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APSの教育方針:事例を豊富に学ぶ

経営学には様々な「理論」がありますが、実際に現実社会で機能するビジネスを構築していく上で肝心となるのは、ストレートに言うなら、過去に上手くいったアイデアをパクることです。

パクる、という表現はもちろん適切ではないですね。
ビジネススクール的に、スマートに表現するなら「事例に学ぶ」です。

―そうなんです、事例に学ぶとは、要するに模倣すること。
そして模倣とは、過去に成功した方法(あるいは失敗した方法)を、現場感のある形で身につけること。

事例学習は本当に効果的です。ヘタに抽象度を上げて、解像度を悪くした理論よりも、あなたが直面している現実に、あてはめやすいからです。

米国の多くのビジネススクールで「ケース・メソッド」が採用される理由もここにあります。多数の事例に触れ、そこに息づく論理性や、社会の動き方の機微を経験的に学ぶことを通じて、現実社会で機能する具体的なやり方が学べるわけです。

かくして、多くの事例に触れることは、あなたが何か困難に直面した時に、その突破口となるヒントになる可能性が高い。

もちろん、知的財産に触れる形はダメです。同じ産業で同じことをやるのも紳士的ではないですね。しかし、他産業で過去にこういうやり方でマーケティングや組織のマネジメントで上手くいったという知恵があるなら、そこに学び、踏襲させてもらうことに問題はありません。

そんなわけで、皆さんにはぜひ色々な産業の、色々な成功事例を知っていただきたいのです。

そのような精神に基づき、APSでは、理論を単に理論として紹介することを良しとせず、かならず、事例、ないしは現実に即したワークでお伝えしていくこととしています。各講義担当の先生には、理論を説明するに足る事例を必ず用意していただき、かつ、ライブ講義ではその事例やワークに沿って現実への応用を考えてもらうことにしています。

もちろん、日常でも様々にそうした成功事例を学べる機会は少なくありません。書籍、セミナーなど、様々に知恵を得られる場は存在します。

ぜひ、事例にたくさん触れてみてくだださい!

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