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アウトプットで学ぶ「非言語的知識」

ちょっと前に引き受けた研修のお話し。

3時間で5テーマくらいやってくれと言われまして(戦略の基礎、SWOT、ポーター、リソースベース、未来構想みたいな)。

徹底的に、インプット。

先方都合で仕方のないところではあったのですが、講師としてはやっぱり教育効果が不十分なのではないか、という感が残りました。参考になった、ありがたい、とは仰っていただけるんですけれども。

アウトプット、大切ですよね。

なぜ、大切なのか。

それは、肌感覚で、ものごとの勘所を掴むため。

非言語的知識だとか、経験知だとか、知性と感性の融合「知覚」などと呼ばれる、真の人間の知は、そこにある。情報的な知識量で言えばAIには敵わないわけですが、言語化された情報以前のものを育むことが学習の本質であり、そのためには使ってみることが一番なわけです。

たとえば戦略論、SWOT分析。勘所まで理解して、その弱点をも理解したうえで「自分はSWOTを使える、これを実際のビジネスに生かせる」と実感するには、基礎としてのインプット、その応用によるアウトプット、かつアウトプットに対するフィードバックまでがセットになると考えています。

インプットとアウトプットを両輪で回す。

この点、企業内で教育に関わられている方や、研修を担当する方は、教育効果を最大化するために【必ず】実装すべき点であることをご認識いただきたいと思います。まあ、そりゃアウトプットが大切でしょ、ということはご理解されてるとは思いますが、再三の強調として!

この点は、オンライン経営スクールAPSでも特に重視していきたいと思っています。多くのカジュアルな学びが、オンデマンド講義動画だけで終わるなかで、ライブ講義、オンラインキャンパス、実践へのサポート、そしてプロジェクトベースの学習活動にて、アウトプットがしっかりできる場をつくりたいと思います。

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