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ウズベキスタン旅行記02【グルメ編】

前回の基本的な観光情報編に引き続き、今回は知られざるウズベキスタンのグルメの魅力をたっぷりお伝えします!!

※この記事は2024年7月19日に投稿され、著者が旅行した期間は2024年6月14~21日です。観光情報は常に変わるものなので、今回の記事だけを鵜呑みにせず、最新のその他記事も確認しつつ、総合的に情報を選び取ってくださいね!

↓ウズベキスタン基本観光情報はこちら

↓趣味でつくったウズベキスタンの写真集も見てくれると嬉しいです!

ウズベキスタン料理と聞かれて、何を想像しますか?
日本にいるとウズベキスタン自体、あまり馴染みのない国なので、どんな料理を食べているのか、あまり想像できませんね。ですが、ほんっとに美味しい料理がたくさんなので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

この記事ではレストランも紹介するのですが、ぜひここで紹介されるレストラン以外にも行ってみてください!よく調べずテキトーに入ったものがほとんどだったのですが、どこもおいしかったので、自分だけのお気に入りレストランを発掘してみてください。誰かの紹介する旅にならうより、自分だけの旅をつくりあげたほうが、記憶に残るいい旅になると思いますよ!


ウズベキスタン料理の特徴

ウズベキスタン料理のキーワードを列挙すると、
「油」、「ナチュラル」、「だし」、「スパイス」、「ハーブ」
だとおもいます。

概してウズベキスタン料理は「油」っこいものが多いです。牛、馬、羊、ヤギ、鳥などの油を活かした料理が多いものの、同時に野菜もふんだんに使われており、野菜と肉から染み出る自然のうまみを「だし」として味付けのベースに使っているため、奥深い味わいを楽しむことができます。調味料としては、「スパイス」や「ハーブ」がふんだんに使われているものの、クセはそこまで強くなく、食材のうまみを底上げし、ハーブが全体の油っこさをさっぱり爽やかにまとめ上げています。

また、食材や調味料はその土地でとれたものや作られたものが使われており、中央アジアの文化感じるナチュラルなものだと思います!(ローカルの友人もドヤ顔でそういってました笑)

besh barmoq(ベシバルマック)という料理。肉と野菜の出汁で食べる平たい麺が超うまい!

また、お菓子や飲み物に関しては砂糖少なめだと感じました。現在は生活の拠点をマレーシアにおいているのですが、マレーシアなどの東南アジア周辺の国といえば、あとに残るきつめの甘みが特徴的なお菓子や飲み物が多く、砂糖がふんだんに使われている印象です。マレーシアではお茶にも砂糖を入れて飲む文化があります。

しかし、ウズベキスタンは、対照的に甘さが控えめです。食事といっしょにあたたかい緑茶を飲む文化があるのですが、当然ながら砂糖は入っていませんし、お菓子に関しても甘めというより、しょっぱめなおかしがおおく、フルーツやナッツなどをそのまま食べる人が多い印象です(加工食品を食べる機会が少なかった)。市販で売られているジュースの甘みも、変に残る甘みや違和感のあるテイストがしない、さっぱりとした甘さだったので、日本人の舌にあっているかと思います!!

温かい緑茶がいっしょに食事を楽しむのが文化。写真の料理はプロフ

また、ウズベキスタンでは、ほとんどグローバルチェーンがほとんど見かけませんでした。すなわち、マクドナルドやケンタッキー、スターバックスなどがあまりないです。ウズベキスタンはそこまでグローバル化が進んでおらず、2016年まで海外製品に高い関税をかけたり、外国人の入国を制限していたりなどを行っていたためかと考えられます。
人間の心理バイアス上、繰り返し接したものには好印象をもつ傾向があるため、海外旅行に行ってグローバルチェーンのお店を見るとなんとなくいつも見ているお店に安心感を感じ、入りたくなりますが、いい意味でウズベキスタンは逃げ場がないので、毎回ローカルフードを楽しめます笑

イスラム教国なので、イスラム教で禁じられている豚肉やアルコールを使った料理が食べられないことも特徴のひとつです。ただし、ウズベキスタンはソ連による、イスラム教の弾圧の名残が残っていて、アルコールを提供しているお店もあります。特にワイナリーが有名であるそうで、ワインが楽しめるお店もあります。

