貸し手の金融機関が当たり前だけどいちばん重視するであろうこと
4月を設立日として会社を興す。自分の法人を設立するのは初めての経験。個人として借り入れを行い、それから会社を作るつもりだったが、金融機関から法人として申請し直してほしいと言われてのことだ。
昨年末に挑戦したクラウドファンディングもあって、夏頃からずっと事業計画的なものを作成してはブラッシュアップを繰り返してきた。
しかしながら、ここに来てFacebookでお友達になっている元銀行員の方とのやり取りで、事業計画に自分の思いだけが前面に出過ぎていることに気付かされた。
クラウドファンディングなら、むしろそれがいちばん大事なことだが、金融機関からの借り入れとなると話が変わってくる。
もちろんこちらに、事業に対する熱意がなければ話しにならない。だが、金融機関にとっていちばんの関心事は「この人はちゃんと返済してくれる人か、できる人か」ということのはずだ。
つい実績や社会的信用に乏しい引け目から、「やる気だけは誰にも負けません!」とか「こんなに素晴らしい事業をやります!」ということを前面に出しがちだが。
極端なことを言えば、借り手がどうなったって金融機関は、蟹工船に乗ってでも稼いで返済してもらえればよいわけだ。
以前、社会問題にもなった「金返せんなら目玉売れや、臓器を売れや!」である(笑)。
本当に目玉が売れるかはともかく、万が一ヤバくなっても逃げない、飛ばない。そういう覚悟に基づくアピールと根拠を示すべきだったのだ。
自分の甘さに恥じ入りつつ、戦略の練り直しをしよう。
※画像提供:山口県在住の妹
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