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KOELインターン2023に参加した3人に聞いた「デザインの現場で得た学び」

こんにちは、KOELの細谷です。KOELでは新卒採用の一環として、学生向けに2weekインターンシップを毎年開催しています。
今年(2023年)はオンラインとオフラインのハイブリット形式で2/6〜2/17に開催しました。
今回のインターンでは3名の学生のみなさんをインターン生としてお迎えし、KOELメンバーの一員として実際の業務を担当していただきました。
本noteでは、参加いただいた学生さんに、実際にインターンを体験してみて感じたことをインタビュー形式で伺い、KOELのインターンで得られること、学べることは何か、お伝えできればと思います。

社会で活躍するための成長ポイントを知りたかった

——はじめに、KOELのインターンに参加を決めた理由を教えてください。当時どんなことを期待されていたのでしょうか?

澤田:大学でデザインについて勉強する中で、自分のスキルがデザイナーとして社会に通用するレベルなのか確かめたかったのが一番の理由です。将来、私はただUIを整えるだけでなく、そもそも解くべき課題から考えて実際の体験に落とし込んでいきたいと思っています。そのために現場で働くデザイナーさんと自分の違いを知り、自分の成長ポイントを見つけたくてKOELのインターンに応募しました。

明石:KOELのインターンは学生向けに用意されたプログラムをこなすのではなく、現実に行われている実際の案件に実際に入っていく「現場密着型」だったことが大きかったです。学校と現場の違いや、現場を体験する中で得られる気づきを得られると思い、応募しました。

高橋:私も、実際のデザイン業務を通じて、自分ができている点と、成長すべき点を客観的に知りたくて応募しました。デザイン組織を調べていく中でKOELの存在を知り、社会インフラという大勢のユーザーが関わるサービスのデザインにも興味が湧いた点もあります。また、現場で活躍されているデザイナーさん達と働くことで、自分が特に関わっていきたい領域や自身の特性に気付けるのではないかという期待もありました。

明石:KOELではデザイナーをデザインリサーチャー、UXデザイナー、UIデザイナー、ビジネスデザイナーの4職種で定義されています。それぞれの職種のデザイナーさんとお話をする中で、自分のキャリアにとって新しい発見があると嬉しいと思っていました。

実際の案件に安心して取り組ませてもらえる環境

——今回のインターンではどのようなプロジェクトに参加しましたか?

澤田:私たちは2つのプロジェクトに参加しました。ひとつが、NTTコミュニケーションズの法人向けサイトの改善プロジェクトです。単純にUIをきれいにするだけでなく、まずユーザーの思考や行動の特徴をリサーチするところから始まり、既存画面の改善点を洗い出していきました。最終的には具体的な改善案の提案まで実施しました。

明石:もうひとつのプロジェクトは、KOELのビジョンに関連した「愛される社会インフラとは?」をテーマにしたリサーチプロジェクトです。KOELのように社会インフラに関わる組織には、高い公平性や倫理観が求められます。個人情報の悪用、無断取得や、ダークパターンと呼ばれる、ユーザーを騙し惑わすデザインが取り沙汰されている中、公益性が求められるデザイン組織が持つべき軸や、社会への向き合い方を探索することを目的にしたリサーチプロジェクトに参加しました。

高橋:各プロジェクトの中で、3人それぞれ異なる観点や切り口でリサーチや分析を行い、グループワークと個人ワークを繰り返してアウトプットを作り上げていきました。

——なかなか難易度が高いプロジェクトに思えますが、実際に取り組んでみていかがでした?

澤田:正直、学生だけで取り組んでいたら心が折れていたと思います(笑)。わからないことがあるたびにプロジェクトリーダーやメンバーがわかりやすく教えてくださり、取り組む中で視野の広さを得られて面白かったです。

高橋:今回のインターンはオンラインとオフラインのハイブリット型だったことも良かったです。初日の顔合わせの時に学生同士で仲良くなれて、オンラインでもNeWorkを使っていつも気軽に相談しあってプロジェクトを進めることができました。

