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リミテッド 【短編創作】


あの日のことは、今でもはっきりと覚えている。

高校生3年生の時に「自分の全財産を叩いてでも高校生に戻りたい」と全校集会で話していた俺たちの高校のOBがいた。「それほど価値のあるものだから、今しかない時間を思いっきり楽しめ」だの、「みんなが羨ましい」だのなんだの言っていたのをぼんやり聞いていたのだ。
そんなにいい御身分なんだな俺らは、とか思いながら1時間目にある単語テストの表をぺらぺらめくっていたことも覚えている。
ついでに、後ろに座っていた駿に、真面目かよ、と冷やかされ、話聞いてないんだから真面目じゃないだろ、と返したのも覚えている。


俺は高校でも特段目立つ存在ではなかった。友達はそこそこいたけど、クラスの中心人物というよりはそれを側から眺めていることが多かった。ましてや、文化祭の仕切り役を張り切って買ってでたり、体育祭の団長になったりすることもなかった。
一方の駿はどちらかというと周りを笑わせるのが得意で、自分から率先して前に立つタイプではなかったが、いつも話題の中心にいた。

そんな俺にも1人、いかにも「クラスの中心人物」というような友達がいる。いや正確に言えば、今は友達だが高校生の時は特に仲がいいわけでもなくただの同級生であっただけだが。彼は、文化祭の実行委員に率先して手を挙げ、体育祭でも団長とまではいかなかったが、クラスTシャツの案を考えてきたりリレーの順番を一生懸命考えたりと、俺が通ってこなかった道をずんずん進んでいったらしい。同じクラスになったこともなく、体育の合同授業でたまたま同じチームになった時に話したぐらいで、特に接点はなかった。

なぜ俺と正反対とも言える彼と仲良くなったのかというと、たまたま大学の学部が同じだったからだ。
駿とは同じ学部なのは知っていたが、まさか彼まで同じだとは思わなかった。


「えっ、滝野と駿だ。よかった〜、知り合いがいて!2人とも政策学部だよね?」
突然、大学の食堂で後ろから話しかけられたのが始まりだ。高校時代の制服とは雰囲気の全く違う大人っぽい私服に誰かわからず言葉が出ない俺をよそに、駿が口を開いた。
「あれ?しのぴんも一緒なの?」
しのぴんというのが彼、篠崎だ。特に仲良くしていたわけでもないのに早速変なあだ名をつける駿に、パァッと顔を明るくして
「しのぴんって俺?なにそのあだ名。なんか嬉しいわ。」
と言う篠崎。駿の距離の詰め方ちょっとやばいだろ、と思いながら篠崎の方を見ると、
「滝野久しぶり!私服初めて見た。新鮮だな〜。」
と笑顔で手を振られた。
「そうなんだよ、リッチーの私服ちょっと意外だよな。」
俺のことをリッチーと呼ぶ駿にまた篠崎は目を丸くして
「リッチー?滝野陸斗だから?」
と笑う。コミュニケーション能力の高い者同士の会話についていけなくなった俺は、久しぶり、とだけ返して訳の分からない履修要項の冊子に目を落とす。篠崎のことは別に嫌いじゃないけれど、自分とあまりにも違うタイプだったので正直苦手であった。

