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知っておくと得をする心の動き

たまにはそんなお話を。
ちなみに私は心理学のスペシャリストではないため、詳細はぜひ調べていただければと思います!

ただ、私自身気になって心理学系の本を読むことが多いので、その中でも割と現代社会でも使えそうな知識を記載します。
どれも有名な話なのでどこかで聞いたことがあるものばかりかと思いますが、参考になれば幸いです。

自己認識

自分自身の感情、思考、行動を正確に理解する能力です。自己認識を高めることで、自分の強みや弱みを把握し、適切な行動を取ることができます。
仕事でイライラしている時、なぜ自分がイライラしているのかを考えてみるといいです。例えば、締め切りに追われていることが原因かもしれません。この認識ができれば、時間管理を見直すなどの対策が取れます。
原因がわからないとどんどんとストレスが溜まっていくだけです。ストレッサーが解消できないものであっても「今私はこのことにイライラしている」と整理するだけでも随分と変わります。

自己受容

自分をありのままに受け入れることです。自分を責めるのと受け入れるのは大きく異なります。
プロジェクトで失敗した時、自分を責めるのではなく、学びとして捉えることが大切です。まず事実を受け入れ、受け入れたうえで「今回の失敗から何を学べるか?」と自分に問いかけることで、前向きな気持ちになれることがあります。……まぁ結構へこむはへこみますし、他人や環境のせいにしたいときもありますが、それでは何も解消しないこともおおいですからね。

エモーショナル・インテリジェンス(EQ)

エモーショナル・インテリジェンス(EQ)は、自分と他人の感情を理解し、適切に対応する能力です。EQが高い人は、感情をうまく管理し、ストレスをコントロールし、人間関係を円滑にすることができます。
例えば、友人が悲しんでいる時、その感情に共感し、「どうしたの?話を聞かせて」と声をかけたり、職場でストレスを感じたとき、その感情を無視するのではなく、適切に表現することで、ストレスを軽減し、対人関係も改善されます。
これも先ほどの自己認識と似ていますが、まず自覚することが大切です。
感情を認識し、それを表現する練習をしましょう。例えば、「今、自分は怒りを感じている」と自覚することから始めます。また、他人の感情に共感し、相手の立場に立って考えることを心がけましょう。
物事を進めるうえで共感するというのは思った以上に大切だったりもします。

フレーミング効果

フレーミング効果は、情報の提示方法によって人々の判断が変わる現象です。例えば、ある商品が「20%割引」と表示されると購買意欲が高まりますが、「80%の価格で提供」と表示されると購買意欲が下がります。
例えばスーパーで「1,000円以上購入で100円割引」と表示されていると、つい買いすぎてしまうことがあります。「100円節約」と考えるとお得に感じますが、実際には必要のないものを買っているかもしれません。
重要な決断をする際には、情報の提示方法に注意を払いましょう。異なる視点から情報を評価することが大切です。

サンクコスト効果

サンクコスト効果は、既に投資した時間やお金、労力に執着し、損失を避けるために非合理的な選択をしてしまう現象です。
少し前に流行ったディアゴスティーニはこの方法をうまく使った販売方法です。創刊号だけ破格の安さにし、2号目以降はそれなりの値段で、徐々に何かを作り上げていくというものです。
途中で飽きてしまって、あまり価値を感じなくなっていても「まぁ、ここまで買ったから」という考えでついつい買い続けた人も多いのではないでしょうか。

最近の情報商材でもこういったものが多いですね。
始めは1000円とかで「もっといい情報があります 5000円」などと追加課金をさせるやり方です。
投資したコストに囚われず、現時点での最善の選択をすることが重要です。過去の投資は継続しても戻っては来ません。現在の価値に基づいて決断しましょう。

確証バイアス

確証バイアスは、自分の信念や仮説を支持する情報ばかりを集め、反対の情報を無視する傾向です。このバイアスにより、偏った見方をすることがあります。

政治的な信念が強い場合、自分と同じ意見を持つ人々の情報ばかりを集め、異なる意見を排除してしまうことがあります。SNSでは顕著ですね。「私以外の人も全員私と同じ意見」と思っている人も、単にほかの意見を見ていないだけという事はよくあります。

これは意識的に排除しないとなかなか除外できないと思います。「自分と同じような意見ばかりだな?」と思ったらこの確証バイアスを疑う癖をつけたほうが良いです。

プライミング効果

プライミング効果は、先に与えられた情報が後の判断に影響を与える現象です。例えば、仕事のプレゼンテーションをする前に、自分をリラックスさせるために好きな音楽を聴くことで、緊張が和らぎ、より良いプレゼンができるようになります。

あと日本人が好きなニュースに差し込まれている「本日の占い」はこのプライミング効果をよく使っていると思います。今日の1位だといい気分で終われるのも、別にいいことばかり起きているわけではなく、このプライミング効果によるものだったりします。

まとめ

心の動きを理解し、適切に対応することは、日常生活や仕事、人間関係において非常に重要です。こういった心の動きを知ることで、より良い選択をし、ストレスを軽減し、他者との関係を円滑にすることができます。
悪用すればよくないですが、例えばサンクコスト効果を勉強に取り入れる場合、高価なノートや参考書を購入するというのも一つの手段です。「こんな高いものを買ったんだからやらなきゃなぁ……」と少しでも思って継続出来ればよいですし、プライミング効果も「いいとき」だけ参考にするというのも手です。
これらの心理的なテクニックを日常生活に取り入れ、楽しく生きれるといいかなぁと思います。

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