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#12 留学生活で見つけた将来の軸(改定版)「知の探究と冒険」

留学に来てもう3か月が経った。時間は瞬く間に過ぎていく。

最近はめっきり人と遊ばなくなり、自分のやりたい学問の学習に時間を注いでいる。

自分の勉強のために時間を使うということは、孤独の時間を自分で選びとらなければならない。辛いのは知っているが、慣れてしまえばどうってことはない。

孤独が知的生産を高める一種の方法とさんざん聞くが、実際身をもってそうだと考えている。インプットもアウトプットも圧倒的に一人の方が効率がいい。

だが、徹底しすぎると精神的にくるので、週に最低でも2回は留学生と遊びに出かけることを心がけたほうがいいと感じた。そして、ルームメイトがいて心の底から良かったと思う。いつもどうでもいい議論に付き合ってもらって本当にありがたい。重要なのはバランスで、辛いと思ったらすぐ休むことは大切にしようと思う。

というわけで、いろいろ一人で考えている間に、自分が将来やりたいことや実現したいことが明確になったので、ここに言語化しようと思う。一人の時間を普段の生活に持つと、自分のやりたいことの解像度もあがるのでおすすめする。

将来やりたいこと

夢について簡単にまとめた図

以前もやりたいことをNoteで書き、その時は「アーティスト」になるというようなことを言っていたが、それはアウトプットにフォーカスしすぎていた。

しかし、インプット無くしてアウトプットはあり得ないという当たり前のことにようやく気づく。

アートすることは好きだけど、圧倒的に自分に向いていないこともこの数か月で分かった。アートのベースを作ることは得意で、こういうものを作りたいというイメージを言語化したものだけが、メモに蓄積されていく。

だが、描けない。形にできない。技術がどうしても身につかない。技術を身に着けるには相当な時間がかかる。同じものに時間をどうしても長く割けない(長く割くとそのものが嫌いになる)ので、この目標は自分の人生の軸になるものではないなと悟った。趣味が義務に変わる予感もして嫌だった。

一旦考えを改め、本当に自分が何が好きかについて向き合った。アートは自分の思考や知識、経験を表現するものだと以前述べたが、その思考を形づくるのは紛れもなく学びから来る。自分は学ぶことが好きだ。経験したすべてのことを知的生産物に昇華したいと思うほど、学びが好きだ。そして、それを共有するのも好きだ。

じゃあ、それを人生の軸にすればいい。

インプットをベースとした目標を立てればいい。学びから得られた気づきを、インプットしたものを、自分の中で消化して思考したものをアウトプットとして形にすればいい。

上図に、学びのベースとなるものが都市計画と定めているが、自分の性にあっており、これだけは高校時代から興味が続いているから、仮置きしているだけである。

実際、都市計画と一口に言っても、扱う学問はとんでもなく広い。経済、法律、テクノロジー、環境、歴史、デザイン、心理学など枚挙にいとまがない。都市は非常に複雑な要因や社会の背景に基づき形成されるため、広く学ぶことが都市を理解することにつながる。さらにマクロに都市を見る姿勢とミクロに建築ひとつひとつに目を向ける姿勢も重要で、ほんとうに多くの知識を総動員し、あらゆることを考慮しなければ、都市計画は出来ない。このいかにも知の集結であるような部分に、知識が好物な自分は強く魅力を感じた。一つに興味が続かない性格も相まって、いまのところ将来のビジョンをこれに据えている。

とりあえずは、都市計画分野と絞って暗黙知をため込み、勉強を重ねて、大学の教授かそれに近しいレベルまで学んで、学んだ知識をビジネスやプロジェクト、教育、デザイン・アート、本の執筆などを通じて社会的に価値のあるものとして還元していきたいというざっくりとしたビジョンが見えてきた。

次回のNoteではどういった都市構想を描いているのかについて記載していこうと思う。

読んでくだすって本当にありがとうございます!!!!!!

脚注
*1: 経験や直感などに基づき蓄積された、容易に言語化不可能な知識。イメージとしては、職人さんが持ってるノウハウみたいなのに近い。


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