見出し画像

選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんの寝言を発掘する

静岡市議会議員選挙におけるレポート文字数水増し問題

 精力的に選挙レポートを発行する選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんですが、そのレポートには出来の悪いものが相当数含まれています。そのうちの一つが次のレポートです。

 選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんは、全国一律どこの選挙のレポートにおいても文字数で記事の購読料金を算出していることを売りにしています。したがって、静岡市議会議員選挙の清水区のレポートにおいて静岡市葵区の出来事を記載するということは単に文字数を増やすだけの行為に過ぎないわけです。前職が放送作家である上に著書も出版している選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんならば、原稿のかぎかっこの閉じる手前の句点は文字数の上乗せになるからやってはいけないなどの厳しいルールはご存じのことと思います。そんな選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんが、ご自身のnoteでは清水区の選挙には全く関係のない出来事を記載して文字数の水増しを行っているのは読者をなめているということなのでしょうか。

やはり公職選挙法を理解していない選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さん

 東京都議会議員補欠選挙に補欠選挙を行う原因となった元東京都議会議員が立候補することで話題になっています。

「悩みに悩んで、悩み抜きました」
 5月15日、都庁の記者会見室でこう語ったのは、6月4日におこなわれる東京都議会議員(大田区選挙区)補欠選挙に立候補した、もり(森)愛氏だ。所信表明で、くり返しこのように口にしたもり候補は、何を悩みに悩んだのか――。ある都政関係者が語る。
「もともと都議だったもり氏は、それを辞職して、4月におこなわれた大田区長選挙に出馬し、同じく元都議の鈴木晶雅氏に敗れました。それが、6月の都議補選に再び立候補を表明したのです。つまり、自分が辞めた議席の補欠選挙に、もう1度、出馬しようというのです」
(略)
 国会議員の場合、公職選挙法(第87条の2)で、「国会議員を辞した者は、自分が辞めたことで生じた欠員についておこなわれる補欠選挙の候補者となることができない」(要約)ことが定められている。 「選挙には多額の公費が投入され、所管する地方公共団体にも、大きな負担がかかります。公選法には、地方議員に関する規定はないのですが、『区長がダメだったからやっぱり都議に』という、厚顔無恥な態度に非難が集まっています。普通は、所属する政党が『待った』をかけるのですが、もり氏は無所属であるため、こうした事態が発生しました」(同前)

FLASH「区長選のため辞任→落選した元都議が自分の補選に再出馬!蒲蒲線への是非も180度転換の『厚顔無恥』にあきれる区民」

 そして、選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんは静岡県知事選挙のレポートにおいてこう述べていました。

今回、静岡県知事選に立候補した岩井茂樹さんは、もともと2016年当選組の参議院議員だったため、2022年には参院選を控えていました。なので、この選挙で落選しても、1年後に行われる参院選の宣伝になると考えられるため、特に大きなダメージはありませんでした。もともと静岡県選挙区は自民・旧民主で2議席を分け合っており、その他に立候補してくるのは共産党ぐらいしかないことから、実質的に無投票当選に近い選挙区となっています。おそらく2022年の参院選は岩井茂樹さんが立候補することで決まっているでしょうから、ダメ元で立候補しても、向こう6年間の議員生活が約束されているようなもの。

