だんだん夫婦になっていく
もし誰かに「旦那さんと仲がいいんですか?」と聞かれても、「仲が悪いんですか?」と聞かれても、答えは同じ。
「そんなことはないです」
私にとっては「親子関係」よりも難しい「夫婦関係」
親は「子ども」に「親にしてもらう」とよく聞きますが、夫婦は?どうなんでしょうか?
私は最近こう思っています。
夫婦は「お互い」が「お互い」をだんだん「夫婦」にしていく
と。
赤の他人が縁あって
「パートナー」として選び、選ばれる。
「赤の他人」がスタートなんだから、「山あり谷あり」が普通ですよね。
アンケートを取ったら、「山あり谷ありの夫婦」が多数派になるはず!
でもね、私の友人の中には、いるんですよ、「今まで喧嘩をしたことがない」と断言する夫婦が。
「うっそー!!!」の3文字です。
びっくりマークを入れたら6文字です。
一度きりしかない人生で、そんな関係を結べる人に出会えるなんて、本当にラッキーだと思います。
でもまあ、きっとお互いに相手を思いやり、良い関係を築こうと、気配りはしているのでしょうね。
私はどうだろう?・・・
思いやりを持って接してきたのだろうか?・・・
うちの旦那さんは、先の見通しが持てない状況が大の苦手。私は、ガチガチに予定を決められると逃げたくなるタイプ。
そんな二人がよくもまあ、15年も夫婦関係を保っているなあ、と感心します。
でもね、最近、「平坦な時」もちらほらあるんです(私の感想ですが・・・)。
別れようと思えば、どちらからも切り出せたはず。だけど、そうはならずに「15年」。
相手を理解する「立ち位置」を、それぞれがあれやこれやと工夫をしながら、変えていってるんじゃないかなと思います。
例えば、前日に明日の予定を決めておくと、人が少ない時間帯に動ける。楽々用事を済ませることができるのは、彼のおかげなのかもしれないなあ、なんて考えることもできるように。
彼が私に怒っている理由を聞くと、彼の言葉の裏にある「期待している動き」を私がしないから、イラッとするようです。
でもこれは私の苦手分野で・・・。言葉の裏にある「気持ち」を考えることはできても、「動き」を考えて「行動」に移すことは難しい😅
彼もだんだん私の特性が分かってきたようで、最近はイライラポイントに達した時も、一瞬怒って、あとは流して済ませているような気がします。
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15年前の結婚式。小さな部屋(説教部屋?)で「たどたどしい日本語を話すカナダ人神父さん」と「私たち夫婦」と三人になりました。
その時に神父さんが言ったのです。
「あなたたちに「結婚生活で必要なもの」を教えます。それは「忍耐」です」
なんか暗い気持ちになるやん・・・神父さん。
でも、今ならよくわかります。確かに「忍耐」は必要でした。
さらに私はあと2文字を付け加えたい!
「努力と忍耐」
一方だけがそう思っているのも苦しいので、相手もそう思ってくれていたらいいんだけどなあ。まだまだ「山」も「谷」もあるだろうから・・・。
人生の最後、この人と一緒に「山あり谷あり、時々平坦あって、まあよかったやん」と笑えたらええなあ、なんて、今は少し希望が持てるようになりました。(どうなるかはわかりませんが😅)
最近、義父の調子が悪く、私が病院に付き添っています。
旦那はそのことを当然のように思っているのかな?と思っていました。
状況的に動けるのが私しかいないので、それはそれでいいのですが、「当然」っていうのは・・・。
昨日、彼に受診の内容やお義父さんの様子などを伝えると、「ありがとうさん」。
「それな✨!!!」(私の心の声)
感謝の言葉。感謝の気持ちを相手に伝えるって大事やなあ、と実感。
私も「ありがとう」をもっと言っていこうっと。
こうした小さな努力と
あと一歩だけ踏ん張る忍耐。
その繰り返しで、だんだん夫婦になっていく。多分ね。
最後まで付き合ってくださり、ありがとうございます。
*この記事を書こうと思ったのは、以前投稿した記事に、人生の先輩から素敵なコメントをいただいたからです。
夫婦関係について、これからの人生について、考えるきっかけとなりました。ありがとうございました!
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