また、ウズベキスタンは二重内陸国という、2回も国境を超えなければ、海を見ることができない特殊な国なので、魚料理はあまり多くなく、だいたいの料理は肉料理です。私のウズベキスタンの友人が初めて、エビとイカを食べた時、何なのかわかっておらず、「虫だ!」といって料理から出していた姿は衝撃的でした。ウズベキスタン人は海産物を見る機会がほとんどないようです。

マーケットのお肉コーナー。ソーセージやハムがたくさん。馬の肉もあるそう。

食べてほしい料理

Plov(プロフ)

写真中央の料理がPlov(プロフ)。ピラフとも呼ばれる。

ウズベキスタンを代表する家庭料理で、特別な日に食べるおもてなし料理としても知られるプロフ。ウズベキスタンに来たら絶対に食べてほしい料理の一つです!!

色の違う二種類のにんじんと、にんにく、ひよこ豆、レーズン(意外とあう!!)、牛肉(もしくは羊肉)、スパイス(クミンなど)が主な具材である米料理です!お店によってはうずらの卵を入れていたり、ハーブとしてコリアンダーを入れていたりなど、具材や特徴が店ごとに違います。また、地域によって作り方が異なっていて、味わいが微妙に違うそうです!私はタシュケント、サマルカンド、ブハラでそれぞれプロフを食べてみたのですが、味覚オンチな私は、全部めちゃめちゃ美味しいということしかわからなかったです笑

作る工程が見れるお店も多く、大きな鍋で具材を混ぜ合わせている姿は圧巻です。特にTashkent(タシュケント)にある「Besh Qozon」はPilaf Center(ピラフセンター)の名でも親しまれ、実際にプロフをつくっている工程を見ることができます!もちろんプロフを食べることもでき、ここのプロフは地元民も認める美味しさです。

Besh Qozon入口。伝統工芸品である色鮮やかな陶器が飾られている
色の違う2種類のにんじんを大きな釜で炒めている様子
ご飯をたいている様子
土曜の昼に行ったので、地元民と観光客でびっしり
Besh Qozonのプロフ。できたてが食べれる!

クミンの風味が食欲をそそり、ほろっとくずれる牛肉とそのだしで食べるご飯との組み合わせが最強!そして、見た目からうまい!色とりどりの食材を用いているためかカラフルで、見た目の芸術性が高い、、、!だしとスパイスのかけあわせが味に深みをだし、余計な調味料を使わず、素材のもつうまみや甘みを最大限引き出したり、具材量や種類で甘みを調整したりしている工夫がある気がします、、!

写真をみればわかりますが、プロフを注文すると、一緒に「アチック・チュチュック」(Achichiq-chuchuk:トマトとキュウリ、玉ねぎのフレッシュサラダ)がついてきます。現地の友人に注文をまかせたので、ここのお店は全部セットになっているかはわかりませんが、写真にあるようにサラダと、緑茶と、ノンと呼ばれるパンがセットになってついてきます!このセットのおかげで脂っこいプロフの重さが緩和され、最後まで満足感高くお腹いっぱい食べれます!工夫がすごいですね!

プロフの相場は全部セットで、40000~50000sum(約480~600円)なので、安くおいしくお腹いっぱいになれる神料理です!

プロフを食べたレストランの情報

1.Besh Qozon

都市:Tashkent(タシュケント)

参考価格帯:ひとり~50000sum(約600円)
※あくまで参考価格(2024年6月時点:1000sum = 12円)です。現地通貨sum(スム)はインフレが激しく、価格が変動しやすいです。

営業時間:毎日 9:00~23:00

クレジットカード対応

2.Sharof Bobo Oshxonasi(シャロフ・ボボ・オシュホナスィ)
サマルカンドにある人気のプロフのお店。お昼ごろに行くと、気前のいいおじいさんが、プロフを大鍋で調理している姿が見れるそうです!

全部セットで45000sum(約540円)でした!味もおいしい!!

毎日営業:11:00~22:00
現金のみの対応

↓サマルカンドのプロフがおいしいレストランに関する情報はこちらもチェック!


Non(ノン)

見た目がかわいいのがノンの最大の魅力!

シルクロードをつたって、インドから伝来したナンがもととなって誕生したといわれる料理。(実はインドと中央アジアは関係が深く、インドのタージマハルは中央アジアのイスラム建築様式の影響を受けているんです!)

