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タイの県名、その由来(11)

สระบุรี (サラブリー)
仏足石が祀られる寺院 วัดพระพุทธบาท (ワット・プラプッタバート)が有名である。
 
 
「サラブリ」という名の由来だが、当初、街は、"บึงหนองโง้ง"(ブンノンゴン)という沼の畔に建設されたが、 "สระ" (サッ)という、池を表す語をあて、「サラブリ」池の街 とした説が有力らしい。
 
因みに、タイには、池や沼、沢を表す言葉がいくつかある。
 
"สระ" (サッ) 池やプール、髪を洗うという意味もこの単語。
"บึง" (ブン) 水をたたえている広い場所で水が年中ある所の意。
    "หนอง" (ノーン)よりも広くて深く、沼、沢を表す。
"หนอง" (ノーン) "บึง" (ブン) よりも狭くて浅い。
 
また、一般のタイ人に聞いた話だが、"บึง" (ブン)や "หนอง" (ノーン) というと、"สระ" (サッ) と比べて、少し汚いイメージがあるらしい。こう聞くと、態々、"สระ" (サッ)を使ったというのも頷ける。
 
県章
県章はワット・プラプッタバートが描かれている。17世紀ごろある狩人が水場を見つけたが、その水場が仏足跡(ぶっそくせき、タイ語ではプッタバート)に見えたので、後にこの場所に寺が建設され、この名前が付けられた。現在では、サラブリ県の観光名所の一つになっている。

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