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【考え】意志はシステムから飛び出すこと
2024年7月22日(月)
月曜日はとりとめのない考えを書いています。
科学はシステムだ。科学になろうとしている心理学もまたシステムであろうとする。人の心をシステムとして解き明かそうとする努力をする。それが心と行動に関する理論ということになる。
アドラー心理学もまた科学としてシステムであろうとする。しかし、システムではない意志と倫理を扱おうとしている。つまり「勇気」と「創造性」を扱っている。そこが心理学としては独自なところだ。人間性心理学としてアドラーに続く研究者は多かれ少なかれ意志と倫理を扱っている。フランクルはその一人。
ここでいう倫理とは、その人がそうする/そうしないことを決断する根拠のこと。
本能とはシステムだ。生命体が生き延びようとして、何億年もかけて遺伝子に刻み込んだプログラムだから。一方で、意志は本能というシステムの檻から飛び出そうとすることだ。それは自ら学び、訓練する必要がある。それをアドラーは共同体感覚と呼んだ。
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