日本で言ったら白米にあたるぐらいの国民食的なポジションで、単独で食べることは少なく、スープと一緒に食べたり、麺料理といっしょに食べたり、先ほど紹介したプロフにさえもついてきます笑。国民の生活にはなくてはならない存在です!!

中央がくぼんだ円盤状のノンは職人さんが窯焼して、マーケットに出荷されることが多いそう。見た目が華やかなものやデザインがこっているものも多く、マーケットに並ぶノンはかなりフォトジェニックでかわいいです。

コンビニにも売っていて、基本的にどこでも手に入り、朝ご飯としても親しまれています!

釜で焼かれるノン。完成したノンはマーケットに出荷される
マーケットでノンが売られている様子
少しボケててすみません!!
このようにカラフルで芸術的なノンも存在します!!

味はいたってシンプルで、小麦と水と塩と、イーストから作られているそうです。食感と味はかなりバゲットに近くて、小麦の風味をダイレクトに感じるシンプルな味わいです。かなり固いのでなにかに浸したり、ディップしたりして食べるのが基本です。

kamikaっていうクリームにディップして食べたらすんごいうまかった。


Lagman(ラグマン)

スープラグマン
焼きラグマン

トマトを中心とした野菜たちと肉、ハーブ、ㇲパイスと共に煮込んだスープに、小麦から作ったうどんのような太麺が入った麺料理。具材を一緒に焼いた焼きラグマンも存在する。

スープの方は、見た目が少し赤いので、酸辛なのかとおもいきやそんなことはなく、程よいトマトの酸味が野菜とお肉の出汁と相まってミネストローネのような深みのある味わいになっている。ウズベグ料理は油が多く、ラグマンも例外ではありませんが、野菜がたっぷりはいっていて、ハーブにより油の割には全体的にさっぱりとした味わいで、私はスープまできれいに飲み干してしまいました!!
一緒にノンも勧められたので、迷わず注文!浸して食べれば、優勝です。もともとノン自体弾力のある味わいなので、ひたすとちょうどよい柔らかさになり、スープの旨味をまとったノンは、噛むとじわっとノンの小麦の香りとともにスープの風味が広がって、絶品でした!

焼きラグマンのほうは、うどんの焼きトマトパスタが一番近い言語化かもしれません。その名の通り、トマトパスタと焼きうどんが合わさったような味わいで、コシの強いもちもちの麺が、肉肉しいトマトソースとよく絡みます!フレッシュサラダとの相性もよく、あっという間に完食してしまいました!!

なお、スープの方は「Chuzma Lag‘mon(チューズマ・ラグマン)」、焼きラグマンの方は、「Qovurma Lag’mon(コヴルマ・ラグマン)」と呼ばれているようです。

ラグマンを食べたレストランの情報

1.Istiqlol Restaurant
スープのほうのラグマンを食べた場所で、サマルカンド滞在中にリピートしたお店です!シャーヒ・ズィンダ廟群など有名観光地にかなり近い立地にもかかわらず、値段が良心的で、味も絶品で、一通りウズベキスタン料理を取り揃えているレストランです!

メニュー。ノンもおいてます!スープ料理を頼む時は一緒にノンも頼んでみましょう!
メニュー、ラグマンは25000sum!(約300円)
プロフも食べれます!

都市:Samarkand(サマルカンド)

営業時間:googleにのっていなかった、、、
私が行ったのは、日曜日の昼と月曜日の昼で、夜も開いていました。
おそらく毎日昼から夜にかけて開いていると思います!

参考価格帯:ひとり~50000sum(約600円)

クレジットカード対応
※クレカ決済用の機械はおいてありましたが、私は現金を使っていたので、確実に使える保証はないです、、すみません!

