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シンパパ達の力になりたい!(もちろん、ママさんも!)

ども、イシちゃんです。

 今朝のニュースに衝撃を受けて、衝動的に勢いだけで書いてます。なので、今回の文面はいつにも増してとっ散らかって、感情的で、非常に読みにくい文章になっているかもしれませんがご了承ください。

 可能な限り、冷静に書き進めていこうと意識しておりますが、届けたい人に一刻も早く届けたいという想いが強いのです。

 さて、僕は何を見て心を痛めたかというのは奈良県のシンパパさんが、父娘で無理心中したというニュースです。報道元のリンクは本記事最下部に添付しましたので、記事を確認したい方はそちらも併せて後程ご確認ください。

 僕の知り合いではありませんし、何の接点もありませんが、「シンパパ家庭」という点で非常に共感できる……

 【共感】と言ってしまうのもこの場合問題があるかもしれませんが、その選択をしてしまうほど追い詰められた心境は、少なくとも家事育児を「片手間に【手伝う】モノ」なんて誤認している一般家庭の父親よりは理解できます。

 この部分を読んで気分を害した【父親】よ!そのイライラ、怒りは最後まで読んでから、くだらねぇ言い訳ばかりしてねぇで、よくよく考え直してみやがれ!

 という想いもこの記事には含まれています。といったところで、本題に入っていきますが、

シンパパは孤独になりやすいは本当なのか?

 僕は、今から12年前に離婚しシンパパになりました。現在は再婚して新たに子供も生まれましたが、僕の実体験に基づく主観ですので、正確なデータやエビデンスに基づいた話は今回ありません。

 あるにはありますが、先ほどお伝えしたように一刻も早く全国のシンパパさんたちに届けることを最優先に書いていますので、それについては機会があればお伝えしたいと思います。

シンパパ、シンママの共通点

 まずはシンママ、シンパパの共通点から考えてみたいと思います。

 幸い当時は、それまで「母子手当」と呼ばれていたものが、「児童扶養手当」として父子家庭にも認められたばかりという時代です。

 その恩恵に預かることができたこともあり、金銭的な面においてはシンママさんと同様です。養育費が支払われる関係性でもありませんでしたので、この点においても多くのシンママさんと同じです。

 養育費がキチンと支払われる家庭もあれば、養育費が支払われない家庭もある、養育費をキチンと申告した上で正当に児童扶養手当を受ける家庭もあれば、養育費の申告をしないで不正に児童扶養手当を受ける家庭もある。

 養育費が入らない(受け取らない)背景には、離婚の要因も関係しますよね。不倫、DV、モラハラ、虐待等々…
 ですが、これらも「男性が加害者」というのは偏見で、「女性が加害者」の場合だって確実にあるわけです。

 つまりシンパパ、シンママに関係なく「ひとり親家庭」ならどこにでもある話です。

 シンパパになったばかりの頃はまだ独立する前でしたので雇われていましたが、ローカルなお店の美容師であることには違いないので収入的には恐らく正社員として働くシンママさん達とたいして変わりません。

 実家も近くにあったので、実家の母や妹の助けも借りましたが、実際に助けてもらえるかそうでないかという点においても、シンママさん達と同じです。僕の場合は幸いなことに助けてもらえた側というわけです。

 とはいえ、実家で同居していたわけではなかったので、自宅の家事は自分でしていましたから、この点においても、実家の助けを得られるシンママさんたちと同じだと思います。

シンパパ、シンママの相違点

 共通点もあれば、相違点もあります。女性目線の「ワーママ」「シンママ」の気苦労や悩みに対する情報は数多くありますし、制度的にも整ってきていますが、男性目線の「シンパパ」の情報は圧倒的に少なく、制度的にも制度に対する社会の理解度もまだまだ低いとというのが主たるものですが、僕の実体験から細かく3つほど紹介したいと思います。

