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迷惑でもないけど、いてもいなくても同じ存在

「君のこと、クラスのみんな好きでも嫌いでもないって」

課外学習の茶摘み体験の帰りのバス。誰も座ってない窓際の隣の席に、不自然に座ってきた学級委員の彼女は、私にそう言った。

窓からさす夕陽がやけに眩しかった。
「なんでそんなこと言うの?」心のなかで思っても、口に出せなくて涙をこらえた。無言のまま時間がすぎた。
「じゃあ、それだけ」学級委員は、別の席に移った。

転校を繰り返した小学生の頃。馴染めなかった、1年で変わった学校での記憶。

今日はふとこのことは頭をよぎった。
大人になった今でも、あのわずか1分ぐらいの出来事は思い出すとキュッと胸がしめつけられる。

誰かに必要とされていたら、自己肯定感もあがるんだろう。書きたいことがあってnoteにきたのに、もうこれ以上かけないぐらいに、心が疲れた。

そんな状況でもひとつ自分自身を褒めてあげられることは、現実と向き合っていること、相手ありきのこの問題。どうしようもならないけど、この課題を咀嚼し受け入れてる私。

まだ時間はかかりそう。


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