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越後湯沢リゾートの温泉ネタなどの鉄板トークネタを複数持っているタイプ(KOGADOの冒険ワークショップ vol.6 森と言ったらの石松か繁久弥かこの人に凸の巻)

 とうとうやってしまいました。
 今これを書いている時間は、金曜日の午前中、いつもならもうあと数時間で記事が公開されるという時間です。
 取材相手は決まっていて、それもすぐに実施できて、ただ内容が内容で、どこをどう記事にするか、いいのかこれで?とあれこれやっているうちにどんどん時間が過ぎていきました。遅れた!みんな期待してなんかいないと思うけど、すまん!

 いやー難しかった。そして私が普段いかに人の話を聞いてないかがよく分かったw

 note担当編集長さんから、ちょっと眠くなってきた工画堂文庫に喝を!ということで始まったこの企画、過去最大級に「なんだこれ」なエッセイ、今週も参ります。

👇同シリーズのバックナンバーはこちら👇


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浪人:
 お疲れ様です。すいませんお忙しいところ。ちょっと取材させてください。

森 隆行:
 はい。あのー、何をしゃべればいいんでしょうか?w

浪人:
 まずは、あー、自己紹介的なものを……。

森:
 自己紹介的な??! えそれはどこ向けの?w
 ええー、株式会社工画堂スタジオのモリタカユキです。

=====
今週のゲスト:森 隆行(もり たかゆき)さん
 工画堂スタジオ 営業企画部(旧:コンテンツプロデュース部)部長。
 独特のリズム感と戦闘スタイルにより単独行動が多く、社内からは長らく「何をやってるか分からない人」とされてきたが、七人の侍の久蔵の如く、多くは語らず成果を持ち帰る姿勢が若いスタッフには憧憬され、経営陣からも高く評価されている。いや、よく書きすぎた。
 確かナポリタンが好き。先日入院した。48歳のチャーミングなおじさん。
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浪人:
 最近、所属の部署名がかわったよね。

森:
 そうですね、えーと、営業企画部ですね。他社さんと一緒に(そのお相手の会社の)コンテンツやIPを創設したりプロデュースしたり、ですね。そこは今までと変わらずで、4月以降から、社内のOEMのチームの営業窓口、渉外の役割をやっていこうということになりましたね。今までは手が足りずに受け身になっていた部分を、自分が動くことで積極的に提案もしていけるように、情報の流れをスムーズにできるようにと新設されました。

浪人:
 外部へのインターフェイスになるってことだね。

森:
 そうですそうです。

浪人:
 まだそれほど時間はたってないけれども、なにか仕事内容とか、変わったところとか、ある? ないかな、まだ。

森:
 いやいや全然ありますよ。もちろん会社として直近の売上げを作っていくということを達成していかなきゃいけないんですけど、部の立ち上げの時からテーマを持って生まれたわけですから、僕を中心にグランドビジョンを作って、それをきちんと遂行していこうというのはあります。
 そのビジョンを他部署の方々とコンセンサスをとりながらこれから生んでいくという。

浪人:
 ふむ。何年コンテンツプロデュース部としてやってきたんだっけ? 5年くらい?

森:
 5年ですね。

浪人:
 5年、コンテンツプロデュース部として、社内から見るとちょっと独特な動きをしてきて、その立ち回りから会社の動きを俯瞰して見れるような場所にいられたと思うんだよね。
 ただ、横並びのポジションとしてなかなか思っていることを提案できないというか「もっとここ、こうならないの?」の部分が上げづらかったのかもしれないけど……上げてたりはしてた?
それが今回、特務として、ミッションとして明確になったのかなと思ってて。

森:
 まさにそうです。うちの会社はどうしても個人個人で完結してしまう仕事が多い中、組織としてそこはもう少し工夫のし甲斐があるんじゃない? ということも見えていましたし、会社としても何とかできないかなと思っていた部分じゃないかと。
 こういう個人商店の集まりみたいな状態はうちの会社のある意味文化のようなものなのかもしれないんですけど、これは多分かなり珍しいスタイルではありますよね。本来会社なんだからチームプレイでやっていくのが自然なんだと思うんですけど。良い悪いではなく。その部分がうちの会社はかなり独特だなって。

浪人:
 なんでなんだろうね?

森:
 うーん、わかんないですけど、多分成り立ちから、個人を尊重するというマインドが強いのだと思うんですけどね。

浪人:
 まあそれが社風のようなものなのかもしれないけれども、もう少し調整できるんじゃないかと、そいうことかな。

森:
 はい、やり方に違和感があるとか、苦言を呈すとかそんな大げさなものではなくてですねw、動き方の幅を広げることが一番のポイントだろうと思っています。僕が動くことで、進む話や決まる話があるならうごけばいいじゃないってことで。

浪人:
 なるほどね~。

 森君と言えば、オーイズミさんをはじめとして、工画堂クラスタ以外のところではフロントマンとしても有名人で、私としてはそちらのお客様の流入を目論んで今回は森君にインタビューをしているんだけどw あちらはどうですか? 長くやっているけれど、道程としては今はどんなあたりを?