明石:社員の方々とも実際にお会いした上でプロジェクトがスタートしたので、なんでも気軽に相談できる雰囲気があってやりやすかったです。

澤田:他の企業インターンだと、どこか学生同士が競争する雰囲気がありましたが、インターン初日にHRの方から「あなた達は社員の一員です」と言われた通り、就活生ではなく社員として、他の学生さんと協力してプロジェクトを進められたことも良い結果につながったと思います。

インターンを通じてデザインとビジネスの両方を学べた

——今回のインターンを通じて得られた学びについて教えてください

澤田:得られた情報を咀嚼し、仮説を立てて思考することの大切さを学びました。2つのプロジェクトでは、インタビューやデスクリサーチを実施しましたが、そこで得られた情報だけで満足せず、その背景にあることまで洞察し、自分なりの解釈を踏まえて仮説を立てていく重要性を体感しました。

高橋:私は利用者の多いサービスのユーザー像をどのように具体化していくのか気になっていましたが、今回のプロジェクトを通して実践的に学べました。特に、さまざまなアプローチを試し、改善を繰り返していく方法は、実際のプロジェクトに参加したからこそ体験できたことだと思います。

明石:リサーチの際は俯瞰的に見て、先入観を排除する重要性や、価値観などの抽象度の高い概念を扱う際の言語化の難しさと楽しさにも改めて気づきました。実際に働くデザイナーさんがどのような情報を掴み、どう活用していくのかを知れたのも良かったです。

高橋:一緒に働いて驚いたのは、とにかくスピードが早いことです。実際の業務では、限られた時間内でアウトプットを出すため、とにかく素早く動き、決断する必要があると知りました。

澤田:私もタスクの優先順位を考えて、計画を立てて取り組む重要性を痛感しました。インターン中になかなかタスクが終わらずに焦ってしまうこともあったので。

明石:そういうことを学べたのも、KOELのインターンならではだと思います。自分が納得するだけでは足りず、それを相手に伝えたり、チーム全体をまとめたり、現実の業務に必要とされるポイントをたくさん知ることができました。

——インターンに参加して、KOELに対する印象に変化はありましたか?

澤田:事前に行われた、KOELメンバーのみなさんとの座談会イベントに参加して、すでにメンバー間の仲の良さを感じていましたが、上下の関係性もフラットだったことが印象的です。あとは4職種の役割を厳格に分けているわけではなく、担当領域にグラデーションがあり、職種に関係なく互いがカバーして働いている点を魅力に感じました。

高橋:KOELは少数精鋭のプロ集団というイメージがあり、実際もその通りだと感じましたが、澤田さんの言うように「自分の仕事はここまで」と線を引くのではなく、自分のやりたいことや得意なことをプロジェクト開始前に話し合い、互いの役割を確認しながら仕事を進めている点が印象に残っています。

明石:KOELの人たちは思考の深さと広さを持った人ばかりで、色々なバックグラウンドを持った人が集まっていて、プロジェクトごとに役割が絶えず変わっても独特な一体感があると感じました。社会インフラに携わる組織ならではの魅力なのかも知れません。

——KOELでは来年度も継続してインターンを実施したいと考えています。最後に、みなさんからKOELのインターンに興味を持つ学生さんに一言お願いします。

高橋:学生の立場だと、デザイナーとして働くことのイメージがつかない人も多いと思います。KOELのインターンは実案件を担当させてもらえるので、「就活に役立つ」ということ以上に、「デザインが社会にどう役立てるのか」を知る良い機会になると思います。

澤田:プロジェクトメンバーだけでなく、色々な人が話しかけてくれて、自分がどういうデザイナーなりたいのか、多くの気づきを得られるインターンでした。将来像に悩んでいる人にとって大きなヒントを得られるのではないでしょうか。

明石:現場で働いているデザイナーさんと一緒に考える体験ができたのが良かったです。より実践的な目線でデザインを捉え直すことができたおかげで、自分が今後取っていくべきアクションが明確になり、とても良い学びになりました。

——澤田さん、明石さん、高橋さん、インターンにご参加いただきありがとうございました!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
KOELでは毎年インターンを実施しています。来年以降の就職を考えている学生の方々でKOELに興味を持ってくださった方は、ぜひ次回のインターンへのエントリーをお待ちしています!
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