2.Samsushka
焼きラグマンを食べたほうです!
Bukhara(ブハラ)という街に行った際に、現地で仲良くなった日本人とエジプト人とふらっと入ったローカルなお店です!店主のおじいさんとおばあさんがとっても愛嬌があってかわいい人たちでした。ウズベキスタン料理を扱っていて、安くてとっても美味しいです!席数が少ないので、大人数には不向きかと思います。

都市:Bukhara(ブハラ)

営業時間:毎日6:00~21:00(google mapの時間帯)
※ウズベキスタンではGoogle Mapにお店がのってないことも多く、Google Mapの情報の信憑性があまり高くない印象を受けました。Googleの情報では開いてるけど、実際閉まってたということも起こりかねますのでご容赦ください。

参考価格帯:ひとり~50000sum(約600円)

現金のみ対応


Somsa(サムサ)

出店で購入したサムサ
お肉とたまねぎがぎっしり

サクサクのパイ生地に中身は羊肉や牛肉、じゃがいも、たまねぎなどが入ったミートパイのような料理である。中身のバリエーションが豊富で、鶏肉やチーズのものもあり、基本的には惣菜パンのようであり、おやつというよりは主食である。

写真にあるサムサはサマルカンドに行ったときに出店で購入したもので、生地はサクサクであるが、中の具に近づくたびに、肉汁やたまねぎが詰まっている層になるためだんだんしっとりしていくグラデーションが面白いです!玉ねぎも粗みじん切りであり、食感をほんのり感じるけど、甘さもでている絶妙な切り具合でした!じゅわっとひろがる肉汁がたまらない絶品サモサでした!!

基本的に、マーケットや街にある出店等で手に入りますし、レストランで提供しているところもあり、どこでも食べることができます。

おすすめのサムサ専門店「Tilla tandir」
タシュケントにあるローカルの友人が絶賛していたサモサ専門店です!私もドハマリしたので、紹介します!
オープンしたばかりなのか、Google Mapでは名前を入れないと表示されないお店でした。

こちらがも見せの外観です。
店内で手作りしているそう。

何種類かバリエーションがあり、私は「鶏肉とチーズ」のものと、「羊肉とじゃがいも」の2種類を注文しました!!

焼き立てだったため、生地がサクサクで、中身はホクホクジューシーで、超おいしかったです!!!付属のトマトソースをかけると、トマトの酸味がアクセントになり、あっという間に完食してしまいました。

値段はあまり覚えていないのですが、1つ10000sum(約120円)程度だったような気がします!

都市:Tashkent(タシュケント)

参考価格帯:ひとり~30000sum(約360円)

営業時間:8:00~20:00、日曜日定休

クレジットカード対応


Shurva(シュルヴァ)

お店のライトがオレンジで色がわかりずらいですね、、笑
画像引用:https://uzbekcooking.blogspot.com/2009/11/qaynatma-shorva-soup-with-meat-and.html

簡単にいえば、麺がないスープラグマンで、じゃがいも、羊肉、もしくは牛肉、にんじん、玉ねぎ、スパイス、ハーブといった材料でできているスープ料理です。煮込んでいる時間が長いからか、野菜と肉の出汁をしっかりと感じるスープで、ノンと相性バツグンです!!

スープの中の野菜はにんじん、一個一個がざく切りされているため、大きく食べごたえがあります!そして、しっかり煮込まれているので、野菜も肉も、口の中でほろっと崩れます。野菜と肉のうまみ感じる絶品料理なのでぜひ試してみてください!

シュルヴァは上でも紹介した、サマルカンドにある「Istiqlol Restaurant」で食べましたが、めっちゃ美味かったです!


Manti(マンティ)

写真中央上部の小籠包のようなものがマンティ

広く中央アジアの国々で食べられている名物料理です。牛肉もしくは羊肉の入った蒸し餃子で、クミンや塩コショウなどでお肉の下味をつけ、玉ねぎといっしょに小麦粉に卵を加えてこねた生地で包んで蒸し上げてつくるそうです。写真のようにスメタナ(サワークリーム)と呼ばれるヨーグルト風味のソースがついてくることが多いので、ディップして食べてみてください!

もちもちの皮にたっぷり牛肉とたまねぎが詰められていて、サイズも普通の小籠包より一回り大きいので食べごたえも抜群。今回食べたウズベク料理の中でもトップレベルで美味しい料理でした!!

マンティを食べたお店

Tarnov / Тарнов
タシュケントを観光していたときにローカルの友人とふらっと立ち寄ったお店です。店内の雰囲気がよく、メニューが豊富で今回紹介したほとんどのウズベキスタン料理がここでも提供されていました!

