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ちはるのファーストコンタクト(2020年)

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2020年に書かれた「ちはるのファーストコンタクト」のすべての記事が読めます。週に2本くらいのペースで記事を書いています。月額購読するよりも割安になっています。
次のような話題で記事を書いています。(1) 研究することと独立研究者への道 (2) アドラー心理学…
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#オンライン授業

(102) 2020年ご愛読ありがとうございました。2020年の全記事インデックス。

2020年12月31日(木) 2020年の「ファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございました。下に101本の記事を分類したものを載せました。分類は、大まかに「アドラー心理学→教える・学ぶ→大学教育→オンライン授業・講座・研修→生涯学習→研究する→生活→旅行→note」という順番です。お役立ていただければ幸いです。 2020年のファーストコンタクトの全記事は下記から3,000円で購入することができます。 2020年全記事インデックス・アドラー心理学(0

(101) 全国的に過半数の学生がオンライン授業の継続を望んでいる

2020年12月26日(土) 文科省は10月に行った「大学等における後期等の授業の実施状況に関する調査」の結果を公開しています。 その概要は以下の通りです。 ・調査対象校(377校)のうち約半数(190校/50.4%)は、授業全体の半分以上を対面授業で実施。 ・残りの大学(187校/49.6%)は、対面授業の実施割合は半分未満となっているが、このうち、 「ほぼ全ての学生が、授業の形態等について理解・納得している」と回答しているのは18校(9.6%)、 「大多数の学生が、

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(087) 放送大学のオンライン授業の評価から示唆されること

2020年10月28日(水) 国立情報学研究所のYouTubeチャンネルで、「放送大学における2020年度第1学期Web面接授業実施報告」(青木久美子放送大学教授)のビデオが公開されています(2020/10/20)。 放送大学のオンライン授業についてサンプルサイズの大きな評価データが公開されていますので、非常に参考になります。 今回はこのビデオのスライドを見ながら、オンライン授業のこれからについて考察します。 放送大学の授業は、放送授業(インターネットでも視聴可能)と

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(084) 教員の研修はオンラインでやる方がいいみたいだ

2020年10月17日(土) 今年度は、大学や専門学校からの教員研修の依頼がコンスタントに来ています。その内容はオンライン授業のやり方に焦点化して欲しいとリクエストされています。年度後半になっても、その状況は続いています。 ・オンライン研修の最大の効用その教員研修も対面ではなく、オンラインとなるわけですが、参加者からの評価を見てみると、オンライン研修の方が良さそうです。それは、以下のような利点があるからです。 ・物理的な移動をしなくて済む ・手元でメモが取れる ・資料も

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(050) 長時間のゼミもオンラインではそれほど疲れない

大学のオンライン授業が5月の連休明けからスタートして、1ヶ月が経ちました。今期はたまたま学部の大人数の授業(150人程度)を集中講義に回していたため、学部のゼミ(3年生、4年生それぞれ9人ずつ)と大学院のゼミ(修士課程2人、博士課程9人)と大学院のクオーター科目(受講生24人)をオンライン授業で実施しています。 オンライン授業は、大きく分けて、オンデマンド形式(非同期)とライブ形式(同期)に分けられます。オンデマンド授業では、収録した講義ビデオを好きなときに視聴してもらい、

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(043) オンラインコースのサイクルの回し方がわかってきた。

4月からオンラインでの講座や研究会を徐々にスタートさせてきました。また、5月からは大学のオンライン授業が本格的にスタートしました。 ・オンラインコースもロケットモデルでよいまだいろいろ試している段階ではありますけど、オンラインコースのサイクルの回し方がわかってきました。オンラインコースでも対面授業でもどちらも「ロケットモデル」でいいということです。 ロケットモデルの中心は「リソース→活動→フィードバック」の部分です。これをオンラインコースで回していくということです。 ・

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(042) オンラインレクチャーするのが気が重いあなたへ。

大学のオンライン授業がスタートして1週間が過ぎようとしています。この年度から新たに使われることになったWaseda Moodleも大きなトラブルは出ていないようで、よかったです。 私は基本的にレクチャービデオは収録して配信する派ですけど、ZoomやWebexを使ってリアルタイムでレクチャーを配信する派の先生もいるでしょう。その時にどうも話が乗らないと感じることもあります。 それは、受講生がみんな音声をミュートしていて、反応がまったく伝わってこないということに原因があります

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(040) 国立情報学研究所主催のサイバーシンポジウムでオンラインコースの作り方について話題提供しました。

国立情報学研究所主催の「4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム」というのに出て、オンラインコースの作り方について話題提供しました。オンライン環境はWebexでした。 1,300人くらいが視聴していると表示されるのですけど、オンラインですと、そんな実感もないですね。 Slackでの質問は2人のみ。すぐに回答しました。これならビデオ収録したのを流すのでよかったかもと、一瞬思いました。しかし、リアルタイムでしゃべるからこれだけの人数の人が聞いてくれるの

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(036) オンライン教育では物理的距離ではなく交流距離が重要。

先日、マシュマロでこんな質問を受けました。 [Q2] 先生が現時点で、オンライン授業の課題点と感じる部分はありますか? その回答がこれです。 [A2] オンライン授業の問題点として、対面授業の問題以上のものはありません。オンラインでは、教員が提供した学習リソース、学習者の学習活動、それへのフィードバックがすべて可視化されますので、改善しかありません。 マシュマロの回答では100字の制限がありますので、端的に縮めました。これをもう少し説明します。 ・オンライン授業の問

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(034) 在宅勤務の意味は「結果を出す」ということ:オンライン授業も同じ

緊急事態宣言が全国に出されました。大学では、春学期は完全にオンライン授業です。コロナのピークアウトはまだまだ先になりそうですので、秋学期もオンラインになる可能性も十分あります。そうすると、2020年度は、全国の通学制大学がオンライン大学になった年として記録されるかもしれません。 緊急事態宣言下で、在宅勤務体制も長引くことになるでしょう。半年以上この体制が続くとなれば、在宅で仕事が回る人は永続的に在宅勤務でいいということになるかもしれません。 広瀬隆雄さん(@hiroset

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(023) 大学はオンライン授業への切り替えができるかどうかを試される

新型コロナへの対策として、早稲田大学は授業開始を少なくとも2週間遅らせることを決めました。アメリカではオンライン授業に切り替える大学も出ています。 日本では名古屋商科大学で、授業開始を遅らせることなく、学部・大学院ともにオンラインでの「双方向ライブ形式」で実施するとのことです。 なお、こうしたオンライン授業については、2001年から文科省が、大学・大学院における「メディア授業」として位置づけています。つまり、正規の授業です。メディア授業は、テレビ会議などによる「同時双方向

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