"旅"と"神社"の良い関係
明けましておめでとうございます。
気づけば1週間がすぎてしまいましたが、記念すべき2020年最初のnoteの投稿です。
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早速最初の一枚を。
鳥居とその向こうに見えるのは、初日の出に照らされた富士の山。壮観な眺め。これは河口浅間神社 遥拝所というところで撮った一枚です。
この遥拝所、「遥拝」という言葉、ご存知ですか?僕にとっては2020年初どころか、人生で初めて聞いた言葉でした。
「遠く離れた所から神仏などをはるかにおがむこと」という意味だそう。
神社をはじめ、人が手を合わせ拝む場所には特別な何かがあると感じてます。
初詣のあと、まだ背筋が伸びてる今のうちに、今回はこれらのことを書いてみようと思います。
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今年は新年に富士山を拝みたくこの場所へ、そして初詣は近くの北口本宮冨士浅間神社というところで参拝しました。
初めて訪れたのですが、静謐な空気、厳かな雰囲気がある神社で、とても澄んだ気持ちで2020年をスタートさせていただきました。
みなさんの中でも初詣にと神社やお寺に行かれた方多いと思いますが、神社とお寺の違いって意識されたことありますか?
ぼくは以前、初詣や法要、お墓まいりなどでしか行くことがほとんどなかったせいか、あれ、何だろうその答えに意外と悩んでしまって。
お寺と神社、そのわかりやすい違いは、仏像があるかどうか。お寺には仏像があって、神社にはない。他には、お寺には門があって、神社には鳥居がある。お寺は仏教、祀られているのは仏様、その仏像で、神社は神道、祀られているのは八百万の神、その御神体となるもの、、とか。
例えばぼくの住むエリアだと、神社などで大きいところは明治神宮、お寺で大きいところは川崎大師が、人気の初詣スポットですが、2つを比べてみていただくとわかりやすいかもです。
ぼくはこの2つの違いを意識するようになってから、改めて神社や八百万の神様の考え方がいいなと思うのようになりました。自然感とか、向き合い方とか。
今回は神社にフォーカスを当てたお話です。
神社と自然と人の想い
八百万の神、万物に神様が宿るという神道の考え方。
そして、その八百万の神を祀るのが神社。
大きくなってから、神社とお寺の違いだけじゃなくて、神道というものを学問として知ると、ぼくはこの神社というものに魅かれ始めました。この自然との関係性や考え方がしっくりきて、特別な意味を感じるようになって。
山や木々、海や岩、祀るものは様々でも、その地に住まう人々が神様を感じた地に神社がある。もしくはそれにまつわるものが祀られている場所。
神社を建立するって簡単なことではないはずなのに、ほんと立派な神社がたくさんあるし、こんなところに?と思うような山中にも建てられていたりする。
そうまでさせるなにかがあるわけだし、そうまでしたいと思う想いになんだか感化されてしまって。参拝をする場所としてだけでなく、神社がある場所自体に、なにか特別なものを感じるようになりました。
そしたらこの変化が、旅や自然の中歩くときに、思わぬ深みをだしくてくれるようになったんです。
ぼくにとっての神社、旅を深めてくれる場所
カメラ片手にいろんなところに出かけるのが好きなのですが、そのなかで、神社に興味を持ち始めてからは、なるべく旅先で神社に立ち寄るようになりました。山や島など自然の領域に踏み込む時は特に。
でもお願い事したいからとか、なにかあやかりたいからという訳ではなく、ご挨拶をするように訪れ、手を合わせます。この地に踏み入れさせていただきます、お邪魔しますとか。もしくはお礼。良い天気で迎え入れていただきありがとうございます、とか。
特にぼくは風景や自然の写真を撮りにいろいろ訪れていたので、その地に住まう人々が大切にされている場所に敬意もあったし、その自然やその時の環境に感謝もある。
なので、極力神社にご挨拶とお礼に行くようにしています。
そうすると、ちょっと違ってくるんです。
神社でお参りするという行為を経て、散策すると、不思議とその後の体験もクリアになるような気がして。体験に深みが増すような。きっとその儀式を経ることで、気持ちがクリアになるのかな、その地に立ちあう準備ができたよう。
そして、その神社がある場所というのが、やはり特別な場所のように思うのです。
その地に住まう人々が何かを感じて建立した場所と書きましたが、だからなのか、不思議とその場所には妙に感じるものがある。もちろん思い込は少なからずあると思うのですが、、神社自体もそうだし、そこへむかう途中、参道も。良いエネルギーをもらえます。
気持ちを整えるために参拝することと、神社がある場所への興味、その場所に身を置いてみたいという想いから、ぼくにとって、いつしか旅することと神社は密接な関係になりました。
写真を撮ることが好きな人や、自然散策が好きな人には特に試していただけたら嬉しいです。もし訪れた先に近くにあったら、ちょっと立ち寄るくらいでも。きっと感覚開くようないい機会になります。
最初のこちらの場所もそうでした。河口浅間神社の遥拝所。
山の中腹にぽつんと鳥居だけがあるんです。そこに立ってみると、ここで拝もうと鳥居まで建ててこの場所を特別なものとした気持ちがわかります。
ほんとに澄んだ気持ちで富士を見ることができ、エネルギーもらえる場所でした。
お正月、初詣と、一年でいちばん神社を身近に感じるとき。
ちょっと違った視点で神社を想うと、今年の旅にちょっと違った深みが出るかもしれません。きっと日本人にとってこの感覚はそれほど抵抗なく体験していただけるんじゃないかと思います。
旅と神社、意外と良い関係なんです。
とくに自然豊かな地ではおすすめなので、ぜひ試してみてくださいね。
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最後に余談
もしこの話に共感いただける人がいたら、ちょっとご紹介なのですが、、
インディアンの話も面白くて。
以前アリゾナに行った時に、ガイドしてくれた人がインディアンの居住地跡を巡る旅を個人的にされていましてた。
話を聞くとインディアンの居住地って、太陽、大地、自然のエネルギーをたくさん受け取れる場所とされるから、景色が圧倒的によかったり、パワー感じる場所が多いんですって。
日本の神道や神社とも近い感覚なのか、ぼくは妙にこのことに感化されてしまって。
今度その旅についていきたいと強く感じました。道無き道を進んで、テント張って、という感じになるようですが、どでかいスケールで自然のエネルギーを感じることができそう。
いつかやりたいことの一つです。