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時間は追うか追われるかの話

今回はちゃんとお店のことを書きます。

一日にどれくらいの絶対が生まれ消えていくのでしょう。
町内で香るカレーほどの影響力もなく
風呂場の換気の石鹸の匂いほどの哀愁もなく
雨の染みた木造建築ほどの継続力もなく
この世界に絶対はいくつもいくつもあまりにも安易に生み出され
そのほとんどは絶対に絶対ではなく偶然か誤認
なのになのに、こんなことを書いているこの時間は
絶対に元に戻らないという絶対。
なにをするにもしないにも
時間という絶対は抗いようのない絶対

例えば、コンビニのサンドイッチやファーストフードのハンバーガー
佐野厄除大師のCM
テレビ朝日で放映されるSAMURAI BLUEの試合
西野カナ的ベストフレンド


いくつか代表例をあげてみましたが
絶対に時間の干渉を受けないのかと問われればエビデンスに欠ける。

石田ゆりこでもない限り逃げることも避けることもできないのです。
エリクシールでスキンケアをしてもです。
アルミホイルを体に巻ければスカラー波と友達は避けるでしょうが
どこぞの住職に頼んで体に写経しても避けるのは平家の怨霊と、
やっぱり友達だけなのです。


このように、「時間」という言葉は使わなくても
どこにも存在しています。
「生きる」とは「生き続ける」ことだし
「経営する」は「経営し続ける」ことです。
この全部に隠れた「続ける」の話をしたかったのですが
正直完全にオーバーペースです。


淡々と変調なく未来へ一方通行の時間が絶対です。
それを前提に
人間が明日も明後日も来年も10年後も生きたいと希望して
出来上がったのがこの社会だとするなら
風を背に受けて未来へ進む方が当然楽。
逆方向へ向かい風はどうしても苦労します。

もしできることなら、明日も生きたい、よりよくなりたいと希望して
毎日を過ごす方が良いのでしょう。
そのほうがずっと恩恵がある。社会的に価値あるものも手に入る。
ただ、事情は様々、できない人もいますよね。
たぶん、こんななのでそうなんだろうと思うでしょうが
僕の所属もそちら側の人間なんだと思います。

でも、諦めてはいけません。ここにしかないものもあるのです。
ただちょっと毎日学校に行くのが辛い。たまにとても辛い。
仕事に行くのが、普通の人の働きたくないとは違う部分で行きたくない。
少し社会で生きづらい、ときどきとても生きづらいだけなのです。

TVで見た普通のこと、物語にあるよくあること
手に入らないものばかりだし、同じように楽しいことは起きない
まれに間違いが起きたとしても、チャンスを掴む準備はできていない。
ただ、その残念な出来事を飲み込み消化する胃袋だけは発達している。
我々はキラキラした日の当たる場所を歩く人々の雑な食べカスや食べ残しを集め積み上げて、夢など見たこともないこの美しいまなこで
カス山から本来価値のあるものを見出し
その無駄に発達した胃袋に
復讐と怨念と捨てきれない憧れと一緒に流し込むのです。
そして我々の振り落とした肥料により、毎年美しく桜は四月に咲くのです
サンクチュアリの静内とブルーシートの上の愚民どものために。

何しろ、どんな職種でも会社を始めるとかお店を出すとか
その社会の中で暮らす人々に生かしてもらう立場になれば
明日も行きたいという希望を掲げ、毎日よりよくなる努力をして
今、最も良いものを求めるのではなく、続けられる良いものを
今、最も心地よいものではなく、続けられる心地の良いものを
毎日続けていくしかないです。

人間もお店も社会も、良い時悪い時があります。
いつもと同じようにしていてもうまくできないとき。
病気のとき、心が荒むとき、周囲からの影響、天変地異、
あとは増税、異常な価格高騰、悲しいクチコミ、増税、
恋、新しいゲームが出たとき。

精神的、体力的、技量的
どれひとつに限界がきても続けることができなくなります。
だから、限界が来ないように現時点を観察できる客観性と
偏りなく判断する公平性を鍛える必要があります。
自分、他人、社会を客観視し公平に判断する努力です。

また、今苦しくてもしなければならない投資
新メニューの開発や機材の購入や人材の育成など
言葉ほど格好いいことはしてませんが
来年も再来年も10年後も続いているようにと、
進歩と制限と投資を続けます。


時間をテーマにしたのに
大量な時間をこれに費やしてしまうという愚行。
でも、書き「続ける」という敗戦濃厚な戦いの火蓋は
すでに切られていますので、
絶対に抗えない時間にも挑むわけです。
僕には般若心経とエリクシールと石田ゆりこがついている。
SAMURAI BLUE的負けられない戦いですよ、アジア予選の。

でも、書き続けることでお客さんが減るという状況
間違い「続ける」こともあります。
そんな時は、客観性でと言っても
自分の間違いを自分で知るのは一周まわって難しいです。
だから、人の意見に耳を傾けるのが大事になりますね。

なんか前もこんなこと書いてた気がする。人の意見を聞くとか、
人の話が聞きたいとか。
本当に人の話を聞くのが苦手なのか、おかしい、そんなはずはない。
でも、今日もバイトの子に被り気味で話してしまったし
あとは、耳にお経を書き忘れたか。
うん、そういうことにしよう、そういえば友達もいないし。


次回は
原付で走行中、眼鏡の横に張り付いた白い服の女性、たぶん怨霊の話です。























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