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男はつらいよ

映画「男はつらいよ」が好き。

昔は、喜劇として楽しんでいたが、歳を重ねるにつれ見方は変わる。

チャップリンの名言に

「人生は近くで見ると悲劇だが、 遠くから見れば喜劇である。」

がある。

1969年「続・男はつらいよ」での寅さんは38歳ということになっている。

1年毎に歳を取る設定ならば、現在私は、42歳なので、

1973年「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」の時の寅さんの年齢。

年齢が近くなることにより、見方も近くなる。

一番好きな作品は、「寅次郎夕焼け小焼け」。

その中に、満男が小学校に入学するので、寅さんがご祝儀を用意しているところに、さくらと満男が帰ってくるシーンがある。

さくらは、泣いていて、「満男が寅さんの甥っ子というだけでみんなから笑われた。」という。

そこで喧嘩が始まり、寅さんが出て行くという定番の喜劇のシーンだが、

もうそれは、悲劇である。

本当に男はつらいよと思う。

男だけじゃなく、人生つらいよである。






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