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≪お義母さんあなたが大嫌いです≫ 義兄の失考

以前「登場人物紹介」の記事で義兄について「思慮が浅い」と書いたところがありました。こちらがその件についての一連の経緯を話そうと思います。
思慮が浅いという表現は、いささか厳しめでもあります。と言うのも私自身も兄から聞くまで、そうなんだ!と知らなかったからです。ただ、自分が契約していたら…どうでしょう理解していたのか実際に当事者になってみないとわからないものです。

前回、舅が亡くなった事で話が終わりましたがそこからの続きになります。葬儀を主人の兄(今後、義兄と書きます)が取り仕切り、葬儀はひと段落しましたが、その後が義兄にとって地獄へ突き落される問題が勃発しました。義兄にとってというか…まぁ家族全体ですね。

舅の死後、いろいろな手続きを進める中、義兄は一番の大問題を知ることになりました。「不倫、借金、強烈姑と私 その1 ①」の記事で、舅は、結構な年齢になってからバブル全開期にマンションを購入し、その時年齢的にローンを組めない状態だったので長男である義兄が連帯保証人となって購入したと書いたと思います。実際その支払いは亡くなる直前まで舅が払っていたのですが、マンションのローンは団信に入っていたので義兄は、父が亡くなった時点でローンは消滅すると思っていたようです。団信つまり団体信用生命保険は、住宅ローンの返済中に死亡あるいは高度障害状態になった場合、保険金により残りの住宅ローンが弁済される保険です。
まぁ普通はそう思って当たり前ですが団信の保障は年齢80歳までという事をご存知でしょうか?私は住宅ローン自体していないので団信にも入ってなかったので知らなかったのですが、80歳までなのです。亡くなった父は82歳。

普通にローンだけがガッツリ残りました。もちろん若いうちからローンして75歳で完済とかの契約をしている人は全く問題ありません。舅の場合年齢がけっこういっていた時点でローンを組んで団信に入ったからこういったことになる稀なケースです。普通は40歳前に頭金入れてローン組んで75歳で終わらせるでしょう?舅は頭金も入れずガッツリローン組んで、団信も使えず保険料払い損で亡くなりました。団信は保障内容やローンの金額にも寄るけど相当払っているでしょう200万くらいは普通に引かれてるんじゃないかなぁ。それが何も役に立たず払い損です。そしてローンの残債は全て兄にスライドされました。勿論80歳の前に手を打っておくったって何ができるんだ?ローンは残るし一緒だろう?と思います。まぁそうですが、金利が当初の恐ろしい固定金利ですから、逆に79歳の内にでも名義を全部義兄にして借り換えにして現在の安い金利で返済していったほうがかなりお得です。
何にしろ兄にとっては全部借金が無くなると思いこんでいたから、地獄に突き落とされる思いです。遺産放棄?もちろん出来ません。だって兄が連帯保証人ですから放棄なんてできるわけがありません。

義兄は当時52歳くらいだったかな、2人の息子も成人して、1人は就職。もう1人は大学4年生で内定も決まっていた。やっと子どもたちが巣立って、セカンドライフを生きるというときに、1千万以上の借金が降ってきました。
大変です…。さてまたここから我々の不幸な日々が始まります。
また書きますね…。


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