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#107 自分の仲間は自分で採用する

最近、採用活動に力を入れています。
気になる方にスカウトを送りカジュアル面談の機会をいただいたり、社内の採用情報をウォッチして面接役として手を挙げたりと、この1週間で5名の求職者の方とお話をする機会を得ています。

なぜ採用を頑張っているのか、採用は大変だけど面白い、ということを紹介します。

〇採用は地道な活動

弊社では採用チームがあり採用活動の基盤を整備してくれ、採用チームとリーダー・マネージャー陣で協力して採用活動をしています。

求人を書いたり、エージェントとコミュニケーションを取ったり、採用イベントへの参加準備をしたりといった活動は採用チームが、私はスカウト・面談・面接・イベントへの登壇などに参加しています。

私の主たる活動範囲に閉じても手間がかかる活動です。

一人の方と面談するまでの作業
・スカウトを送る方探し・・・30分
・スカウトメール作成・送信・・・30分
・面談・面接・・・60分
・フィードバック・・・30分
計・・・2時間半

通常の業務にオントップで対応するため負担はあり、スカウトメールが必ず面談に繋がるわけではないのは徒労感を味わう覚悟も必要です。
地道に根気強く続けないと成果がでない業務です。

〇自分の仲間は自分で採用すべしと思ったキッカケ

大変だけど、自分で採用しないとダメだ。と切に思うようになりました。

チームに合うかの見極めを人任せにしてはいけない

これまでは、マネージャーがチームに人を連れてきてくれるというスタイルでした。
チームの状況を伝えたり、マネージャーが認識しているプロジェクトの規模・状況から主に「何人必要」という判断基準でアサインされるのですが、チームに欲しい人材と実際にアサインされる人材のギャップが大きすぎました。

例えば、私がある大規模案件を担当した時に、中堅レベルの社員を名指ししこのレベルの方が2,3人ほしいと依頼したのに対してアサインされたのは「新人1人と契約直後の業務委託の方2名」でした。(?????)

自走できるメンバーを求めていたところ想定外のアサインで3人の面倒を見ることに相当に時間を奪われました。
ハードーワークすることでプロジェクトは成功させることが出来ましたが、そのプロジェクト以外をかなり犠牲にしたため、マネージャーには文句を言いたい気持ちがありました。

しかし、マネージャーも忙しい中でせめて誰もいないよりは良いと気を利かせてくれたのだと思います。
ただ、こちらとしては要望を大きく下回るのであれば他の方法を検討したかったので、もっと積極的に関わり落としどころを探る必要があったなと反省しています。

自分で採用をするようになり、採用の大変さを実感しています。
こちらからはやっつけで3人用意したと見えますが、「何とか3人揃えた!!」という気持ちだったのかもしれないと理解出来なくはないです。
しかし結果だけ見ると、メンバー集めを人任せにしたことで自分やチームが苦しくなることを痛感しました。

そのため、チームの状況を一番理解している自分が社内人事に口を出し、社内で調整出来ないことも想定してあらかじめ自分で採用するしかない、という考えに至りました。

自分のチームを守るための採用

マネージャーに人事を任せっぱなしにして、痛手をくらった経験は他にもあります。
例えば前述の新人には今後の求める役割を伝え、興味を持ってもらい、様々な業務について教え、チームにとってかなりの戦力に育った矢先に他のチームから引き抜かれした。

何のために頑張って育てたのかわかりません。
人事をマネージャーに任せてしまうと、マネージャー側の都合には抗えないというのを理解しました。

そのため、採用段階で自分のチームの状況を社内に共有し人事戦略に首を突っ込んでおきつつ、自ら採用することで、自分のチームから引き抜かれないような予防線を張ることを目指しています。

自分で採用したメンバーを勝手に引き抜こうとされたら戦えます。
自身で仲間集めをすることが自分のチームを守ることに繋がるはずです。

〇採用はめっちゃ学びになるし楽しい

ネガティブな理由から採用に力を入れるようになりましたが、採用をやっていて思うのはめちゃくちゃ楽しいということです。
めちゃくちゃ大変ですが笑

どういう人にチームのに加わって欲しいのかを考えることは、チームの状況を分析し目指すべき状態を描き、言語化する作業です。
これまではメンバーをどのように成長させるかに意識が向いていましたが、優秀な人にチームに加わっていただければこんなことが実現できると想像するのはとても楽しいです。
自分の目指すチーム像を言語化し、チームに伝えていくのも楽しいです。

また、求職者の方と話すのもとても楽しいです。
私は新卒で入社した会社に12年いるため、社外のエンジニアの方と話すこと自体が楽しいです。
面接時にはアトラクトのために自分のチームの良さを言葉にして伝えるため自己肯定感に繋がります。採用活動前には気づかなった良い点です。


採用チームが採用の基盤を整えてくれていることもあり、採用活動が着実に成果に繋がってます。
スカウトへのリアクション率も着実に向上し、面談・面接の数も増え、私の面接した方に内定を出すことも出来てきて、業務委託の方1名に7月から参画いただけることになりました。

自分のチームをより強くするために、引き続き仲間集めを頑張っていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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