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リゾートバイトで人生を面白がることに決めた①

早いもので、10月から始めたリゾートバイトも今回3回目を迎えた。
今回はなかなか遠い、島根まで行くことにした。
休日はかの有名な出雲大社に行こうと思い。

とりあえず遠かった。新幹線、特急を乗り継ぎ6時間くらい。
旅館に着くと美人な女将さんが迎えてくれて、私が11日間泊まる館内の部屋まで案内してくれた。
畳の8畳くらいの部屋で、一人で暮らすには十分な部屋だった。
トイレは共同だと聞いていたけどちゃんとあったし、洗面台も冷蔵庫もあった。
一安心。


勤務はその日の17:30からで、二部式の着物が用意されていた。
女将さんは簡単に着れるから!と言っていたから簡単なんだろうけど、実際やってみると全然綺麗に着れない。
諦めてこれから一緒に働くお姉さま方のところに行って、教えていただいた。
みんな親切そうな方でしっかり教えてくれて安心した。

初勤務はレストランでお客様に料理を運ぶ、片付けだった。
今までいたところよりも従業員の方も多く、若い人もいた。もちろんその分お客さんも多かった。
とりあえずお客さんが来たらドリンクを聞いてと言われたので、聞きに行って運んで戻ったら、「料理の説明をした?」と言われた。
「してません」と言ったらしなきゃだめだよと言われた。
(そんな説明聞いてないし…)と理不尽に思ったけど、普通のパート・アルバイトの方も熱心に教えてくれた。
高齢のお姉さんからは、「あの子も結構最近入ったばかりだけど、すごく出来るんだよ」とプレッシャーをかけられた。
私は私のペースがあるのになあと思った。
22時までの勤務で、部屋に帰るころにはへとへとだった。慣れない下駄のせいで、足裏にまめが出来ていた。



賄いをいただいて、楽しみにしていた温泉に入った。
初日なのでやっぱり心が休まらない感じで、布団に入ってもなかなか寝付けなかった。
朝方ずっとぼんやり考えていて、こんな目まぐるしいの自分に続けられるんだろうか?と不安になり、思っていたのと違ったと言って、観光して帰っちゃえば良いんじゃないかという気持ちが過った。
帰ったところのデメリットとしては、交通費が支給されないくらいだなと思った。

一応旦那さんに電話して相談したら、というか私としては話を聞いて寄り添ってほしいというところだったが、正論を言われた。
11日間の契約で自分で行きたいと言って来てるんだから、社会人として全うすべき。
別にパワハラを受けている訳ではないんだから、2,3日はやってみたほうが良いんじゃないかな。
まあ、帰ってきたところで自分で決めたことなら何も言わないけど。とのこと。
私としては女性特有の話を聞いてほしいだけだったのにというところだったが、話をしていてちょっと頑張ってみようという気持ちになった。
そして心理カウンセリングの勉強をしている身からすると、旦那さんはカウンセラーには全く向いていないなと思った。

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