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ACESのビジネスモデルとスケーラビリティ

0. 初めに

みなさんこんにちは。ACESの田村です。
先日「【DX?SaaS?】AIビジネスの主戦場の理解とACESの立ち位置」について記事をupdateしました。

本記事では、

の記事をupdateする形でACESのビジネスモデルとスケーラビリティについて記述していきたいと思います。

1. ACESのビジネスモデル

ACESは、AIアルゴリズムを用いて、属人化しているヒトの知見と業務をデジタル化する「AIトランスフォーメーション」することで、デジタルでの事業開発を推進しています。

事業概要

AIモジュールを構造的に研究開発・蓄積させ、事業に合わせてAIモジュールを組み合わせて事業(サービス・プロダクトetc...)を構築していくビジネスモデルです。

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確かに、収益モデルはよくあるAI企業のプロジェクト型+SaaSというモデルと類似しますが、コアコンピタンスは「AIモジュールの組み合わせ」とそれを事業価値に接続する「デザイン力」にあります。

収益モデル

最近まで、超低金利のマーケット環境や投資家目線・都合でSaaSがやや神格化されていた側面もあったのではないでしょうか。SaaSが優れたビジネス/収益モデルの手段一つであるというのは事実でありつつ、SaaSであることが目的ではないはずです。本当に顧客や自社にとって重要な「事業/価値のコア」があって、その上で手段としての収益モデルがあると私は考えています。

つまり、ACESはコンサルの会社でもSaaSの会社でもなく、AIモジュールを組み合わせて事業を構築することで事業開発をしてるAI事業会社です。

2. ACESのオペレーショナル・エクセレンスがもたらすスケーラビリティ

ビジネスの善し悪しを考える際、スケーラビリティの有無は重要な指標の一つとなるでしょう。私自身、以前は個人投資家として、自分なりに様々な企業のビジネスモデルを観測・勉強して投資をしてきましたが、伸びる企業の共通点として、「やっていることはシンプル」だが、「成長ドライバが高次元関数的である」という特徴があると感じています。

高次元関数的な仕組みの例としては、ネットワーク効果やバイラルの仕組み(ユーザーが他に紹介するとか、双方向性を持っているとか)などがそれにあたります。

ACESは、現場のオペレーショナル・エクセレンスによって、高次元関数的な仕組みを実現してきました。

短中期戦略

長期的には、データやブランド、ネットワーク効果といったより強固な資産を構築する必要がありますが、このスケーラビリティは、短期的(5年ほど)には十分に機能すると目論んでいます。

これらのオペレーショナル・エクセレンスは、ACESに参画するメンバーの圧倒的な能力とコミットメントによって培われてきたものであり、知識集約なチームは競合優位性の源泉でもあります。この戦略こそが、単純にAIの受託・研究開発をする企業とのスケーラビリティの差になっていきます。

3. ACESの3次元的な企業価値向上を実現する中長期成長戦略

ACESは中長期成長戦略として、X: "機能"のソフトウェアシェア拡大、Y: リアルな"業界"のデジタル事業開発、、Z: AIソフトウェア処理能力の向上、の3つの軸で、立体的(N^3)に企業価値を向上させていきます。

中長期戦略_1

そしてACESは、その3つの成長軸をインテグレートし、高次元関数的な成長を実現する仕組みとして、A: データ蓄積 => B: アルゴリズム性能向上 => C: 専門知・チャネル増加 という無形資産の好循環サイクルを持っています。

中長期戦略_v2

それゆえ、X・Y・Zのそれぞれの成長軸が独立せず、互いにポジティブに影響する形で、企業価値を向上させていくことができます。

そして将来、X・Y・Zそれぞれの軸で、

X: 「ヒトの知見」のデータ・SaaSプラットフォーマーへ
Y: アルゴリズムとファイナンスを武器にしたAI事業会社へ
Z: AI/HCI研究のリーディングカンパニーへ

の成長を目指していきます。

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