1.子どもの為に動ける柔軟な環境

が、仕事面においてシンママさんと違うということを真っ先に僕は体感しました。

 偶然にも独立前に勤めていたお店には、シンママスタイリストさんがいたんですけど、彼女は遅めの出勤、早めの退勤を正社員として認められていた一方で、僕はそれを認めてもらえませんでした。同じ正社員で、子供の年齢も長男と同じで、彼女は子供1人、僕は子供2人だったんですけどね。

 一度社長にも本人にも意見をしたことがありましたが、12、3年前ですので、「女性の育児を優遇する」という理由で受け入れられなかったんですね。

 今は、男性の育児休暇等も言われるようになりましたが、それでも恐らく「女性と同じ待遇」をする企業はまだまだ少ないと思います。

 どちらかというと、個人でされている会社さんとか、中小企業の方がこうしたことへの理解は進んでいるように思えます。人情経営するような会社です。

 僕の場合は、幸運なことに社長からの理解は得られなくても、現場の店長(女性)はその不平等さに共感してくれました。

 待遇は変わらなくても、訴えが通らなくても、共感してくれる、一緒に理解しようと耳を傾けてくれる、そういう人が1人でも、そして、それが立場が上の人であったことは、当時の僕にとってはとてつもなく大きな支えでした。

 僕はその後独立したので、今となってはニュース等から現状を読み取り推測することしかできませんが、当時の僕が実際に経験したこととして、「子どもの為に柔軟に働ける環境」はシンママの方がマシということです。

 ですが、「マシ」というだけで、男女に関係なく全体で見たら「働く親」の生きづらさはまだまだ大きいと思います。

2.【ママ友】のハードルが高い

 育児をする上で親同士のネットワークがあることは非常に大きな支えになります。いわゆる【ママ友】と呼ばれるコミュニティがあるのはそういう側面もあるからだと思いますが、男性であるが故にそのコミュニティに入るハードルは非常に高いです。

 男性であるが故に、あらぬ噂や憶測を招くリスクはありますし、そもそも【男性】というだけで女性側から壁を作られ、弾かれることも少なくありませんし、【ママ友】さんの旦那さんから難色を示されることもあります。

 事実、長男の保育園時代から知ってるママさんの一部からは離婚後身勝手で一方的な憶測からキツイ言葉を受けたこともありました。

 PTAの役員をした時もありましたが、この時にただただ純粋に提案したことが、「売名行為だ!」ってメッタクソに批判を浴びたこともあります。

 その1件がきっかけで、PTAのことをちゃんと知って、学んで、俗に言う「強制(自動)加入」状態ができないように動きましたが、それはそれで「強制(自動)加入」存続派から大きな反感をかいました。

 それでも、僕の場合は職業柄、多くの女性と接する機会が多いので、理解し支えてくれる人も決して少なくありませんでしたし、存続派しかいなかったわけではなかったので、味方も同じくらい多くいたことは支えでした。

3.家事育児は【手伝う】モノという男性の誤認

 僕の場合は仕事上、多くの女性と接するという特性から【ママ友】でなくても、育児に励む女性の視点から多くのアドバイスを受けることができたのでそれが大きな支えになりましたし、時にはお客さんが子ども達をどこかに連れて行ってくださることもあったので、割とたくさんの人に助けられた方だと思います。

 しかし、こうしたことは【稀】なんだと思います。というのも、ママ友のハードルが高い男性が、次に頼りたくなるのは同じ男性だからです。

 その男性側の意識がまだまだ低いことはシンパパを経験した事がある人なら1度は実感した事があると思います。

 シンパパになった人の多くはその意味するところを200%理解していると思いますが、例えば、離婚していない夫婦で、男性の口から

・家事を【手伝う】
・育児を【手伝う】
・家庭【サービス】をする

 そういう言葉が出てくることありますよね?僕はそういう男性に対して常々思うのですが、

【手伝う】って言葉の本質的な意味が分かりますか?
【サービス】ってどういうことが意味分かって言ってますか?

