【1960年代】「駅前シリーズ」のヴィジュアル推し作品
こんばんは。
今回は、「駅前シリーズ」のヴィジュアル推し作品を紹介します。
1960年代の人気喜劇映画シリーズについて見て行きましょう。
それではスタート!
「駅前シリーズ」とは
「駅前シリーズ」とは、1960年代に人気を博した喜劇映画24本のこと。
「駅前旅館」(1958年)から「駅前桟橋」(1969年)まで11年もつづきました。
主演は森繁久彌、伴淳三郎、フランキー堺の3人で、地方や下町が舞台の古くさい雰囲気があります。
配給は東宝ですが、東宝系の東京映画製作で、明るい東宝映画というより(しみじみとした)松竹映画のようなテイスト。
では、24本のなかからビジュアル推しの注目作を見ていきましょう。
「喜劇 駅前弁当」(1961年)
浜松駅前の弁当屋が舞台。
未亡人の景子が弁当屋を切り盛りし、弟の次郎(フランキー堺)は音楽に夢中で弁当屋に興味なし。
で、次郎が気ままな若者のような役で縄のついた変わったライダースジャケットを着ていたり、革?とニットで切り替わったアウターを着ていたりと衣装に特徴があります。
ほかにも、次郎の周りの人たちも明るい衣装を着ていたり、坂本九の歌唱シーンがあったり、けっこう若者の衣装が見られます。
「喜劇 駅前漫画」(1966年)
新開地を舞台に漫画をテーマにした異色作。
「おそ松くん」や「オバケのQ太郎」とコラボしており、Aプロダクションが制作したアニメーションのシーンが流れます。
色が楽しい作品になってます。
「喜劇 駅前桟橋」(1969年)
観光船が主役のシリーズ最終作。
1969年というだけあって、初期と比較すると色味の変化に驚くはずです。
ピーコック革命があり、明るい色の時代になり、登場人物の女性たちの服装がモダンで華やか。
さいごに
今回は、駅前シリーズの紹介とビジュアル推しの作品を紹介しました。
ビジュアルと関係なく気になった作品は「喜劇 駅前学園」(1967年)。
いまだったら確実にアウトな、教師の女子生徒へのセクハラシーンが序盤にあります。
ではまた。
▪️「喜劇 駅前弁当」(1961年)
▪️「喜劇 駅前漫画」(1966年)
▪️「喜劇 駅前桟橋」(1969年)
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