見出し画像

積み立てNISAで複利のすごさを知った皆さんに伝えたいこと_勉強編

おおよそ今回の機会で「複利」は一般常識になったのではないでしょうか。

複利は、「利息が利息を生む」という概念で、投資や貯蓄において重要な役割を果たします。元本に対して得られた利息が次の期間の計算基礎に加えられるため、時間が経つにつれて資産が指数関数的に増加する可能性があります。

例を挙げると。1万円を年利5%で投資した場合、1年目の終わりには1万円に5%の利息、つまり500円が加わり、1万500円となります。2年目はこの1万500円に対して再び5%の利息が付きます。その結果、2年目の終わりには1万500円に加えて525円の利息が加わり、合計1万1025円になります。このプロセスが続くことにより、利息が自分自身に利息を生む効果が強まります。

このまま10年続くと、10,000円は16,289円になり、20年経つと26,533円になります。
例えばこれに毎年1万円を追加していくともっと上昇量は多くなります。

こういった話は積み立てNISA関連の動画を見れば腐るほど出てくるので興味がある方は参考にしてみてください。

さて、この「複利」はお金や土地だけではなく、「勉強」にも当てはまるように思います。

投資の世界で複利が果たす役割は、投じた資本が生み出す利益が再投資され、元本と利益の合計に対してさらに利益が発生することで資産が指数関数的に成長することです。このプロセスは、時間が経つにつれて加速度的に資産を増加させます。

一方で、勉強の複利は知識やスキルの累積を通じて現れます。新しい情報を学ぶことで、既存の知識と結びつきやすくなり、理解が深まると同時に、さらなる学習が容易になります。これにより、知識は層を重ねるごとに価値が増し、学習の初期段階で得た知識が、後の学習において大きな効果を発揮するのは体感としても感じることができると思います。

そのため、小学校で勉強ができる子は中学でも、高校でも勉強ができるようになりやすいでしょう。
一方高校になってから一念発起して勉強をしても、それまで勉強してきた人とは効率が異なります。
同じ1時間勉強に時間を投資したとしても、それまでの複利が載った状態で効果が出ます。大学自体になるとより差は開くかもしれません。
とりあえず願書を提出して入学したFランなどと呼ばれるような大学生が10時間行った勉強の効果と、それまでずっと勉強してきた東大生が行う10分くらいの効果が同じということもあるでしょう。

それくらい現実はシビアで、一発逆転は難しいです。
そのためには若いうちからちゃんと勉強しましょう……と言っても時間は過去に戻れないですし、「そんな事言われなくてもわかっているよ!」という人も多いでしょう。

そんな皆さんに朗報です。

社会人の方は勉強しない人が多いようです。
先日このようなnoteを書きました。

社会人を出し抜いて稼ぐための裏技を教えます。

今の社会人の方は過去積み立てたものだけで生きているようで、追加投資(追加の学習時間の投下)をあまりしていないようです。
また、最近は学習する方法もどんどん増えてきています。YouTubeを見れば動画があふれていますし、Udemyなどのオンライン学習プラットフォームは大量にあります。ChatGPTを学習に生かすこともできます。昔とは効率が圧倒的に異なります。
そのため、今から始めても5年後には追い付けている可能性はあります。

この時に勘違いしないで欲しいのが、すぐに効果が出ないからといって諦めてしまうことです。
いままで勉強してこなかった方が遊んでいた間、こういった人は小学生、中学生、高校生、大学生の計13年は勉強してきていたわけです。
大学生は勉強しないなんて言いますが、それはあなたの周りの学生が勉強していなかっただけです。また、勉強している人はそれが習慣になっているのでわざわざ勉強していると言ったりしません。

13年サボっていたのに5年で追いつける可能性がある、とてつもなくタイパ良いですよね。

学習や自己改善には時間がかかるもので、通常は短期間で劇的な変化を達成することは難しいです。一発逆転を期待するのではなく、小さな成功を積み重ねていくことが重要です。日々の小さな努力が最終的に大きな成果につながると理解し、継続することが、長期的な学習の成功への鍵となります。

やらないよりやったほうがいいと理解しているのであれば、ほかの大人がサボっている間に、今日からでもいろいろ勉強することをお勧めします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?