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映画「オッペンハイマー」を見ました

こんにちは!アート王子です。
今日は最近見た映画「オッペンハイマー」についてです。

感想

(ネタバレあり)
難しい!
その一言に尽きました。

ストーリー展開自体はテンポ良く行くので分かりやすかったのですが、オッペンハイマーが責められているシーンが長くてよく分からなかった。

「原爆の(悲惨な)シーンが無さすぎる!」という日本人の意見も分かりますが、黒焦げになった遺体をオッペンハイマーが踏んでしまう表現もあるので、別にそんな被害者意識振り翳さなくても…と思ってしまいました。

それよりも、1発原爆を落としたところで日本は戦争をやめないじゃあ実際どこ(の都市)に落とすか京都は歴史的に価値があるからやめよう。っていう会話が、次はどこに旅行に行くかみたいな軽い空気で進められていて、リアルすぎて痺れました。

あと、ロバウトダウニーJr.の演じるくたびれた嫌なオジサン役(ストローズ)がめちゃくちゃ良かった!

放射能をゴーグルだけで守る

原爆を作るために練られた有名なマンハッタン計画。その実際の爆破シーンが現代では考えられないほど危険。
爆発から目を守る程度のゴーグルのみ。ほったて小屋から観察。
外で見ているものに限っては足を向けて伏せているだけ。ゴーグルでもなければ、手鏡で反射させて観察するスタイル。反射でも光は弱まらんだろうという心配は不要。ほぼ直接見て、むしろその鏡の板を日よけに使うほど。
今では考えられないほどの放射能への対応。当時の担当者は相当被曝したと思いました。

ソビエトが作る前に作っただけ?

簡単にいうとオッペンハイマーはソビエトが作る前に原爆を完成させて、それが抑止力になると言っていて、確かに現代は互いに核を持つから迂闊に攻撃できない抑止力になってはいるものの、その後の冷戦ではキューバ危機で本当に核戦争になりかけたし、オッペンハイマーが恐れていたように、ミサイルの先に核をつけての撃ち合いも、まだ現実化してないまでも可能なところまで来ている。
未来は過去になってみないと分からないものの、結局は核爆弾を作るオッペンハイマー的役割の人は誰かしら出てきたかも知れないし、宇宙人的な人類共通の敵が現れたら、核開発とか言ってる場合じゃないしとか、神のみぞ知る領域なのかもしれない。
というか、憂いても仕方ない。核戦争に巻き込まれるかもしれないし、その前に寿命や事故、病気で死ぬかもしれない。

Netflixのアインシュタインがおすすめ

TOHOシネマズ梅田で見ました

TOHOシネマズ梅田で、平日(水曜日)のレイトショーで見ました。3番目くらいに大きい部屋でしたが、1/4くらいのお客さん量って感じでした。
ちゃんと身銭を払って見たので好き勝手に書きましたが、オッペンハイマー公開前に楽しみにしつつも似たような映画(1時間ほどのNetflixオリジナル)「アインシュタインと原爆」の方が、当時の映像と俳優のシーンが交互に流れて、短いので見やすかったです!こちらはおすすめです!

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