【選挙ウォッチャー】静岡県知事選2021・分析レポート

 まず、東京都議会議員補欠選挙をめぐる記事で触れられているように、国会議員が辞職して補欠選挙が行われる場合、辞職した国会議員が自身が辞職したことにより行われる補欠選挙に立候補することはできません。そして、1年後に参議院議員通常選挙を控える状況の中で行われる静岡県選挙区の補欠選挙は、自由民主党にとって参議院議員通常選挙の前哨戦として組織を整えたり、候補者の知名度を上げるためのものとなったりすることは明らかです。したがって、自由民主党が補欠選挙で公認する候補者は1年後の参議院議員通常選挙においても公認する候補者となるのが自然ですし、補欠選挙で信じられないほどの惨敗をした場合には候補者の差し替えを行う可能性が残るものの、自由民主党参議院議員通常は選挙への公認含みで補欠選挙での公認をしようとしていることはわかるわけです。
 しかしながら、選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんは、何の根拠もなく次期参議院議員通常選挙に岩井茂樹さんが立候補すると分析するのです。むしろ「何の根拠もなく」というのは誤りで、岩井茂樹さんが公職選挙法の規定によって補欠選挙に立候補することができないうえに、自由民主党が補欠選挙で公認した候補者を引き続き参議院議員通常選挙でも公認することを目論んでいることが明らかであるわけですから、岩井茂樹さんが次期参議院通常選挙に自由民主党の公認候補として立候補することがありえないわけです。そうであるにもかかわらず、選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんは「ダメ元で立候補しても、向こう6年間の議員生活が約束されているようなもの。」という明らかなデマを流しているわけです。その後、岩井茂樹さんは次期参議院議員通常選挙に立候補することなく、東伊豆町長選挙に立候補して無投票で東伊豆町長に就任し、選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんのデマが確定することとなりました。

菅野完さんが起用しようとしない選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さん

 選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんは、自身のnoteの記事を実際に選挙に携わる方にとっても有益であると豪語しています。しかし、それは本当でしょうか。それを明らかにするのが菅野完さんの言動です。菅野完さんは2019年の参議院議員通常選挙で宮城県選挙区の石垣のりこ参議院議員の、2021年の衆議院議員総選挙で福島伸享衆議院議員から選挙に関連する業務を受託していたものと思われます。福島伸享衆議院議員の選挙に関する業務については、ご本人が明らかにしていませんが、わざわざ福島伸享衆議院議員の選挙事務所まで訪れて開票状況を動画配信しているのですから、私は業務として福島伸享衆議院議員の選挙運動に携わっていたものと確信しています。
 この菅野完さんは、差別発言やヘイトスピーチにかなり厳しく批判しますが、小西洋之参議院議員の憲法審査会のメンバーを猿にたとえたヘイトスピーチについては非常に寛容です。菅野完さんは、シンポジウムで鈴木邦男さんの前で泣いてみたり、RKB毎日放送ラジオ「櫻井浩二インサイト」の「インサイトコラム」で玉木正之さんの文章を書き写して文章の勉強をしていると述べてみたりとその言動に特定の意図が透けて見える方ですが、小西洋之参議院議員の発言に対する腰のひけた言動からは立憲民主党の公認候補の選挙運動に業務として関わりたいのではないかと感じます。
 立憲民主党の公認候補であった石垣のりこ参議院議員の選挙運動では様々な業務に携わり、石垣のりこ参議院議員が自由民主党の公認候補を破って当選するなど受託業務で大きな成果をあげたわけですが、その後に石垣のりこ参議院議員と交際していたことが週刊誌の報道で明らかになり、判決に至っていないものの、石垣のりこ参議院議員の元配偶者との訴訟に巻き込まれることになりました。菅野完さんと石垣のりこ参議院議員の交際が不倫であったのか独身者同士の交際であったのかはわかりませんが、立憲民主党としては出入りの業者が立憲民主党所属の国会議員との交際に至り、それがスキャンダルとして週刊誌に報道されたことは非常に許し難いものであったことは容易に想像することができます。仮に、立憲民主党に近いものの無所属の福島伸享衆議院議員の選挙運動に菅野完さんが携わっていたのであれば、その推論はますます現実味を帯びます。私の想像どおり菅野完さんが立憲民主党の公認候補の選挙運動に携わりたいのであれば、これから業務として携わる選挙に全勝してその実力を党の幹部に認めさせる必要があり、選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんの表読みや選挙運動に関する識見が評価すべきものであったとすれば、菅野完さんが選挙運動に関する業務のスタッフとして引き抜かない選択肢はないと思います。そうであるにもかかわらず、選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんは以前と変わらず選挙ウォッチングに励み、菅野完さんは選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんを三顧の礼をもってスタッフに引き入れることもありませんでした。菅野完さんにとって選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんの選挙ウォッチングはこの程度の評価でしかないことがすべてを物語っていると思います。