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労働とはROAD、すなわち道である。

うるせえよ。

職場の稼働休止が少なくとも2月いっぱい続くことが新たに知らされた。一方で、これまで正社員および技能実習生に限られていたきょ隔日での出勤要請が、きょうから全従業員に言い渡された。
ここ数日はかろうじて社会生活をいとなむ人間に近い姿をしていたけれど、日付をまたぐ前後の時間帯で床に就くようなお利口さを忘れてしまった代償は大きく、普段そこまで睡眠を必要としていないぼくとしてもさすがに寝不足の感が否めない。
ポケモンスリープの睡眠データによると、わずか2時間20分の睡眠にとどまっていたようだ。


トレーナーであるぼくがショートスリーパーであるしわ寄せがポケモンたちにかぶってしまっている。
それぞれのポケモンたちにはげんきというパラメータによっておてつだいをこなしてくれるのだけれど、ぼくのポケモンたちはいつも息切れ寸前である。
ほんとうにごめんね。


ポケモンのニックネームの下にある絵文字とゲージがげんきを表している


さて、出勤したのはいいものの、正直、職場にいても仕事らしい仕事はない。
稼働休止のあいだはみんなが思い思いにカイゼンと呼ばれる設備や器材の修繕や改良をおこなったり、掃除をしたりするのだけれども、工場の稼働が止まってから1ヶ月と半月が経つ現在ではそういった生産活動以外の業務(これらは非定常作業と呼ばれる)はもはやほとんど残っていない。そのため事務作業とでも呼べるような、ほんとうに雑用に近い作業をすることになる。
聞いていてもお分かりいただけるとおり、出勤する意味はかなり薄いと言えるだろう。今回の全員隔日での出勤への方針転換の名目は「スキルおよび体力の維持」とのことであった。その言い分はわかるし、怠惰な生活に歯止めをかけて、なおかつ他人と顔を合わせてコミュニケーションをとれるのもメンタルヘルスの維持に有効で、個人的にも職場の人間はすきなのでありがたくはある。しかし、与えられた仕事を「ゆっくりやっていいよ」と言われるほどやることがないのが現状なので、8時間職場に拘束されることがなかなかにしんどい。工場建屋は空調も止まっているので寒さも堪える。せいぜい週に一度くらいでいいのでは?という気持ちにしかならない。
まあ決まったことは仕方がないし、出勤している日は休業補償ではなく時給計算になるのでわずかばかりの経済的な救済にもなるといえばなるのだが、休業補償を受け取りつつ自宅で本を読んだり写真の編集をするほうがよっぽど有意義だ。

2週間で5回の出勤というと一般的にはかなり楽に思えるかもしれないけれど、そうした事情ゆえに稼働休止中の出勤は毎度自分でも想像できないくらいに疲れてしまう。まあ、急に普通に働くことになるのはもっとしんどいだろうというのは想像に難くないので、悩ましいところではある。

望まない休みが続くと早く働きたいと思うし、いざ働かされそうになるとちゃんと拒否反応を示してしまうのは人間のさがなのだろうな……。
周囲の人間も同様の考えで、出勤していても楽しく(?)過ごせているのが救いだろうか。

ともかく、あすはまた休みなので有意義に使えたらと思う。

では、また。


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