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【米国への語学留学から5年で永住権を取得した私の人生】④チャンス到来

皆さん、こんにちは。大澄紅希です。第4回目を迎える『米国への語学留学から5年で永住権を取得した私の人生』。今回は、今の私を語るうえで欠かすことのできない”ニューヨークでの素晴らしい出会い”と、そこで得た”チャンス”についてお話したいと思います。

前回の第3回目でもお話した通り、最低限の語学力を習得した私は、同期の友人Aさんからの誘いを受け、ニューヨークの日系コミュニティに参加することに決めます。私はそこで、人生を大きく動かす素晴らしい出会いとチャンスに出くわします。

兵庫県人会の忘年会に参加

日系コミュニティへの参加を決めた私は、早速、Aさんと共にコミュニティのイベントに出席します。私にとって第一回目となった初回のイベントは、兵庫県人会の忘年会でした。忘年会が行われる会場はマンハッタンに位置しており、私はAさんと共に電車と徒歩で片道約1時間をかけて移動しました。久しぶりの日系コミュニティの場。どんな方がいらっしゃるのか。どんな話がされるのか。どんな自己紹介をしようか。どう自分を装おうか(笑)。まだ見ぬ世界に対して、緊張とともに心を躍らせながら会場に向かっていたのを覚えています。

グランドセントラル駅に到着した我々は、歩いて会場まで向かいました。会場となったのは、ニューヨークに拠点を置くNPO法人JaNet (American Dream Japanese Network, Inc. /d.b.a. JaNet) のオフィスでした。

JaNetとは・・・「アメリカで夢を叶えるあなたのネットワーク」をスローガンに、アメリカで活動する人々のネットワークを支援している団体。コアな活動として、Future Japan! MENTOR Network (FJMN) の活動名の元、「企業人エグゼクティブと共に、若手の未来活動を活発化させる」協力の輪を拡げている。(JaNetのホームページより)

時間に余裕を持って出発したこともあり、我々が会場に到着したときには、数名の若いスタッフの方々が未だ忘年会の準備をされているところでした。皆さん忙しくされていたため、一通り簡単に自己紹介を済ませたのち、我々も準備をお手伝いしました。受付けを任された私は、忘年会に来られた方々のお名前を伺い、名札をお渡しする作業に取り組みました。緊張を隠し切れない私に対して、どなたも愛想よく接して下さりました。一通り参加者が集まったのち、忘年会は開宴を迎えます。

いきなり得たチャンス

忘年会が開宴してからは、どなたもお食事やお酒を楽しみながら談話をするといった時間が続きました。私は居場所に困りながらも、先輩方から指示を受け、Aさんと共に雑用係に徹していました。皆さんお酒が入っており気分をよくされていたため、下っ端作業をしている我々に対して何かと話しかけて下さりました。

出席者1さん:大澄って、大澄賢也と同じ苗字?
私:あ、そうです!実は地元も同じです!
出席者1さん:えー、そうなの!?親戚?
私:いや、親戚ではないです(笑)
出席者1さん:そしたらこれから賢也君って呼ぶね~
私:はい、お願いします!
出席者2さん:大澄君は元気がいいからサーバーとかできそうだね。今後僕のイベントでドリンクサーバーしてよ。
私:はい、やらせていただきたいです!

といった感じで、気分をよくされた出席者の方々から絡んでいただいては、私も調子よく受け答えをしていました。そんなときでした。ドリンクサーバーの件でお話を頂いた出席者2さんより、思いもよらぬお言葉を頂きます。

出席者2さん:大澄君は将来の夢とかあるのかな?
私:えーっと、将来はー、、、。(完全にノープランだったため頭が真っ白になる)とりあえずこれまでずっとサッカーをしてきました!(全くもって見当違いな返答をしてしまう)
出席者2さん:そうなんだね。そしたら僕の友人にニューヨークでスポーツマネジメント事業を展開されている方がいるから紹介するよ。そこでインターンをさせてもらえたら大澄君の今後のためにもなるから。
私:・・・あっ、はい!ありがとうございます!

忘年会が開宴して30分も経たない頃でした。出席者2さんは、何の面識もないただ調子がいいだけの私に対して、スポーツマネジメント事業を展開されるご友人の方を紹介して下さったのです。あまりにも突然のお話に、私はこのとき、よく状況を理解できていませんでした。とにかく明るく元気に受け答えをしていた結果、気付いたら出席者2さんより”大変貴重なチャンス"を頂けたのです。実際私はこの日、出席者2さんに自身のメールアドレスをお伝えし、そのわずか数日後には、出席者2さんよりご友人の方の連絡先を受け取りました。(その際には既にご友人の方には全て話が通っていました)私は日系コミュニティに参加させていただいた初日に、それも忘年会が開宴してから僅か30分程度で、これまた私の人生を大きく動かすこととなる”チャンス”を得たのです。

初対面の私に何故?チャンスを頂けた真相

ではなぜ、出席者2さんは初対面の私にこんな貴重なチャンスを与えて下さったのでしょうか。この真相について、出席者2さんは以下のようにお答えになられていました。

彼は、何の面識もない私のお願いごと(ドリンクサーバーの依頼)に対して、二つ返事で引き受けてくれた。それに対して、私も何か彼のためになることをしてあげたかったのです。

この真相は、私が出席者2さんと何回かお会いさせていただいたあとに伺ったものです。それも私に直接ではなく、その場にいらっしゃった別のご友人の方からの質問に対する回答として、説明されていました。恐らく、それがなかったら私はこのチャンスを頂けた真相を知ることがなかったと思います。実際のところ、出席者2さんよりドリンクサーバーのお話を頂いたとき、私は何も考えずに調子よく答えただけでした。それがなんと、これほどまでのチャンスとなって私のもとに返ってきたのです。この出席者2さんには、この忘年会以降も何度もお世話になりました。出席者2さんにはとても感謝していますし、いつか直接御礼を伝えたいとも思っています。

こんな素晴らしい方から頂いた、またとないチャンス。前述の通り、このチャンスが私のその後の人生に大きな影響を与えることとなります。次回は、そんな私の人生に大きな影響を与えたチャンスの”その後”について、お話をしたいと思います。

本日もお読みいただきありがとうございました。では次回もお楽しみに!

Crimsope代表 大澄紅希


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