森:
 ……それは、僕自身のブランディングの話ですか?w これ、お客さんが読んでくれているってのを意識しないで話しちゃいますけど。
 僕のそもそもって、工画堂スタジオの今までの仕事の流れから離れたところで動き始めたんです。持ってるものとか技術力とかIP資産とかがないところで、一人で入っていって首を突っ込んで。

北川:
 丸腰で戦ってこいと。

森:
 そうです。なので、お客さんに対してもクライアントに対しても、僕の名前をまずは憶えてもらうってことが手っ取り早かったんです。自分を買ってもらうと。

浪人:
 なるほど、……なんか変な話になってきたけどw

森:
 で、僕の名前が出るところには、会社の名前も置いてくるということをしていたわけです。なので、プロジェクトでもイベントでも名前をだして前にでてをやってきたんですよ。

浪人:
 場所を確保するためのきっかけとして、首を突っ込む、前に出るがあったと。で、場所を作るところまでは何となくできるようになったと。

森:
 そうです。ただこれ、今(直前で)話したのと同じ問題になって。結局僕も個人商店をやっちゃってるんです、会社というチームプレイになっていない。そこで限界を感じたんです。

浪人:
 チームへ落とし込む、繋ぎ込むことができなかったと。

森:
 そうですね。だからそれ以降は部署、コンテンツプロデュース部をより意識するようになり、またそこでも限界を感じ、会社全体として動くことを意識しなきゃということで、今に至るということです。「事業化」ということを意識して、自分を売るということからの脱却ですね。
 だから最近はTwitterとかあまりやらなくなっていまして。でもゴールデンウィークで1000ちゃんのイベントに出させてもらったんです。もうすっかり忘れられたかな??と思ってたんですけど、みなさん結構覚えててくださって、「お元気でしたかー?」とか声をかけてもらえて、嬉しかったですね。

浪人:
 その部分は難しいところだよね。個人のお客さんなのか、会社やブランドのお客さんなのか。SWDの仕事の中でも、クリエイターのファンになってくれる人も多いんだけど、それは個人のファンという側面がつよくて、工画堂のファンって感じでもない。それは自然なことなんだけど、温度差みたいなものができてしまうことが多いんだよね。

森:
 難しいんですけど、それでもチームに落としていく・繋ぎ込んでいくという意識を持つことは大切なんだと思います。個人がいかに強くても。

浪人:
 これ、前にどこかのネットの記事で同じことを読んだな、内容忘れちゃったけどw 属人的であることの良し悪しみたいな。どんな内容だったかな。忘れちゃったw

森:
 ww なので、新設された営業企画部のこれからの動きってのは、自分としての課題でもあるので、とても楽しみです。

浪人:
 1000ちゃん10周年かー。10年前って何してたっけな。(ウェブサイトをみながら)白恋白愛の間位だな。

森:
 1000ちゃんの前は、スマイル☆シューターをやってましたね。

浪人:
 うちでライセンス受けて商品化したのが、2011年だね。

森:
 スマイル☆シューターは、パチンコパチスロ業界では、かなり特殊な動きで、業界内で流行になったんですよ。オリジナルコンテンツ・IPを作って育てていくという。

浪人:
 そういう慣例が、業界内であまり無かったのね。

森:
 コンテンツ発のIPがなかなか定着できない業界であるというのは、スマイル☆シューターで感じていた部分もあったのですが、オーイズミさんのプロデューサーさんの熱意や会社の懐の広さもあって、1000ちゃんでは初めて「オリジナルIPを育て、根付かせる」ことができたんです。うちの会社みたいにそれが普通の会社ならなんてことないんですけど。

浪人:
 なるほどね。知らない人、やったことのない人に理解してもらうってのは、本当にね、難しいよね。

森:
 ここで得たノウハウのようなものを利用して、会社の事業にもフィードバックできたらいいなと思ってます。

……て、こんな話でいいんですか?これ。

浪人:
 いや、わかんない。俺も途中からよくわからなくなっちゃった。編集したらすっごいカットされて薄っぺらくなってしまうかもしれないw

 
~~~~~

浪人:
 じゃあ、ちょっと予定より長くなっちゃったので、この辺で、読者の方にメッセージをどうぞ。

森:
 んー、締めるとしたら、何をアピールをするんですかね。やっぱりSWDのお客さんに、ですかね。

 歴史だとか楽しさ、良さを伝えてくれるクリエイターはたくさんいますが、僕はそういう側の人間ではないので、そんな僕から皆さんに伝えることとしては……
 うちの会社はゲーム以外のことでも、いい部分や得意な部分がたくさんあります。そこにも長い時間かけた積み重ねがあって、イズムのようなものを引き継いでいるデザイン物、表現物がたくさんあります。これはうちの会社だけでなく日本全体でたくさん蓄積されています。そういうものへ思いを馳せながら、背景を想像しながら、見ていただけると、嬉しいかなと思っています。

浪人:
 ……。

森:
 ……。

浪人:
 え、締まった?

森:
 いやわかんないですwww

浪人:
 うまくまとめられなかったらごめん。

森:
 そうしたら、まあ、もう一回やりましょうw

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 実は森君、ちょっと直前に体調を崩し、復調したてのタイミングでの取材となりました。ご協力ありがとう。

 彼が工画堂に入った時から一緒に活動をした時期も、離れていた時期もあったりですが、長らくあちこち放浪をしている間に、たくさんの景気を見て、たくさんのことを経験して、帰ってきたんだなと感じます。
 持ち前の可愛らしさに、したたかさとタフさがパワーアップして、本当にいい、油の乗ったいい状態です(皮下脂肪的な意味ではないここでは)
 可愛い子には旅をさせろってのは、真実ですね。って私が終始上から目線みたいになってるのがちょっと鼻につきますね、年齢的にちょっと上だからってだけですからね。

 年齢的にも社会的な位置としても、潮目がぐるりと変わる時期です。
 それを乗りこなし、どんなトリックプレイを見せてくれるか、こうご期待です!私も楽しみ!

 といったところで、今日はこの辺で。

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 ここにいってこれを調べてきて、この人にこれを聞いてきて、など可能な限り実現したいと思います。
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