見出し画像

子どもに対してこそ『ほうれんそう(報・連・相)』をするべき

この「声の文字おこし」というマガジンは、音声プラットフォーム『Voicy』にて声でお伝えしている内容を文字おこししています。声の方がより温度感が伝ってくるかと思うので、よかったらVoicyでも聴いてみてください。文字で読みたい方は、マガジンのフォローをしていただけるとうれしいです。

※こちらの記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓

今回はですね、保育士としての経験を踏まえたお話シリーズということで、お伝えしたいなと思います。

わたしは3月末まで『0,1,2歳児』の保育園で4年間保育士として働いていました。そんなわたしだからこそお伝えできることということで、今まで何回か放送させていただいたんですけど、みなさんからたくさんコメントとかいただけたので、このシリーズは今後も続けていけたらなと思っています。

今日はですね、“子どもに対してこそ『ほうれんそう(報・連・相)をするべき』というテーマでお話させていただきたいと思います。

わたしはあんまり『〇〇するべき』という言い回しは使わないんですけど、タイトルとしてあえて使わせていただきました。

そもそも『ほうれんそう(報・連・相)』とはなんですけど、改めて意味を調べてみたんですけど、

コミュニケーションに重要な『報告・連絡・相談』の3つをまとめたビジネス用語

と書いてありました。仕事で組織の中で業務をスムーズに行うために使われている用語なので、用語としての意味合いがバッチリ一緒かって言うと、今回のテーマではちょっと違う部分もあるんですけど、

個々で『報告・連絡・相談』って見ると、すごく大事だなって感じているので、どんな場面で大事なのかっていうのを具体的にお伝えできたらなと思います。

最後までお付き合いいただけますとうれしいです。

大人のわたしでも、『報告・連絡・相談』をしっかりしてくれる相手には、すごく信頼するし一緒にいて安心もするし、一緒にいない場面でもなにかあったら知らせてくれたりとか、離れていても安心感があるというか、そんな感じがしています。

なので、きっと子どもたちも『報告・連絡・相談』をしっかりしてくれる相手には、信頼だったり安心感を持ってくれているんだろうなって思います。

まず『報告・連絡』についてなんですけど、やっぱり情報を共有するって、相手が誰であろうと大事だなって思うんですけど、今の状況を簡単に伝えたりすることで、今なにが起こっているかとか、場面にもよるんですけど、

言わないんじゃなくて、伝えることで「今こうなっているんだな」って安心できる場面とか、今すごいアバウトに話しているんですけど、そういう安心感にも繋がるかなと思います。

例えば、わたしが0,1,2歳児の保育で入っていたときに、ちょっとその場から離れるときに、なにも言わないで離れるんじゃなくて、「ちょっと今からゴミ捨てて、すぐ帰ってくるねー」だったり、なにをしてどれくらいの時間で戻ってくるかっていうのが伝わるように、子どもたちに情報共有というか、声をかけるようにしていました。

例えば大人だったら、大人同士で買い物に行ったときにお店の中で一緒に見てて、気づいたら一緒に来てたはずの相手がいないって、すごく不安になりませんか?「どこ行ったんだろう」ってなるんですけど、

「ちょっとあっちの方今から見てくるね」っていうふうに声をかけてもらっていると、「あっ、わかった!」って、それだけで安心できるじゃないですか。

そんな感覚で子どもたちにも、ちょっとしたことでも情報を共有するようにしていました。

あとは、片づけをする場面でも、「この時間になったら片づけをするね」って事前に伝えるようにしていました。

時計がまだわからない子がほとんどだったので、具体的に「長い針が〇〇まで来たら片づけするね」って、保育園だったら印やマークをつけてる園が多いかなと思うんですけど、「〇〇のとこに長い針が来たら片づけするから、よろしくね」っていう感じて伝えるようにすると、まあそこにきたからすぐ片づけますって毎回なるかって言ったら、そうでもないんですけど、やっぱり知らされているか知らされていないかでは、全然違うと思うんですよ。

