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タイの県名、その由来(1)

เพชรบุรี (ペッチャブリー又はペットブリー) 
ダイヤの街


ペッチャブリーは古の時代から栄えてきた街だ。その歴史は、8世紀のモン族の統治時代にまで遡る。その後クメール人が住みついた。ワット・カンペーン・レーンのプラーン(仏塔)には、彼ら独特の建築様式がの残っている。

街の名産は、砂糖椰子から生産される砂糖だ。砂糖椰子は、県章にも描かれている。古くから外国との交易も盛んで、多くの外国の古文書に、街の名前が登場している。オランダ人はこの街をピプレイと呼び、フランス人はピッピレ又はフィフリと呼んでいたようだ。

ペッチャブリーは「ムアン・プリプリ」と呼ばれていた時代もあったようである。街にある最古の寺院の1つであるワット・ プリプ プリーの名に由来しているのだろう。

ダイヤモンドが輝く街の名の由来は、この地に伝わる伝説からのようだ。カオ・デン、この街のシンボルである山は、その昔、夜になると、頂上付近から色鮮やかな閃光を放っていたようだ。それはダイヤ/宝石のお湯に美しく、その名がついたらしい。

県章
丘の頂上から街を見下ろすプラ・ナコーン・キリが描かれています。ラーマ4世モンクット王のために建てられた夏宮殿です。現在は、当時の栄華を再現するように、完全修復されています。

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