1年前のぼくへの手紙。

こんにちは、みしぇる（@crsa_photo）です。
もしかして、あけましておめでとうございますのnoteになるんですかこれ。もう2月も半ばになってしまいましたね。ちょっと重めのnoteを3本ほど同時進行で執筆していたらこんなことになってしまいました……。
今年は自分の考えや思いをきちんと言葉にしてみなさまにお伝えしたいと思っているので、もう少し頻繁にnoteも更新できるように努力します。

さて、本日はタイトルの通り1年前のぼくに対してぼく自身が手紙を書くというスタイルのnoteをお送りします。というのも、きょうは、ちょうど1年前2019年2月12日にぼくが現在の生活拠点である滋賀県野洲市に越してきた、ぼくにとって節目の1日だからです。
大学を卒業して働き始めた沖縄での仕事をその年の年末に退職し転職活動を経て、大学生活を送った関西の地へおよそ1年ぶりに戻りました。すでに #100of100portrair も始動しており、働きながらどこまで企画を進められるのか、そもそも新しい仕事にすんなり馴染めるのか。様々なことに不安を抱きながら再び沖縄から出てきた1年前のぼくに、いまのぼくがかけてあげたい言葉たちを綴ります。

ぼくのこの1年を振り返るという意味ではみなさまにも興味を持っていただけるかもしれませんが、基本的にはぼくがぼくにかける言葉たちです。他人に宛てた手紙がどれほどみなさまの興味をそそるものか皆目見当もつきませんが、優しく見守っていただければと思います。

よっ。元気か？まあ1ヶ月半も働いてないんだからそれなりに元気よな。
1年ぶりの関西はどうよ、あんま寒くないでしょ。今年もそんなに寒くないぜ。
俺は寒い方が好きだから少し寂しいけどな。

不安と楽しみ半分くらいでしょ？言っちゃえば肉体労働だしな。大丈夫、お前この仕事向いてるから。1年続けた俺が言うんだから間違いないって。人も待遇も内容も、全部がいいから。仕事って楽しいって思えるんだなって思ったよ。だからそこんとこは心配するな。

それよりも久しぶりにみんなに会えるの楽しみだろ？撮影って口実でいろんな人に声かけられるしな。いまはまだ想像つかないかもしれないけど、会ったことない人にも本当にたくさん会えるよ。全員好きになるから。ほんとに忘れられない1年になるよ。

結論から言っちゃうとこの1年のお前は本当に頑張り屋さんになる。それも全部を楽しみながら突き進めるよ。すべての選択が正しくなる、自信持っていい。

そうだな、お礼から言うべきだったかもしれない。本当にありがとう。
関西に戻ってくる選択をしてくれたことも、100人を撮るって企画を考えて本当に始めたことも、全部全部いまの俺を支えてるよ。いまこんなに自信に溢れた自分でいられてるのは1年前のお前のおかげだぜ。それはもちろんこの1年でお前がこれから出会うすべての人から少しづつもらうことになるものの力が大きいんだけど、いろんな人に会うって覚悟を決めて出てきたお前自身の力でもあるよ、紛れもなくね。誇っていい、他の誰も評価してくれなくてもいまの俺はお前を全力で評価するよ。

思えばいろいろあったな。すごい霧の遊園地で撮ったり、まだ寒い川に入って撮ったり、カメラを落として壊したり、いい屋上を探して歩き回ったり。
東京も行ったし、福岡も行ったし、名古屋も行ったし、赤穂も行ったし、阿嘉島も行ったし。と言うかお前何をとち狂ったのか途中から被写体してくれる人の地元に行くみたいなサブミッションを追加したせいで移動距離すごいことになったんだけど。
下半期は撮影のハシゴばっかりだし、めちゃ大阪泊まるし、2週に1回は夜勤明けで36時間くらい起き続けるし、体痛めつけすぎだろ。だけど今年はお前の代わりに俺がちゃんと自分を休めてあげるから、お前は気にせずどんどん無茶しろ。動けば動くだけいいことあるから、立ち止まんな。

あとはなんだろな、久しぶりにちゃんと恋愛もするぜ。報われてるとは言い難いけど（笑）一番仲良い子に告って普通に振られるけど、そのあともちゃんと普通に会えるようになるから。大丈夫その気持ち間違ってない。
そのあと年末に別の子のこと好きになって、てかいまも好きなんだけど、これまでで一番好きになるよ。それだけで本当に幸せだと思う。こっちはこっちで面倒な関係だけど、まあそれは俺に任せてよ。お前のおかげというか、せいでというか、どちらにせよ仲良くはなれたし。
それとは別に大学の頃からずっと好きだった子とめっちゃ仲良くなれるよ。これはこれで本当にびっくりというか嬉しいことだけど、俺らがあの4年でやってきたことってひとつも間違ってなかったんだって思える1年になるよ。

俺らがあそこで撒いた種がきちんと芽を出していろんな友だちが撮影を快くうけてくれたし、ちゃんと写真を撮って発信し続けてたから知らない人からもたくさん連絡をもらえて撮影できたし。本当にありがたいことだよ。

ポートレートはあれだね、楽しいけど疲れるね（笑）
結局大してうまくもならないけど、この企画を通じて出会えた人はみんな本当に大切な存在になるよ。目の前の人に真摯に向き合ってね、俺から言えるのはこれくらい。まあ言われなくてもお前は勝手にそうするんだろうけどな。
そのおかげでいまの俺がいるよ。重ねてありがとう。

あんまり人生のネタバレしてもモチベが落ちちゃうといけないからこのくらいにしとくわ。あとは自分の目で確かめてくれ。だけどこれだけは言える、人生で一番楽しくてキラキラしてる1年になるって。これは多分、死ぬ間際に振り返ったときにも遠くの方で輝いてるのがはっきり見えるようなものになるってことだと思う。

お前が積み上げたものをもっともっとデカくするために今年の俺も頑張るな。

あとのことは気にせず、目の前のひとつひとつを全力で楽しめ。それだけですべてうまくいくよ。

じゃあ、ここで待ってるから。

うーん、こっぱずかしいですね（笑）

でも書いてたら泣きそうになってしまいました。

いまのぼくは楽しいことも不安なこともたくさんあるけど、人生で一番いまが幸せだってことは胸を張って言えます。どんな未来や結末も受け容れるだけの器がある。だから前に進むだけ。

やっぱりもっとちゃんと気持ちと向き合って言葉にしたいですね。

どうかことしもぼくの言葉や写真にお付き合いいただければと思います。

では。