ってことです。【手伝う】って

人の仕事を助けて、うまくいくように力を添えること

なわけです。【主体となる誰か】がいて、その誰かの【仕事を助ける】ことなわけです。

 家事って【誰か特定の個人の仕事】ですか?違うでしょ?家庭ってコミュニティ全員の役割であって、【誰か特定の個人の仕事】ではないはずです。
 子育て家庭の場合、大人がいて、子供がいるからできることの違いはあるし、その精度も異なります。子供が片付けや掃除をする時には、その違いを埋めたり、もっと上手になるように【手伝う】ことはありますけど、夫婦って大人として対等な立場の場合、【手伝う】はおかしいと思うんですね。

 この意味が分からないって言う女性は恐らくほぼゼロですが、これが男性だと【意味が分からない】って思考停止する人が圧倒的に多いわけです。

 そういう男性に限って、家のゴミ箱の数すらろくに憶えていなかったり、洗濯は洗濯機に入れて洗剤いれてボタン押すだけで良いとか思ってたりするんです。

 で、挙句の果てには「休みの日は家族サービス」なんてとんでもない放言をかましたりするんですね。

 僕も、倉田さんのこのポストには共感します。何気なく「家族サービス」という言葉を使っている人はピンと来ないかもしれないですし、「奉仕」の意味合いで使っているかもしれませんけど、家族との時間って

「献身的に働く」ような時間なんですか?
「自己犠牲の上に成り立っている」ようなものなんですか?

 と問いたいです。繰り返しになりますが、これはあくまでも僕の実体験に基づく主観で書いていることですが、「家族サービス」って言葉を使うのは女性よりも男性の方が多いというのが肌感覚で感じるものです。

 女性も「家族サービス」という言葉を使うことはありますが、どちらかというと、自分がするという意味合いよりは、「夫が家族サービスしてくれた」といったようなニュアンスで使われることの方が多いと思います。
 しかし、男性側が妻に対して「妻が家族サービスしてくれた」と聞く事はほとんどありません。

 つまり、育児にしても家事にしても多くの男性には根本的に【お手伝いマインド】があるからシンパパとそうでないパパとの間には同性であってもそこには異次元ホールレベルの溝が存在しているということです。

 だから、理解されにくく、孤独になりやすい…僕は自分の仕事上でも実家にも恵まれた環境だったから孤独になることもなくやってこれましたけど、奈良のこの悲しい結末を迎えた父娘はそうじゃなかったと考えると、同じように孤独を抱えているシンパパさんもいるんじゃないかと思い、いてもたってもいられなくなり、この記事に至ったというわけです。

とにかく行動あるのみ

 僕の場合は様々な運に恵まれたから、こうして今があるわけですが、今回取り上げた相違点は現実として考えられるモノの、だからといって、シンパパだけが特段孤独になりやすいわけではないと思います。
 細かい状況は違うだけで、シンママさんも、一般的なママさんも同じように悩み孤独を抱えている人もいるからです。

 じゃあ、どうすれば良いかとなるわけですが、これは至ってシンプル…というか、根性論のようなことで申し訳ないんですが、

立ち止まるな!動き続けろ!

 この一言に尽きます。みっともなくても良いし、カッコ悪くても良いし、体裁なんて気にしなくて良いから、とにかくもがいてもがいてもがき続けるしかありません。悲しいことに、誰もが楽になる攻略法なんてないんです。

 シンパパとシンママの違いはあるけれど、だからといって、シンママの方が楽ってことは決してないし、両親がそろっている家庭が楽ってことも決してありません。

 僕は、先ほどPTAの役員をしたことがあり、任意制にしたと述べましたが、この時に北海道で当時注目を集めていた任意制に改革した小学校のPTA会長に電話し、LINEで語らう仲になりました。

 長男の年齢が同じで、シンパパであるという点も同じです。起業して自分のお店で仕事をしているなど、お互いの共通点も多く、夜通しいろんな話をしては夜ふかしをしていた時もありました。PTAの任意制についての話よりも、シンパパの【パパ友】としての話の方が多かったのは今でも忘れないし、それが支えにもなっていました。