すると駿がまた口を開いた。
「あ、そうそう。しのぴん履修登録どうすんの?俺らバカ2人だと全然わかんなくてさ。」
バカはお前だけだろ、と言いそうになったのを飲み込んで
「それ、俺も聞きたいかも。」
と俺も駿と一緒に篠崎の方を見た。なんでも要領よくこなしているように見える篠崎のことだ。この訳の分からない履修要項も自分のものにしてしまっているに違いない。
駿はまだ口を開き続ける。
「なんかさー、サークルの勧誘で『履修組んであげるから話聞いて〜!』とか言われるじゃん。もうあれに頼るしかないのかなって話してたんだよ。」
その言葉に頷く。
ああそれね、と言いながら俺の隣の席に座る篠崎。
「あのサークルの先輩たちってさ、多分だけど他の学部の人だと思うんだよね。ほら、政策ってそもそも学部の人数少ないじゃん。」
トートバッグから履修要項の冊子を取り出しながら篠崎は言葉を続けた。
「例えばこの選択科目の中でどれが一回生から取れるのかとか、他の学部の人は分かんないでしょ。あと、どの授業が面白いとか難しいとかも。」
冊子を俺たちの方に向けて開き、指をさしながら説明する篠崎。びっくりするくらいわかりやすい。絶対に塾講のバイトした方がいい。
「だから、今とりあえず最初のオリエンテーションで仲良くなった一個上の先輩に連絡してどんな感じか聞いててさ。一回生の時の時間割もらったんだけど…。」
いやいやもう先輩と仲良くなってんのかよ。
篠崎とその先輩のメッセージのやりとりを覗くと、もう次の土日にご飯に行く約束までしていた。すると、同じように画面を覗いていた駿が
「あ、マツ先輩じゃん。俺には連絡先聞いてくれなかったよ?」
と目を丸くして言う。いやいや、お前もちょっと仲良くなってんじゃねえよ。あと、そのすぐあだ名つける癖やめろ。
「マツせんぱ…あ、松也さんだから?俺、連絡先持ってるけどまだ島田さんとしか呼べてないのに、すごいな。」
いや2人ともすごいよ。俺なんて誰かすら分からないんだから。

篠崎が見せてくれたそのマツ先輩の時間割と、篠崎が他の先輩に聞き回ってくれたアドバイスをもとに俺たちはそのまま学食で履修を一緒に組むことにした。
空きコマはなるべく作らないほうがいい。選択科目は一回生から取れるものがあまりないからこそ、一回生から取れるものは先に終わらせておいた方がいい。落としにくい授業ではなく良い成績を取りやすい授業を取ったほうがいい。1人で授業を取ると、休んだ時にその分のノートやレジュメを補えないから、できるだけ友達や知り合いと取った方がいい。必修科目で勝手にクラス分けされてしまうものは、いい先生に当たるかクラスに知り合いがいることを願うしかない。
全て篠崎が集めてくれた情報で俺たちはしっかり期限内に履修を組み、いい感じに大学生活のスタートを切ることができた。

その後も篠崎は、履修中止するなら今日までらしいよ、とか、軽音サークルの新歓行くんだけどそこのサークル居酒屋じゃないらしいから一緒に来ない?とか俺と駿に連絡をくれた。
俺はサークルに入るつもりはあまりなかったが、篠崎は知り合いは多い方がいいとか言って、とりあえず新歓だけでも一緒に行こう、とあまり乗り気じゃない俺を誘ってきた。
篠崎が誘ってきた軽音サークルの新歓に、例のマツ先輩もいた。マツ先輩と呼ぶのはさすがに気が引けて島田さんと呼んでいると、駿はともかく篠崎までマツ先輩と呼んでいた。


そんな篠崎と2人で話したことがあった。3限の授業が急に休講になり、駿がその空き時間で課題をしないと間に合わないとかなんとか言ってパソコンルームに行った時のことだった。慌ただしく教室を後にした順を見送って、3限目で使われるはずだった教室で俺は篠崎と2人で空きコマを過ごすことになった。
「課題って…さすがに4限のやつじゃないよね?」
と篠崎が駿の出て行った教室の扉を眺めながらつぶやく。
「あいつのことだからなあ、ありえる。」
と俺が言うと
「えっ、そうなの?駿ってわりと課題とか滑り込みする感じなんだ。」
と、篠崎が俺の方を振り向く。
「高校の時からそんな感じ。まあでも3限が休講なのさっき知ったし、さすがにないか。」
そう言って、俺はスマホを取り出す。今まであまり篠崎と2人で話す機会なんてなかった。これ以上会話を広げる気もなく、テキトーにSNSでも漁ろうとしていた。