そうやって、なるべく丁寧に伝えることで、徐々に見通しを持ってなにかできたりってことにも繋がるんじゃないかなって思います。

大人だったらって、さっきの買い物の例で例えると、「じゃあ今からこのお店見まーす」って言って見るじゃないですか。じゃあもっとゆっくり見れると思ってたのに、「あっ、もう次行くよ」って言われたら「まだ見たかったのに。先に知ってたらもっとサササッて見たのに」って、きっと大人だったらなるじゃないですか。

事前にこの時間になったら出るって決まってるんだったら、言ってもらえてたらこっちもそのつもりで見るんで、助かるじゃないですか。そんな感じで大人だったらそうだしなっていうふうに考えたりしていました。

あとはお子さんが家にいる場面で、なにか具体例がないかなって言う思ったんですけど、例えば声をかけられて「ちょっと待って」とか「今ちょっと無理」っていう場面って、わたしが想像するにすごくたくさんあると思うんですけど、その「ちょっと待って」とか「今ちょっと無理」っていうのを、いつまで待ったら大丈夫なのかを具体的に伝えることで、待つ方も「あっ、おっけー!」ってなりやすいかなと思います。

わたしも結構アバウトな「ちょっと待って」って言っちゃうので、なかなか難しいかなと思うんですけど、なるべく「今これをしてて、この手順が終わったら行けるから待ってて」とか、伝えられるときは伝えるようにすると、お互いに気持ちいいかなと思います。

次に『相談』の場面なんですけど、相談って聞くとなにか結構大きなことみたいな印象があるんですけど、全然ちっちゃいことでよくて、意見を聞くみたいな感じですかね。子どもに意見を聞いたり選択してもらうっていうのを、なるべくつくるようにしていました。

どうしても子どもと一緒に生活するなかで、「こういうルールでよろしく!」みたいな場面もあるとは思うんですけど、子どもの意見が聞ける余裕とか、そういう内容だったら、なるべく聞けたりするようにできたらいいな〜って思います。

例えば、服を着るときにこっちが用意して「これ着て」って、もちろんそういう場面もあるんですけど、「こっちとこっち、どっちがいい?」とか、「このなかから選んで」とか、そういうふうに子どもが決める。

相談でもいいと思うんです。家だったら「今日天気予報見たら昨日より寒いらしいんやけど、この服で大丈夫かな?」って、自分の服も込みで相談してみたりとか、そういうのも設けてみるといいかなって思ったりします。

あとは、保育の場面では「今日の散歩どこに行く?」って子どもたちに聞いてみたり、「〇〇に行くって決まったけど、なに持っていく?」って聞いたりしていました。

わたしが保育園で接していたのは0,1,2歳児の子どもたちだったので、お子さんの年齢が上がるにつれて、相談の範囲だったり深さが変わってくると思うんですけど、大人も相談してもらえたら、「わたしのこと信頼してくれているんだな」って、ちょっとうれしい気持ちがあったりするじゃないですか。

そんな感じで、信頼関係にも繋がるだろうし、そうやって相談したり子どもの意見を聞くなかで、新たな発見だったり、「こういうふうに考えていたんだ」とか「そんなふうに物事を捉えられるようになったんだ」とか、子どもの成長を感じる機会も増やせるかなと思います。

以上、“子どもに対してこそ『ほうれんそう(報・連・相)をするべき』というテーマでお届けしました。

『ほうれんそう(報・連・相)』は、家庭のなかでの子どもに対してもそうだし、子どもだけじゃなくてパートナーに対しても、やっぱり大事だなって思います。

関係性が近いからこそ、どうしても「言わなくてもわかるか」ってなっちゃう場面って多いんですけど、些細なことでも情報を共有することで、お互いに気持ちよく過ごせるんじゃないかなって思います。

こはらなつでした〜!それではまた〜!

\ こはらなつ 関連リンク /
▶︎ Twitter ▶︎ Instagram ▶Threads
▶︎ LINEスタンプ・絵文字
▶︎こはらなつのサイト ▶︎ 公式LINE
▶︎ SUZURI ▶︎ Voicy(音声配信)

いただいたサポートは、今後の“ワクワク”を生み出すための活動資金とさせていただきます。みなさまいつもありがとうございます!