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【雲雨傘の論理】社会人が身に付けておきたい思考
みなさん、こんにちは!
あと1ヶ月ほどで社会人になるこーきです。
本日は、社会人が身に付けておきたい思考である、【雲雨傘の論理】について説明していこうと思います!
私は、「コンサル1年目が学ぶこと」という本を読んでいて知ることができました。
そして、「この思考法は大事だな!」と思ったのでnoteに書きます。
「雲雨傘」が指す意味
「ある日、黒っぽい雲が出てきたので、雨が降り出しそう。なので、傘を持って行ったほうが良さそうだ。」
このような状況は、「事実」「解釈」「アクション」に区別できます。
「雲」は実際に目で見て黒っぽいという「事実」を意味しています。
「雨」は、実際にはまだ降っていないが、今後降りそうだという「解釈」
「傘」は、雨が振りそうだ、という解釈から生まれた、「傘を持っていこう」という「アクション」を意味しています。
そして、ここで大事なのは「事実」「解釈」「アクション」の3つを
しっかりと区別すること。
これらが混ざったり、一部を省略して結論づけてしまうと、相手を混乱させてしまいます。
どのような例があるのか、3つ紹介していきます!
①「雲」だけで提出してしまう
上司に調べものを頼まれたとします。
そこで、グラフや数字、現状などのデータを一生懸命に調べて、
レポートにまとめて提出したとします。
これを「雲」だけで提出してしまう。と言っています。
つまり、そのデータ(事実)を述べたのみで、そこから考えられる
自分なりの解釈が無かったというポイントが失敗です。
欲しいのは、「だから何なのか?」という解釈であり、それがないと
問題解決には役に立たないということです。
身近な例で言うと、病院がありますね。
診察してもらって、
「あなたは〇〇の数値が高いです。」
とだけ伝えられるようなものです。
これでは患者さんも心配になりますよね。
なぜなら、そこから考えられる病気(解釈)や、その対処法(アクション)が無視されているからです。
よって、事実のみを述べるのではなく、そこから何が考えられるのか?
という解釈もセットで提示するべきなのです!
②「傘」だけで提出してしまう
次は、「傘」だけで提出してしまう、です。
これは何かというと根拠を述べずに、アクションだけを持っていくことですね。
何かを提案するときは、アクションだけでなく、その根拠になる事実と解釈もセットで伝えなければいけません。
先程の病院の例でいうと、
「血糖値の数値が高いから、糖尿病の危険がある。(事実・解釈)
だから、この薬を飲んで対処しましょう(アクション)」
が良い例となりますね。
③事実・意見・解釈の混同
最後は、いったい何が事実で、何が解釈で、何がアクションなのか、
ごちゃ混ぜになって報告してしまうケースです。
例えば以下のような意見で考えてみましょう。
「お客さんは低価格のものを求めていると思います」
これは、客観的なデータに基づくものなのか、自分の推測なのか、
それとも一般的な動向について言っているのか、など
全くわからないため、厳密な議論ができないことがわかります。
よって、事実と意見・解釈はしっかりと区別して報告すべきなのです!
意識するべきこと
以上、「事実」「解釈」「アクション」をしっかりと区別しないと
失敗してしまうケースを述べてきました。
では、それらを区別するスキルを身につけるために、何を意識すればいいのでしょうか?
それは、
「事実」「私の解釈」「推奨アクション」の3つの見出しをつける
ということです。
具体的には、なにか文章を書くときに、3つの見出しを書くのです。
そうすることで、頭の中で構造化されて、意見がまとまります。
また、3つ揃っていない場合は説得力がないということにも気づくことができます。
よって、以下のプロセスをなぞるような思考法が求められます!
その提案の
①事実(雲)
②解釈(雨)
③アクション(傘)
は明確であるのか?
日常にある些細なネタでも、このプロセスをなぞって、思考力を上げていきたいものですね。
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