すると篠崎が口を開いた。
「そういえばさ、駿って特にあだ名ないの?」
「あだ名?」
今まで考えたこともないことを聞かれて、俺は拍子抜けしてしまった。
たしかに駿は他人になりふり構わずあだ名をつけて、ちゃんとその自分がつけたあだ名でその人のことを呼ぶ。しかし、駿自身はみんなから"駿"と呼び捨てにされることが多く、あだ名なんてない。
「ないな、そう言われてみれば。てか、なんでそんなこと聞くんだよ。」
取り出して画面をつけたばかりのスマホを手に残したまま篠崎の方を向く。
「俺さあ、いつも距離感じてきたんだよね、誰に対しても。なんていうか、当たり障りのない感じ?」
あんなに誰とでも仲良くしているように見える篠崎から意外な言葉が出て、驚きながらも一応それとなく相槌を打つ。
「名前呼ばれるときも『篠崎くん』とか『篠崎』とかね。下の名前ですら呼ばれたことなくて。」
俺も篠崎と呼んでいるが、確かに駿以外からあだ名や下の名前で呼ばれているのを見たことがない。
「だからさ、大学入って最初に2人に会った時に『しのぴん』って駿に呼ばれたの嬉しくてさ。」
あいつに急にあだ名つけられて嬉しい奴もいるんだな。それなら、あいつのちょっと変な距離の詰め方も捨てたもんじゃないってことだ。
だが、そう言う篠崎も駿を除いて他人のことをあだ名や下の名前で呼んでいるイメージがない。
「その割には俺のことずっと苗字で呼ぶよな?」
と言うと、篠崎は
「えっ『リッチー』って呼んでよかったの?俺みたいなのに気安く呼ばれたくなさそうだなと思って遠慮してたんだけど。」
と少し笑いながら言った。おいちょっとバレてんじゃねえか。こいつエスパー使えんのかよ。リッチーなんてよく分からないあだ名、駿だから呼ばれ慣れたみたいなもんだ。
「おいおい、なんだそれ。まあ『リッチー』とは呼ばれたくないけども。」
俺がそう言うと、でしょ〜?と笑う篠崎。そしてこう続けた。
「それとさ、やっぱまだ距離ある感じがどうしてもしてさあ。ほら、高校の時そんなに喋んなかったし。」
それはそうだけど、と俺が言うとまた篠崎は笑って、ほらね、と言った。もう俺の手に持つスマホの画面はスリープ状態に入り真っ暗になっていた。
「高校で2人と同じクラスになりたかったなあ。高校の時だったらさ、たぶん俺そんな気にせずに滝野のこともあだ名とかで呼んだと思うもん。」
もともと、駿とも高校1年生の時にたまたまクラスが同じになって、そこから仲良くなった。2年生ではクラスが離れたが、3年生になってまた同じクラスになり、なんだかんだずっと一緒にいた。高校時代はあの距離感バカの駿のおかげで俺にもそこそこ友達がいたようなもんだ。
「あと、俺もみんなから『しのぴん』って呼んでもらえたかもしんないし。」
キラキラした目でこちらを見る篠崎の言葉に
「いや、俺の『リッチー』も駿しか呼んでないからそれだけはないな。」
と笑うと、
「そうだった。『リッチー』は大学生になって初めて聞いたんだった。」
と篠崎も笑った。
だがしかし、やはり篠崎が高校の時も周りと距離を感じていたのは意外だ。あんなに、いかにも高校生活満喫してます、みたいなキラキラした男子高校生だった篠崎の知られざる胸中を誰が悟っただろうか。

