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場づくりの向こうがわ【橋を架ける仕事リレー#4】

こんにちは。赤井と申します。
「他のみんなはどうやって地方で仕事してるんだろう」という思いから橋をかける仕事サークルに参加し、この度リレーマガジンを書かせていただくことになりました。
1ターン目ですので、今がやっていることと、なぜこの仕事を始めたのかを紹介しながら、自分の橋を架けてる仕事について考えてみたいと思います。
これから橋を架ける仕事をしてみたい方への参考になりますように。

まちの空き物件をプラットフォームに

私の活動拠点は埼玉県の飯能市というところです。
そこで、個人事業として
・元町工場をリノベしたシェアアトリエ「AKAI Factory

まちづくり会社として
・古本屋をリノベしたシェアオフィス「Bookmark」

・民家をリノベした無人コワーキングスペース「Nakacho7

・金物屋をリノベした「くらしの循環センター フカダヤ

・地域の情報を発信するローカルメディア「はんのーと

を運営しています。

こう書くとすごい事業家みたいですが、実際はかなりヒーヒー言いながらやっています。ストレートに言うとあまり儲かりません。
じゃあなんでやってるの?と思いますよね。自分でもたまにそう思います。
その理由は、お金以外の楽しさや嬉しさがあるからなんです。
例えば、自分たちの活動を通して飯能という街を好きになってくれたり、新しい活動を始める人が出てきたり、新しい出会いが生まれたり。
そんなシーンを見るたびに「やってて良かったな~」と思うのです。

活動を始めたきっかけ

前職は某結婚情報誌を作る広告制作ディレクターでした。
クライアントのところへ取材に行き、広告の企画を立て、ライターやデザイナー、カメラマンに発注する仕事です。

その仕事で忘れられない経験をしました。
小さなジュエリーショップを担当させていただいた時のことです。
そのお店は地方の商店街にある時計や宝石を売っている小さなお店でした。お世辞にも若いカップルが出入りするお店ではないのですが(すみません)、そこでエンゲージリングやマリッジリングを取扱うことになり、広告を出稿することになったのです。しかし小規模なお店ですので小さな広告しか出せません。そこで、「小さいお店」という特徴を活かした原稿を作りました。
2ヶ月ほど経ったある日、そのお店の前を通りかかった時店内にひと組のカップルがいたのです。それを見た私は、自分の原稿を読んでくれていたこと、そして行動してくれたこと、なにより広告費を出してくれたクライアントに効果を返せたことを実感して、心の底から嬉しくなったのです。
今考えると、それが初めて橋を架けた体験であり、自分の行動原理となっている気がします。

シェアアトリエAKAI Factory内

次の人へ

なんだか久しぶりに自分のことを見つめ直した気がします。
前の職場では半年に一回くらいこういう機会があったのですが、とてもいい時間ですね。

さて、次はstudio-Lとして飯能にも来てくれたことのある洪さんお願いします!!

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