都市:Tashkent(タシュケント)

参考価格帯:ひとり~60000sum(約720円)

営業時間:毎日9:00(10:00)~23:00
※Googleによれば、日によって開き始める時間が違うようです。

クレジットカード対応


Chuchvara(チュチュバラ)

マンティに似た小さな茹で餃子で、薄い生地にジューシーな肉汁がたっぷり入っています。

皮はもっちもちで、中はしっかり肉肉しくて、牛さんの旨味をダイレクトに感じることができる絶品料理です!


Shashlik(シャシリク)

羊もしくは牛のごろっとした塊を串にさして焼いた食べごたえ最強の串焼きです!ロシアや中央アジアなどの旧ソ連地域諸国で親しまれている料理です。味付けは塩コショウやクミンなどのスパイスであり、観光局の公式サイトでは、肉を焼く前にマリネしているそうです!

写真にあるように、一緒に玉ねぎの漬物(Shashlik Piyoz:シャシリック・ピヨズ)が出されることが一般的ですが、これも超美味しいです!!玉ねぎには消化を助ける働きがあり、油が多い肉でも胃が持たれずさっぱり食べる工夫が施されています!

シャシリクを食べたお店

Old Bukhara
広く中央アジアの料理を扱うお店で、立地が良く、観光客に人気のお店です。特段シャシリクで有名なわけではないですが、ここで食べたシャシリクはお店で直火焼きをしていて、おいしかったです!
ただし、ちょっとだけ価格帯が高めのお店です!!

都市:Bukhara(ブハラ)

参考価格帯:ひとり50000~100000sum(約600~1200円)
※牛のシャシリクは一本25000sum(約300円)でした。肉によりますがシャシリクの一般的な参考価格は15000~30000sum(約180~360円)です!

営業時間:10:00~23:00、日曜定休日

クレジットカード対応

Manti(マンティ)を食べた「Tarnov / Тарнов」でも、シャシリクを食べました!


Besh barmoq(ベシバルマック)

直訳すると「5本の指」という意味の料理。遊牧民が両手を使ってそのままもぐもぐ食べていたことが由来しています!

カザフスタン発祥の料理のようで、中身は牛肉と馬の肉のソーセージ、玉ねぎ等の野菜と、おそらくハーブ、そして湯葉のように平たくて大きな小麦から出来た麺が入った料理です!こしょうとレモンがアクセントになっており、食材の旨味が溶け込んだスープはうますぎて最後まで飲み干してしまいました!ノンといっしょに食べるのもありです!!麺はももちもちで食感がたのしいのも魅力です!

ウズベキスタンのグルメ情報で見かけなかった料理なので、メジャーな料理ではないかと思いますが、個人的にはかなり好きな料理なので紹介しました!

上でも紹介したマンティやシャシリクを食べたタシュケントにある「Tarnov / Тарнов」というレストランで食べました!


飲んでほしい飲み物

7SABER(セーブル)の炭酸缶ジュースシリーズ

レモネード味!缶のデザインがかわいすぎる。
ザクロ(Pomegranate)味。ウズベキスタンで飲んだ飲料の中でダントツ好き。

缶の中央から少し下の部分の、赤色の帯状のところの上に金色の字でひらがなの「て」と書かれていますが、ウズベキスタンに来ると、この「て」を街中のいたるところで見ることになります笑。中には、でかでかと「て」が印字された帽子や、Tシャツを着て歩いている人もいて、思わず二度見してしまいますが、こちらは、7SABER(セーブル)という国民的なスポーツブランドで「て」は縁起のいい数字の7をデザインしたものだそうです、、、

日本語を勉強している現地の友人はひらがなを習った後に、このデザインに強烈な違和感を抱いたそうです笑

ショッピングモールの広告。どこを見てもて、て、て、、、

話がそれましたが、とにかく、この「て」のブランドが出している、缶ジュースがめちゃめちゃ美味かったです。特に、ザクロ味の方は、一本15000sum(約180円)という決して安い価格ではないものの、うますぎて滞在中2回飲んでしまいました笑(なお、ザクロはウズベキスタンを代表する果物のひとつです!!)

意外とレアなようで、首都のタシュケントでは5件コンビニを回って、見つけれるかどうかぐらいの確率だったので、見つけたらぜひ飲んでみてください!(他の都市では見つけることすらできなかった、、、)

Asu Vo! (アスボ)

画像引用(asu vo公式インスタ):https://www.instagram.com/asu_water/

日本で言う「いろはす」のような味付き水です!驚くべきは種類の多さで、まず炭酸バージョンとそうでない普通のバージョンの二種類があり、それぞれで様々なフルーツの味があります!

