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内田舞さんの新刊『まいにちメンタル危機の処方箋』から学んだこと

日々の生活の中で、大きなショックではないけれどもじわじわと感じる苦痛やストレスに直面したことはありませんか?
時にはその原因が明確であることもあれば、そうでないこともあります。
しかし、その苦悩は私たちの「気持ち」によって悪化することもあるのです。

この気づきを深めたのは、内田舞さんの著書を通じてです。

彼女は小児精神科医として、マサチューセッツ総合病院小児うつセンターで活躍しています。
YouTubeで彼女の講演を見て、その温かみのある語り口と力強いメッセージに心を動かされました。

気づき

彼女の本を読んで、私は新たな発見をしました。
「感情との上手な付き合い方」です。

この方法は、まず自分の感情を受け入れ、それを良し悪しで判断せず、言葉にして表現し、その背景を分析することです。
モニタリングと呼んでいらっしゃいます。
このプロセスを繰り返すことで、自分の考え方のクセを理解し、それを改善することができると教えてくださいました。

また、私は自分の考え方にいくつかのパターンがあることに気付きました。
例えば、「ゼロか100かで考える」といった極端な思考や、「一つの出来事で全てを判断する」といった過度な一般化です。
これらの癖を理解することで、感情の再評価が容易になるように感じます。

内田さんは、モニタリング力を高める方法の一つとして、「マインドフルネス」を推奨しています。これは、目を閉じて今に集中する練習で、私にとっては貴重な時間です。

また、彼女は「自尊心」と「オーナーシップ」の重要性も強調しています。
自尊心とは自分を大切に思うこと、オーナーシップとは自分の選択を自分で決めることです。
これらを子育てや日常生活に取り入れることで、自分と子どもたちが「自分を労る」ことを重視した生活を送ることができるかもしれません。

さらに、簡単に実践できるセルフケアの方法も紹介されています。好きなことに囲まれ、体を動かし、感情をノートに書き出すことなどが挙げられています。

TODO

今後、私は日常生活でこの学びを活かし、「モニタリング」を意識してみようと思います。

感情を受け入れ、再評価をする。

言葉にするのは簡単ですが、実践するのは難しいかもしれません。しかし、「できることから少しずつ」始めていこうかな。

内田舞さんの本は、日常の小さな苦悩に対して心が軽くなるヒントが満載です。ぜひ一度、読んでみてくださいね。

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