日本は、”共同養育”ができる国なのか?
議事録ないなー
今日はたしか、14回目の会議というのに
まだ資料だけのアップで、議論さえされていない(時間切れ)という状態なところもありながら、どうも”選択的”共同親権制の導入が検討されているらしいといった話題が登場していたりする
もどかしいけども、ただ待つしかない
待つ間に検討できることはする
さて、昨日は、Coそだてスクール構想を思い描いていたとき、ついに、すっきり解明した件があった
日本で、共同養育は可能なのか?
個別の例を挙げれば、「できる」と回答することだって行われる
しかし、それは制度論か?
不妊治療がなくても妊娠する方がいるから、じゃあ不妊治療助成論は不要なのか、というとそうではなく、やはり必要な人のための制度構築が求められる
あまり、個別の「できる」例が、制度論においては意味をなさないことがよくわかる
その形態がたとえ理想的であると共感しえても、前提条件が欠ければ、理想を実現することができなくて、ともすれば不安定な中で希望を描くことが、葛藤の火種になりかねないし、月に1回日帰りで会えるのでもいい、といって早々に合意が成立する方がよい、ことさえある
日本で、共同養育は可能なのか?
この問いの仕方自体がミスリードで、主語が個別のケースになってしまうのだろう
個別のケースにおいて、定義次第では、特に、子の心にフォーカスしてしまえば、そういえばコロナ禍ですっかり丸1年以上別居親に会えていないうちの子だって、相変わらずの慕い方からすると、共同養育ができている、ということになり、同居親たる私は、ストレスフリーの成功談ということになる
それも共同養育と呼ぶの?!って、何か期待する立場からすると裏切りにも思われるだろう
Coそだての仲間たる、まきコーチは正真正銘、交代監護を実践しているから、共同養育の実例である
たしかに、日本でも共同養育は可能であった!!
でも、そこに至るまでにどれだけの時間とどれだけの労力をかけたか・・・実際に実践する上での配慮について、一度きっちり聞いておくことが大変参考になる
結果としてはともかく、単独親権制下でずいぶん苦労することになった実情
やはり、共同養育をするには共同親権制が必要ではないか?
主語を、日本は、にしてみた
日本は、”共同養育”ができる国なのか?
国が主語なので、実際の担い手になるわけではない
制度の問題になる
そして、共同養育とは何か、の定義も自ずと明らかになっていく
いろいろな言い方があるようだけど、概ね、共同養育とは、父母の一方の養育時間が、全体の3割以上となる場合をいう
すなわち、年間日数でいうと100日以上にたどりつく
5割ずつになれば、交代監護であり、これはまさしく共同養育に該当する
日本を主語として、「できる」と言いうるには、裁判例として確立するなどして、当事者の大半が(あくまで大半でよく、全てとなる必要もないし、一律強制するものではないのは当然となる)共同養育を実現する場合をいうことになる
日本は該当しているのか?
話題になった裁判例でさえ、段階的に月2回の宿泊を命じるにとどまっていた
https://www.lawlibrary.jp/pdf/z18817009-00-041332154_tkc.pdf
養育計画に基づく共同親権の行使という処分を命じる求めは、却下されてしまっている
日本は、”共同養育”ができる国なのか?
繰り返し、問いたいと思う
共同親権制法改正が求められる理由・必要性
何度でも語り研ぎ澄ましていかなければならない
何のための共同親権制、かも見誤らず、期待して、求めて、その上で、今自分の子育てのためにすべきことは何か、まで
冷静に整理して思考したい