 北海道と福岡では距離が離れすぎていましたし、お互いにシンパパであり、起業した人間同士、直接会うことは最期まで叶いませんでしたが、それでも、お互いに支えあっていた1人だったであろうと思います。数年前にお亡くなりになったと聞いた時はショックのあまり寝れなかったです。

 情報をとにかく集める、集めた情報から気になる人を見つけたらダメ元でも直接連絡をしてみる、行ける距離なら直接会いに行く、行くのが難しい距離でも電話で繋がることもある…

 どんなにインターネットが便利になっても、生成AIの性能がどんなに良くなっても、孤独から逃れるにはアナログな方法しかないんです。

 人に出逢う、コミュニティを広げる、これ以外に精神的に救われる善い方法は今のところまだないんです。

 出逢いたい人とスムーズに出逢えるなんてことはそんな簡単じゃないです。むしろ、出逢えるまでが大変であることの方が多いくらいです。

 「理解してもらえない」んじゃなくて、「理解してくれる人に出逢っていない」だけなんです。
 理解してくれる人は必ずいます。【必ず】です。その人に出逢うまでの行動が足りないか、その知識が足りないか、ただそれだけの話なんです。

 何度も何度も挫けそうにだってなります。僕もそうです。未だに挫けそうになることもあります。だけど、そこで挫けてしまったら終わりなんです。

 障害があるなら、障害となる何かしらの問題があるんです。その多くは厳しいことを言えば、自分自身の中にあるんですね。
 努力が足りない自分、知識が足りない自分、理解してもらうための人間性に欠ける自分、そんないろんな【足りない自分】と否が応でも向き合わないといけないんです。

 それを乗り越えるにはやっぱり、学び続けていくしかないんですね。知識が足りないなら知識を学ぶ、努力が足りないなら、そもそも努力の方向性が間違っていないかを確認する、多くの場合、努力が足りないんじゃなくて、努力の方向性が間違っているだけです。
 理解してもらえないと嘆く暇があったら、相手を理解し、自分勝手に陥っていないか省みる、そういう行動を続けるしかないんですね。

 そりゃ、嘆きたくなることもたくさんありましたよ。不倫してる女性が素知らぬ顔で家族騙し続けて、お気楽に生活続けておきながら、そんなことは棚に上げて他人のことでは正論かざして平気で他人を攻撃する人にも出会いました。そんな人に出逢った時には、「罰が当たりやがれ!」と心の中で密かに叫んでいたし、「大変だなぁ」と言うわりに自分は家事も育児もろくにしない男性に出逢えば「いやいや、お前の奥さんの方がよっぽど大変だろうよ!お前みたいなんが夫なんだから不満しかないと思うけどね!」と思ったこともありました。

 でも、そんなことを想っていたって自分の生活や生き方が変わるわけじゃないんです。結局のところ、自分の人生自分で変えるしかないんですね。厳しいけれども…

だったら、動け!と
行動しろ!と
他人を見てあぁだこぅだ言ってる暇なんてないだろ!と

 これはあくまでも、僕がシンパパを実体験した立場から勝手に言ってることですが、個人的には真理であると思っています。

 だから、今現在、シンパパとして必死に頑張っている人がいれば、僕は力になりたいと思うし、話を聞くだけでも良いならいつでも歓迎します。もちろん、シンママさんも歓迎です。
 そうじゃなくて、今夫婦そろって、子供もいる家庭のパパさんでもこうした実情から目を背けないで、家庭に対する見方を見直し、最も身近にいる奥様にもっと寄り添って頂きたいし、知らなかっただけで実は身近にいるかもしれないシンパパさんに気づいたら声をかけて欲しいです。

 そんなパパさん達に一人でも多く届けたいと思っていますので、共感していただいた方は是非、この記事を拡散してください。

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※以下は今回の元ネタとなった報道記事です。

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