レモン、いちご、オレンジ、アプリコット、ミント、マンゴー、洋梨などなど、日本のいろはすでは楽しめない味もたくさんあります!
いろはすよりフルーツの味の主張が強いですが、これはこれですごく美味しいです!

「Asu Vo!」もわりとレアなので、見つけたら手にとってみてください!!

おまけ:マーケットのおやつ

ウズベキスタンにはバザールと呼ばれる大きな市場があり、そこではたくさんのおやつやフルーツが売っています!!以降は、そこで見つけた日本ではなかなか食べることができないおやつなどを紹介します!

タシュケント最大のバザール「Chorsu Bazaar(チョルスバザール)」
チョルスーバザール内部
フルーツの山!アプリコットやりんご、さくらんぼ、オレンジがズラッと並ぶ。

Qurt(クート) 

牛乳からで出来た小さなお団子サイズのお菓子。見た目からして甘いんじゃないかと思ってたけど、実はその逆でかなりしょっぱい。でも風味は見た目通り完全にミルクであり、不思議な感覚がした。食感はやわらかくチーズのようでした!

その昔、中央アジアの遊牧民にとって、貴重な常温で長持ちするタンパク質やカルシウム源であり、持ち運びも楽なことからかなり重宝されたそうです。食べたことない衝撃的な味だったのでびっくりしましたがとてもよい経験でした!

マーケットでは量り売りが基本で、写真のようにずらっとそのまま商品が並んでいます。
だいたいどのお店もひとつぐらいであれば、ただで味見をさせてくれます!一緒についてきたローカルの友人が同じ店で2個も3個も味見するもんだから、さすがにびっくりしましたが、基本的には許可をとって、味見をすることができるのは嬉しいですね!

Semechka (スメチュカ)

割って食べるひまわりのタネ。ウズベクでは定番のお菓子で、塩気のあるピーナッツのような味わいだった。

ウズベキスタンのマーケットにはとにかくナッツ類が多いです!くるみやピーナッツなどの定番ナッツもありますが、なんだかよくわからないようなナッツもたくさんあります笑

Mulberry(マルベリー(桑の実))

バザールではフルーツも豊富に取り揃えており、色々試しましたが私はマルベリーが特に好きでした!!人生で初めて食べたので、最初は酸っぱいのかなとかなり警戒していたのですが、ほんのり酸味とほんのり甘みで、種もなく食べやすかったです。

イランが原産国のフルーツだそうで、栄養価が豊富なことからスーパーフードとしても注目を浴びています。カルシウムや鉄分、ビタミンを多く含み、貧血予防やアンチエイジングも期待できるとか。

Ayran(アイラン)

中東や中央アジアで幅広く飲まれているヨーグルト飲料であるアイラン。味わいとしては、塩気の強いさらさらなヨーグルトで、作り方もヨーグルトに水と塩を混ぜて作られるシンプルな工程です。ヨーグルトに塩を加えて長期保存しようとしたことが起源と考えられているそうです。

見た目からして、牛乳だと思って飲むとギャップにやられると思います笑。思ったよりしょっぱいですが、暑い夏のウズベキスタンの塩分補給にはちょうどいい飲み物でした!!

バザールで必ずみかける飲み物で、国民に愛されている飲み物でもあるので、みなさんもぜひ飲んでみてはいいかがでしょうか??


さて、長くなってしまいましたが、以上が私が愛するウズベキスタン料理たちです!!魅力伝わりましたでしょうか??

繰り返しになりますが、今回私が足を運んだレストランは、事前によく調べず、流れでたまたまはいったところばかりで、それでもとてもおいしかったので、まだまだ美味しいレストランは発見されてないだけでごろごろ転がっていると思います!ぜひみなさんも自分自身で開拓してもらって、自分のお気に入りを発掘してみてください!!

今回伝えきれなかった&今回自分が試してないウズベキスタン料理については、ウズベキスタン文化観光局が出しているウズベキスタン料理に関するサイトが参考になります↓


以上(最終編集日:2024年7月19日)
文と写真:Koichi


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