そんなことを考えていると、ふとあの全校集会でのOBの話を思い出した。
「なあ、話変わるけどさ、篠崎は高校生に戻りたい?」
一瞬、予想外の質問に驚いた顔を見せた篠崎であったが、少しだけ考えた後
「今は別に戻らなくて良いけど、たぶん戻りたいっていつか言うと思う。」
と言った。さっきの話を聞くまではこの返答に対して、だろうな、と返したと思うが今はそうではない。
「あれだよね、全校集会の時にOBの人が喋ってたやつでしょ?あれ俺めっちゃ覚えてるわ。その日の1時間目が持久走で、それを部活の顧問がたまたま見にくるとか言っててめちゃめちゃ嫌だったから。」
「俺も1時間目の単語テスト完全に忘れてて慌てて単語の表見てたから覚えてる。」
お互いに全校集会とは全然関係ないことであの時のことを記憶していて思わず笑う。いかにも高校生らしい記憶だ。
「滝野は?あんま、戻りたいって感じじゃなさそうだけど。」
と篠崎が聞いてきた。俺はスマホを机に伏せて置いて答えた。
「そう、正解。俺は大学の方が性に合ってる気がする?」
高校は突然クラス分けされて1年間はその決まったメンバーで授業や行事ごとに参加しなければならない。そして1年経ってやっと仲良くなれたという時にまた新たなクラスに振り分けられる。またイチからクラスに自分の居場所を作り直さなければならない。
しかし、一方の大学はクラスというものがない。その分関わる人が多く、良くも悪くも広く浅くの関係で終わる人が多い。その関わる人の中で、自分と気が合う人がいれば関わりを深めていけば良い。一度居場所を作ってしまえばそれが突然壊されることは滅多にない。たくさんの人と関わるよりも、同じメンバーとずっといる方が居心地がいい俺にはとても楽な環境である。
「まあでも、高校は高校で楽しかったけどね。」
篠崎が目を細めて言う。
「大学生って自由じゃん。制服もないし、授業も自分である程度は選べるし、何時からなにするかだいたい自分で決められるし。」
まあ確かにそうだ。平日に休みを作ることもできるし、毎日自分の好きな服を着て、自分の好きなことをできる。
「だけどさ、なんだかんだあのちょっとダサい制服とか、拘束時間長い休みの日の部活とか、強制的に参加させられる行事ごととか、よかったよね。」
「自由じゃないのがよかったってこと?」
「あの規則で固められた中で自分の中で自由を見つけていく感じが、なんかよかったなって。」
「滝野は授業中こっそりスマホで音楽聴いたりゲームしたりしてなかった?俺は制服のカーディガンにイヤホン忍ばせて音楽聞いてたんだけど。」
俺の中にあった篠崎の"キラキラした優等生"というイメージがどんどん崩れる。授業を聞かずにイヤホンで音楽を聴いていたなんて、優等生とは言えないな。
「いやまあ、俺もゲームしてたけど。一応あれはダメだからな?やってた立場で言うのもなんだけど。」
篠崎は、そうだね、と笑うと
「ごめん、例えを間違えた。なんかああやってスマホ触っちゃダメとか制服はこれだとか言われてる中で楽しみを見つけるのがなんかよかったんだよね。」
とぼんやり遠くの方を見つめながら言った。確かにそうかもしれない。今は自由な大学生活を謳歌しているが、多少窮屈でもその中でしか感じることのできない楽しさはあったと思う。
「それはそうだけどあれは3年間だけだからよかったんだよ、きっと。限られた時間だからキラキラして見えるっていうか。」
ぽつりと呟く。もし俺たちがずっと高校生だったなら。あの忙しなく過ぎて行った日々が、脆く儚い青春と呼ばれる日々がずっと続くとしたら。俺はどう思っていたのだろう。
「まあ、戻れないからこそ、いいのかもね。」
篠崎が笑う。

朝早くから起きて電車に揺られて登校し、授業をみっちり受け、部活をして暗くなり始めた頃に帰る。何気ない毎日だったが、今思えばあの頃ではないと過ごせない毎日だった。今もう一度あの毎日を過ごせと言われても、俺にはできないと思う。あの時間は、有限で、2度と戻れないから美しいのだと思う。
「だな。あのOBも、大金積んで戻らない方がいいよ。」
と俺も笑う。それを聞いた篠崎がまた笑う。

教室に暖かい陽が射す。今日あったかいな、と俺がつぶやくと、篠崎が
「ねえ、リッチーって呼んでいいでしょ?」
と聞いてきた。
「は?いきなりなんだよ。」
と少し怪訝そうな顔をすると
「いやなんか、心開いてくれた感じしたから。違う?」
と首を傾げる篠崎。
くっそ、こいつエスパー使えんだった。観念した俺は
「リッチーはちょっとなあ…。普通に下の名前で呼ぶんなら、どうぞ。」
とあえてぶっきらぼうに答えた。
それを聞いた篠崎は
「お、いいの?やったあ。陸斗、よろしく〜!」
と俺の肩に手を回し、ぶんぶん揺らして喜んだ。
「おい、痛いって。」
と言いながらも笑みが溢れる。こいつやっぱ距離感おかしいよな。だけど、そういうのもあまり悪くないかもしれない。

