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知っておくと得をする心の動き_3

前回、前々回に引き続き、今回も心の動きについて書いてみます。

前回、前々回はこちら。

ちなみに私は心理学のスペシャリストではないため、詳細はぜひ調べていただければと思います!

正の強化と負の強化

正の強化とは、望ましい行動が発生したときに報酬を与えることで、その行動の頻度を増やす手法です。例えば、子供が宿題を終えたらお菓子をあげる、仕事のプロジェクトを成功させた社員にボーナスを支給するなどです。

負の強化は、望ましくない状況を取り除くことで、特定の行動を増やす方法です。例えば、良い成績を取ったら宿題の量を減らす、部屋を片付けたら嫌いな家事を免除するなどです。

日常生活では、これらの強化をうまく利用することで、習慣を変えたり、モチベーションを向上させたりすることができます。

ハビチュエーション(習慣化)

ハビチュエーションは、繰り返し行う行動が自動的に習慣化される現象です。新しい習慣を作るには、行動を繰り返すことが重要です。例えば、毎朝のジョギングを習慣化したい場合、最初の数週間は決まった時間にジョギングを続けることが大切です。

日常生活で役立つポイントとして、目標を小さく設定し、達成しやすくすることがあります。例えば、最初は5分間の運動から始め、徐々に時間を増やしていくと良いでしょう。

フィードバックの重要性

今となってはありふれたフィードバックですが、実はとても大切です。
フィードバックは、行動の結果や進捗を知るための情報を提供することです。フィードバックを受けることで、自分の行動が適切であったかどうかを判断し、改善点を見つけることができます。

効果的なフィードバックを得るためには、具体的であり、なるべく間を開けずにフィードバックすることが重要です。
「半年前のあれなんだけどさ」よりも「昨日のあれなんだけどさ」といった方が効果はありますよね。

認知的不協和の解消

認知的不協和とは、自分の信念や行動に矛盾が生じたときに感じる不快感のことです。この不快感を解消するために、人は信念や行動を変更することがあります。例えば、喫煙者が健康に悪いと知りながら喫煙を続けると、認知的不協和が生じます。この場合、禁煙することで不協和を解消できます。

認知的不協和は結構厄介です。
例えば、変な彼氏と付き合っている女性がいて、ほかの友人に相談したとします。
友人は「別れなよ」と口々に言います。
ここで認知的不協和が発生します。
「その彼氏良くないよ!別れなよ」と言われても、現時点で「付き合っている私」という事は存在するわけです。また、その彼氏がもしDV癖のようなものがあったり、友人の紹介とかで別れを切り出しづらかったとしたら?
「よくない彼氏」と付き合うより「素晴らしい彼氏」と付き合う方が良いですよね?
結果としてこの女性は「彼氏は素晴らしい人間だ」と認知をゆがめてしまうことがあります。
いくら「別れなよ!」と言っても別れないでずぶずぶ行ってしまうカップルがいるのはこういった心の動きがある場合もあります。

ソーシャルサポートの活用

ソーシャルサポートは、他人からの支援や協力を受けることで、ストレスや困難を乗り越える手助けをするものです。家族や友人、同僚などのサポートネットワークを活用することで、精神的な安定を保つことができます。
サラリーマンが愚痴を言うのも実は大切だったりします。
「会社がダメ」「上司がダメ」と言っても何も事実は変わりませんが、ガス抜きにはなりますよね。酔っぱらいを見ても「あぁ、こういった人はきちんとメンタルケアできているんだな」と優しい目で見てあげるといいかもしれません。

モデリング(観察学習)

モデリングとは、他人の行動を観察し、その行動を模倣することで学習する方法です。これは、特に子供が親や教師の行動を真似ることで学ぶプロセスにおいて重要です。
大人になってもこれば馬鹿にできません。
日常生活では、成功している人や尊敬する人物の行動を観察し、それを自分の行動に取り入れることが役立ちます。例えば、時間管理が上手な同僚のスケジュール方法を真似る、健康的なライフスタイルを送っている友人の食生活を参考にするなどです。

まとめ

心の動きを理解し、適切に対応することは、日常生活や仕事、人間関係において非常に重要です。こういった心の動きを知ることで、より良い選択をし、ストレスを軽減し、他者との関係を円滑にすることができます。
これらの心理的なテクニックを日常生活に取り入れ、楽しく生きれるといいかなぁと思います。

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