(087) 放送大学のオンライン授業の評価から示唆されること
2020年10月28日(水)
国立情報学研究所のYouTubeチャンネルで、「放送大学における2020年度第1学期Web面接授業実施報告」(青木久美子放送大学教授)のビデオが公開されています(2020/10/20)。
放送大学のオンライン授業についてサンプルサイズの大きな評価データが公開されていますので、非常に参考になります。
今回はこのビデオのスライドを見ながら、オンライン授業のこれからについて考察します。
放送大学の授業は、放送授業(インターネットでも視聴可能)と面接授業からなっています。面接授業は、全国50の学習センターと7サテライトスペースで開講されています。なんと年間で3000以上の科目が開講されているそうです。これらのほとんどは、各地の学習センターから依頼された非常勤講師による授業です。放送大学の専任教員としては年間2科目を開けばよいとのことですので、非常勤講師の役割が大きいのです。
私も2020年度の春学期に、高知学習センターと沖縄学習センターからそれぞれ教育統計とアドラー心理学の面接授業を依頼されていました。しかし、コロナによって面接授業は一律中止になりました。
放送大学のWeb面接授業:その8割はZoomを利用
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