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Girl At The Side Desk
ホントたまに、ものすごい熱を発する女の子が現れる。
そういう女の子が現れたら、極力近づかないようにしたほうがいい。
触れるとヤケドしてしまうからね。
横浜で、そんな女の子が現れてしまった。
なるべく遠くに行きたかったけど、それはできなかった。なんだって、毎日ぼくの隣の席に座っているんだからね。
これが学校だったら、すこし時間が流れれば席替えなんだけど、会社だったら、そうはいかない。困った。
運転をするとほめてくれる。(仲間内ではヘタクソで有名だった)
おもしろいと言ってくれる。(笑いのセンスもいちばんなかった)
イラレを動かしてほめてくれる。(できるひとからしたら赤ちゃんレベルだ)
なんかをくれるときにちっちゃい手紙をつけてくれる。(くれるもの本編よりもうれしいぞ)
触れたらヤケドしそうな女の子、昔ひとりだけ出会ったことがある。
どうにも、2人は似ているような気がした。似てないような気もした。
そんなことはどうでもいい。ほんとうは。
渋谷で出会った触れたらヤケドしそうな女の子、彼女のおかげでぼくは一段レベルアップした。
もう会いたいと思えないのはちょっと残念だけどさ、おかげで横浜で出会った触れたらヤケドしそうな女の子とはうまくやれている。出会いに意味があって、うれしいよ。
隣の席の女の子の、話。
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