マンガからヒント!リエゾンに学ぶ子育て
リエゾン〜こどものこころ診療所〜のすすめ
リエゾンという漫画をご存知でしょうか?
現在ドラマでも放送されていますのでご存知の方も多いかもしれません。
日頃からあんまり漫画を読む時間がない私ですが、子育て中だからこそどうにか時間を作って読んでもらいたい漫画の一つです。私がこの漫画と出会ったきっかけは、現在勤めている病院の小児科医の先生からの勧めでした。漫画はすべて先生からお借りしたもので
読めるか心配だったのですが読み始めると子育てでも大事な考え方がたくさん詰まっていました。
リエゾンとは「つながり」
児童精神科に通う子どもや家族のお話です。
主人公は自分自身も発達障害を抱える小児科医。自分の障がいと子供達の障がいを照らし合わせながら診療に取り組む姿が描かれています。またその主人公が研修医として勤めるようになる診療所の院長も、同じく発達障がいを抱えています。
簡単に発達障害というだけその子のみに焦点をあてるだけでなく、その周りにいる家族やそれを支える児童相談所や支援に関わる人たも描かれています。
つまり周囲とのつながりなくして考えることはできないです。
*でこぼこ→得意な部分と得意の部分の差が大きい特徴を凸凹(でこぼこ)と言います。
生きづらいと良く聞くようになった
日本は、生きやすい国ですか?と聞かれたら。私は自信を持って生きやすい国とは胸を張って言うことができません。子供達の中でも学校などのルールも多く個性がいかされてる教育になっているかと言うとそう感じにくいのが日本だと思います。
例えば小さなことかもしれないですが、
私の市では未満児のオムツの持ち帰りが未だに継続的に行われています。その理由として子供の健康状態を親に知ってもらう為という現実的ではない理由を提示していました。
保育園では、主食が出ず毎日家からご飯を炊いて持って行きます。ずっとこのルールでやってきたから見直されずにいること多くあります。そのようなことが積み重なることは、住みやすい街、子育てがしやすい地域と言えるでしょうか。
私は卒園までこれを続けました。世の中からはそんなちょっとしたこと思うかもしれません。ただ子育てをしていると、そんなちょっとした事の支援に大事にされていると感じることがあるのです。
子育てに関するルールは、優しさや温もりを届けるルールであってほしい。そう思うのは私だけでしょうか?
今の社会を描くリエゾン
リエゾンでは、シングルファザー、ヤングケアラーなども取り上げられています。彼らの事実である日常を受け入れながら、生きづらい社会との隣り合わせの生活が描かれています。
児童精神科という題材ではありますが、それは今の日本社会の現実を鏡のように映し出しています。今回このノートのタイトルを「リエゾンに学ぶ子育て」と書きましたが、障害を持っている人、持っていない人、子供がいる人もいない人も、是非読んでもらいたいです。
私がとても参考になったのは、リエゾンの11巻です。子供の習い事についても題材になっています。私の子供も通信教育2つ(子どもが続けたいものと親のやってもらいたいもので絞りきれず2つトライしています。)、英会話も習ってます。この巻では習い事をたくさんし過ぎてしまって疲れてしまったという女の子が登場します。
子供のやりたいという気持ちを大事にしながら、習い事の選択も慎重に考えていかなきゃなと思わせてくれました。
隙間時間に読んでもらいたい漫画の紹介でした。
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