何かがあるのか。この目で見てくる。

⑩天空都市マチュ・ピチュで憧れを叶える🇵🇪

世界中に、行きたい世界遺産がたくさんある。

でも、もし「死ぬまでに行けるのは1つです」と言われたら、僕はマチュ・ピチュに行く。

世界遺産として、海外の旅先として、マチュ・ピチュは圧倒的憧れNo. 1。この絶景を初めて見た時、日本を出たいと思った。世界の広さを知りたいと思った。

今回の世界一周でマチュ・ピチュを訪れるのは終盤になる。その頃にはもう絶景は見飽きているかもしれない。旅が非日常から日常になっているかもしれない。

そんな中、マチュ・ピチュで僕は何を感じるのか。何があったとしても、どう感じたとしても、全てを肯定する準備ができている。そんな場所は世界に一つ、マチュ・ピチュだけだ。

全力で、全身全霊で憧れを叶えにいく。


以上、今回は10個の世界遺産を挙げたが、他にも行きたいところはたくさん。

12月から月曜日は世界一周の日とし、毎週世界一周に関するnoteを投稿します。世界一周に興味のある方は、ぜひフォローして待っていてください。お楽しみに!


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