「おいおい、リッチーとしのぴん、俺がいない間にイチャイチャしないでよ〜!仲間外れにしないで〜!」
ヤバい、とんでもないタイミングで駿が課題を終えて帰ってきた。距離感バカがもう1人増えてしまった。
駿は印刷したレポートを机に置くと俺の隣に座り篠崎と同じように肩を組んできた。なんなんだよこいつら。
「イチャイチャって、お前なあ。」
という俺の言葉をよそに駿は、なんかよくわかんないけど楽しい〜、とかなんとか言っている。
もうなんでもいいや。

距離感バカな2人に挟まれ、俺もよく分からないがだんだん笑いが込み上げてきた。そんな俺を見て
「あ、陸斗も楽しくなってきてんじゃん。」
と篠崎が言う。ほんとだ〜、と言って俺の脇腹を軽く突いてきた駿の頬を軽くつねる。なにすんだよ〜、と頬を押さえる駿を見て大笑いし、俺も俺も、と頬を差し出してく篠崎。
「ちょっと遠慮しとくわ」
と返すと、なんだよお、と膨れっ面でこっちを見てきた。なんだその顔、あんま可愛くないぞ。
なんだか、この2人がいれば大学生活もキラキラした思い出になってくれるかもしれない気がした。

「もう、そろそろ4限はじまるから移動するぞ。」
俺が2人の腕を払いのけて立ち上がると
「わあ、真面目ぶってさあ。」
と駿。そうだそうだ、と言いながらもそそくさと移動する用意を始める篠崎。こいつズルいな。
「駿、お前だけだぞ荷物広げてんの。」
と俺が言うと、ちょっと待ってよ〜、と駿も急いで荷物を片付け始めた。相変わらずだな。

「夕貴と先行くぞ?」
「だから待ってって〜!」
なおのこと焦る駿を微笑ましく見ている俺。すると、そそくさとカバンにノートパソコンをしまっていた夕貴が驚いた顔でこちらを覗いてきた。
それを分かっていながらも知らないふりをしている俺を見て、夕貴が口角を上げているのを視界の端に感じる。
暖かい日の差す教室で、限りある大学生活の一コマを噛み締める。まだまだ、これからだからな。


俺はこうして新しく増えた友達と、本当に戻りたくて仕方のない時間を過ごしたんだったっけか。

そんなことを思いながら、あの日のことを思い出す。駿が、リッチーとしのぴんもう着いてる?と連絡が入る。夕貴が、もう着いてるよ、と返す。俺もそれを見て、夕貴と先行くぞ?、と返す。待ってよー、と返す駿。
ああ、まるであの日みたいだな。

あの日のことは、今でもはっきりと覚えている。


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ちなみに私は高2、高3と授業中はずっと他の授業の課題かゲームしてました。ちなみに遊んでいたゲームはあんさんぶるスターズです。一生やってました。

大学生は時間とお金のバランスが1番良い時期だと個人的に思っています。
全てが自由で、全て自分で決められて。そんな時間はもう2度とないですね。私はコンサートに行きまくっていました。人生で1番ヲタクとして生きていた時期になると思います。

社会人、逃げたくて逃げたくてnoteで創作活動をしてみようと思った私です。
けれども、若い時間も有限。無駄にしないよう、自分の好きなことを趣味でも続けてみようとしています。会社でかなり精神を削られてもちょっとずつこの作品を書きました。まあ、荒削りすぎてあまり面白い作品になっていないかもしれませんが…。これも一応、有限な時間を無駄にしないための足掻きだと思っていただければ。

ちなみに、写真は大学の時の英語の授業なんかの試験範囲の板書を写メったやつです。奇跡的に板書の写メ残ってて感動しました。大学生に戻りたいです。

私はあまりお酒が飲めませんが、ほろ酔いになるとなんかちょっと懐古したくなったり…しますよね?



初めて男の子を主人公にし、初めて男の子しか出ない物語を創作しました。かなり書き殴りに近いので作品としてはとても読めるものではないかもしれませんが、初の試みということでとりあえず最後まで書き上げてみました。

また、私は高校生の時から、わりと背景を書き込むのが好きでした。情景をこれでもかと詳しく書いたりその人物の気持ちを表す何かをさりげなく表現として置いたりしていたのですが、今回はほぼありません。

何もかも初の試み尽くしですが、ここまでお読みいただいてありがとうございました。



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