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集中力と選択肢

以前緊急事態宣言が出ていたころ、本気でずっと引きこもっていたら本気で精神に支障をきたしました。
外にでて人が動いているのを見るとそれがストレスになってしまったんですよね。
「なんで私の許可なく勝手にうごいているの?」といったよくわからない精神状態でした。

家にいるとすべてのものがコントロールできますし、そもそも自分以外の何かが動くという事がありませんからね。

それから、作業の時には積極的にPCをもって作業しに行くことにしています。
何度か本noteでも触れていますが、2021年にThinkPad X280というノートPCを購入しました。

https://www.lenovo.com/jp/ja/p/laptops/thinkpad/thinkpad-x-series/thinkpad-x280/22tp2tx2800

CPUがCorei5 8250U、メモリが8GBという2018年に発売された本機種は、ワードなどのオフィス関連やウェブサーフィンをするには十分だが、それ以上のことは行いたくないという性能です。
また、モニターも12.5型、1366x768というそこまで画面サイズも大きくありません。

とは言え、キーボードはノートPCでは抜群に打鍵しやすいですし、そこそこ軽く頑丈、バッテリーも6時間くらいなら充電なしで間違いなく利用できる(中古なのにバッテリー残量が90%以上残っているという当たり期待でした)、というスペックで非常に重宝し、2年間思いっきり使い倒しました。

ただ、やっぱりいろいろ作業をするにあたり、「もう少しモニターが大きいといいなぁ」という事も増え、iPadを「Duet Display」の優先接続で使っていたのですが、無料では使えなくなってしまったり、やはり動作の挙動がもっさりするので、モバイルモニターを購入しました。

今のところ不具合もなく快適に使えています。

そして、よりよい環境ができたとおもった矢先、ThinkPad X1 Carbon 10Genの中古が格安で(Core i7-1265U、メモリも16GB、SSD1TB、バッテリー新品、筐体の見た目も新品で10万円。格安ではないですかね?15万円くらいでは見かけたことがありましたが、10万円を切るのは初めて見ました)、ThinkPad X1 Carbonは「いつか欲しい憧れのPC」の様な位置づけだったこともあり、購入しました。

https://www.lenovo.com/jp/ja/p/laptops/thinkpad/thinkpadx1/thinkpad-x1-carbon-gen-10-(14-inch-intel)/len101t0009

さて、こうなるといろいろできてしまうわけです。
Studio Oneを入れて音源編集することもできますし、AdobeのIllustratorもそこそこ動きますし、モニターの発色もそこそこ良いのでAdobe Lightroomを使ってのRAW現像も出来てしまいます。
Adobe After Effectsを使ってのがっつり動画作成はさすがにしたくないですが、Premiere Proを使っての簡単な編集くらいならできます。
それ以外の事も、最近流行の生成AI(Stable Diffusion)を動かすことはできませんが、そういった例外的なことを行わなければ(これも自宅のPCをリモートで動かせば可能)、ほぼPCでできる作業はできるという状況になってしまいました。

とても快適な環境なのですが、ここで本当に贅沢な悩みが浮上します。
ノートPCではこうした文章を打つことが多いのですが、「文章を打つ」という点だけを見るとThinkPad X280のほうがよかったです。

ThinkPad X280はほかの事ができません。
ThinkPad X280で動画編集はかけらも頭をよぎりませんし、イラストの編集もしたくありません。ThinkPad X280の場合、文章を書くこと(+α)しかできなかったわけです。

あとこれは巷でさんざん言われていることですが、ThinkPadのノートPCは過去のほうが打鍵がしやすいです。
これは端末の厚さ(重さ)とのトレードオフですし仕方がない部分ですし、ThinkPad X1 Carbon 10Genも比較的打鍵がしやすいキーボードですが、私個人としてはそう思います。

ジャムの法則(選択肢が多すぎると選択に手間暇がかかってしまい、選択肢が少ない場合よりも購買の意思決定が難しくなる法則)の様なものが働いているのかと思います。

思えば、音楽再生用の、ほとんどアプリが入っていないRakuten Hand 5Gも作業用に持ち歩いていたりします。

ウォークマン(+テザリング)としての使い方です。
SNSのアプリも入っていないですし、この小さな画面でウェブサーフィンはあまりしたくありません。
作業中はメインの20万円するスマホ(Xperia 1 V)を鞄の中に突っ込んで、キャンペーンで1円で手に入れたスマホを使っているのだから不思議なものです。

そのため、時にはThinkPad X280とRakuten Hand 5Gだけ雑にもって、喫茶店に行っていたりしています。

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