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#33 ひらめきを導く広い視野

先日、職場で怪奇現象に出会いました。
周りのメンバーも何が起きているのかサッパリわからない状況の中で、まさに電球にピカーンと光がついたようなひらめきで事象を解決することができました。


◯遭遇した怪奇現象

今回遭遇した怪奇現象は修正した機能がある環境でだけ反映されないというものです。

システム開発の機能修正は、Aの時にBをせよ、というような命令をプログラミング言語で書き、書いた文章をサーバにアップロードすることで反映されます。

手元で修正したエクセルをGoogleドライブにアップロードするようなイメージです。
アップロードした最新バージョンのエクセルを他のメンバー全員が参照出来るはずが、あるメンバーだけ古いままというような状態でした。

◯原因調査からの問題解決

なぜ特定の環境でただしく反映されないのか、調査を始めます。

実際の事象はGoogleドライブへのアップロードよりは複雑です。
私が運用しているシステムもnoteのようなWebサイトで、ブラウザでの表示を担うフロントエンド、サーバー側の処理を担うバックエンド、noteの記事のような情報を保管するデータベース、そしてそれらをつなぐネットワークと色々な仕組みで成り立っています。

今回の修正はブラウザの表示を修正するフロントエンド部分が中心で、なぜかある環境でだけ表示が新しくならなかったのです。

まずは、環境ごとに表示を切り替える仕組みを疑い、画面の表示をブラウザが保存するキャッシュという仕組み、バックエンドまで調べてみても原因はわからず。

その環境だけ正しくアップロードされてない可能性を探りましたが問題なし。
チームに同様の事象に遭遇したことがないか尋ね、ヘルプを求めたがわからず。

「どうなってんだー??」という思いで、一度落ち着いて考えました。
ロジックはただしいはず。アップロードをうまくいっている。ということはアップロードしたフロントエンドに繋がってない可能性を疑い、ネットワーク領域を調べたところビンゴ!!

最近ネットワーク周りの設定変更があり、フロントエンドだけ古いバージョンを参照していました。
謎がとけてメチャクチャすっきりしました。

◯広い視野を養う働き方

今回ネットワークの設定を疑い、答えにたどり着くことができました。

一度落ち着き視野を広げることが出来たのは、普段からフロントエンド、バックエンド、データベース、ネットワークと幅広い領域を対応する仕事の仕方が幸いしました。

システム開発では、これらの領域を縦割りで対応する方が一般的です。
私のような役割をフルスタックエンジニアと呼びます。

普段から広い範囲に目を向けているからこそ、いざという時に視野を広げることが出来たのかと思います。
また、原因特定後の対応も一人で出来るのも心地よいです。

縦割りで役割が分かれている場合は、各領域のエンジニアに事象を説明して調査を依頼する必要があり、解決には時間が掛かってしまいます。
フルスタックの良さが現れた事象でした。

ちなみに特定の領域を別会社が担当している場合は、やりとりがもっと面倒になるものです。。。


普段から広い視野を持つべく、色んな領域に首を突っ込み、見識を広めていこうと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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