見出し画像

枝豆とつけ麺。美味さのりゅーぎに迫る。

国民的大スターである、枝豆
正直、ジャニーズより人気だと思っている

お酒やビールのことが嫌いでも
枝豆のことが嫌いな人を僕は聞いたことがない
言ってしまえば、単なる大豆と同じ豆だ
しかし、他の豆とは比べ物にならない程、人気だ。

以前
アメリカのカリフォルニアに留学していた時
留学先でも、冷凍だがスーパーで見かけたことがある

太平洋を越え、文化を超え
多くの人々の胃袋を鷲掴みにする枝豆クオリティは控えめに言って半端ない
だが、なぜそんな人気なのだろう


美味しいから?


確かにその通りだ。枝豆は美味しい。
そして、安くて、コスパも良い。
しかし、枝豆のようなおつまみ系の食べ物なら
他の食べ物だって、引けを取らないほど人気なものはある

唐揚げとか、出汁巻、焼き鳥、おつまみきゅうり&キャベツ

人によって好みの差や
準備するまでの手間の差はもちろんあるが
どれも定番の食べ物と言えると思う


なのに、枝豆はより多くの人に愛されている。
実際はどうなのか怖くなったので、ググってみると

スクリーンショット 2020-10-13 11.23.35

                参照:ビールに合うおつまみの人気ランキング

ビールのおつまみという前提条件だが
2017年のデータで
こんな記事を書いている僕でさえ
ここまで人気とは、ちょっと意外だった
あとは
僕の大好きなだし巻きが入っていないことが残念

ますます、気になる枝豆の美味しさ。
僕たちを魅了し続ける極意。

その極意は、枝豆とは全く違うあの食べ物にも共通していた。
そうそれが、タイトルにもある通り、つけ麺だ。


枝豆とつけ麺。


似ても似つかぬ
まったく違う業界にいる両者ではあるが
この両者に、共通していること、




それは、口に運ぶ直前に一手間かかるということである。




枝豆は、口に運ぶ前に
中身を皮から指で押し出して食べるが
ただ、美味しい豆を食べるという行為だけでなく
食べる以外に
中身を取り出すという片手間で手軽に行える
この一手間があるからこそ、美味しく感じるとおもった

だって、どうせ出して食べるなら
元から剥いた状態で出したっていいはず。

しかし
枝豆あるあるの、身を出すときに
身がピョーンって飛び出してしまったりすること。

一手間が食卓の付加価値として体験価値を含むことで
単なる食べて美味しい食べ物だけでなく
別の楽しみ方も加わるからこそ
あの美味さの極意があるように思う。

つけ麺も同じ。


考えてみてほしい。

わざわざつけるくらいなら
始めたからラーメンのようにつけてくれたらいいし
これは圧倒的に持論だが
付けておいてくれた方が、麺にスープが絡みついているような感じがする。笑


その方が食べるとき、楽だし、効率的だ。
これは食べる側の都合ではないが
食洗機で洗うとはいえ、食器が増えると
運んだり片付けるにも一苦労


しかし、つけ麺には
効率性だけでは測れない価値がある
それが、ずずっと啜る前に、麺をスープに付ける行為である。

そうやって、付ける行為を経て、いただくつけ麺だが
この食べるまでの動作があるからこそ
つけ麺を食べる時間が
胃袋だけでなく、人の心も満たす
そんな素敵な食体験に、今日も人は舌鼓みをするのだ。



しかし、どうやらこの一手間
当然だが
ある一線を越えたら人々は、めんどくさく思うらしい。

その代表例が、カニや焼き魚だ。


個人的に焼き魚はまだ大丈夫だが
骨を取り出すのが、人によっては、面倒だと思うだろう。

カニに関しては
食べるまでとても面倒な手続きをクリアしなくてはならない。

まず、脚をとって、殻をむき、身を取り出す。

しかも、片手間でするのは難しく
両手が必要でかなり汚れる。
枝豆のように、お手元のふきものでささっとは済まない。

そして、一本に詰まっている身の量は多くなく
食べるまでにかける労力と確保できる身の量がわりに合わない。
それを、何本もしなくてはならない、、、かにの道は非常に長い。

別に、カニに因縁がある訳でないが
このように、一手間といっても、色々と事情があるみたいだ。
ちなみに、枝豆とつけ麺以外だと
焼き鳥(串から外して食べる一手間)
貝(殻から身を取り出す一手間)が人気どころな気がする。


無駄が何気ない思い出を作る。

枝豆とつけ麺だけの美味さのりゅーぎではなく
これは食だけに限らないということだ。


効率的な側面で見たら確かに、無駄なことかもしれない。
しかし、その無駄も含めて、全てが美味しい。そして、楽しいのだ。

その無駄があるから、予想もしていないいろんなことが生まれる。

もし僕たちが、誰かに何かプレゼントやご飯
おもてなしをする時は、あえて無駄を用意してみると楽しいかもしれない。




その無駄があるから、新しい発見があったり
その無駄かあるから、人との会話が生まれたりする。



ついつい、便利さを求めがちになってしまいそうになるが
無駄な一手間は
心を満たすような、思い出の側面を作ってくれることを忘れずにいたい。
だから、たまには
その無駄に舌鼓みを打ってみるのも悪くないのかもしれない。


さてと、そしたら今日は
ビールと枝豆で乾杯といきますか。今日もお疲れ様です。
あ、締めはつけ麺で。👍

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?