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『予定通り進まないプロジェクトの進め方』の感想・書評まとめ


後藤洋平さんとの共著『予定通り進まないプロジェクトの進め方』を購読くださったみなさんによる書評・感想を一カ所にまとめてみました。購読検討時の参考にして頂ければ幸いです。(※随時追加しています)

メディア、ブログなどの書評から

日本経済新聞と情報工場が運営する書評サイト「ひらめきブックレビュー」でのご紹介。

プロジェクトでは、複数の人が作業を分担して何らかの目標に近づいていく。それは、オーケストラが楽曲を演奏するのにも似ている。
オーケストラの演奏の計画は楽譜というかたちで可視化されている。だが、各演奏者が楽譜に沿って演奏するだけでは優れた表現にはなり得ない。リハーサルの段階で、指揮者は各楽器の奏者と、どのように演奏するかを楽譜をもとに議論していく。その過程で楽譜には書き込みがなされ、おのおのの奏者は自分がどんな音を出せばいいかを理解し、全体の演奏の方向性も定まっていく。
この、オーケストラにおける楽譜の役割を、プロジェクトではプ譜が果たすのだ。
文章自体はそう難解でなく、わりと平易な文章で書かれており、読みやすいです。そして、方法論に陥るのではなく、現実の「プロジェクトって難しい」というところからスタートしているので、入り口は共感できる人は多いのではないでしょうか。そのうえで、プ譜を使った改善を提唱しており、少しでもプロジェクトをうまく回せる人を増やしたいという気持ちが伝わる一冊かと思います。

ボードゲーム(ウォーゲーム)デザイナーの方の書評では、主にプ譜について言及いただきました。

このプロ譜という考え方は非常に興味深いと思った。プロジェクトマネジメントのみならず、例えば様々な軍事的決断(例えば南雲中将はミッドウェー海戦でなぜあのような決断を行ったのか等)を考察する際にも有効である。
我々の世界はとかく「結果論」に陥り勝ちだが、このプロ譜を使えば、結果論から離れた真の「再発防止策」が導き出せる端緒になると期待できる。
なおこのプロ譜だが、ウォーゲームの研究、とりわけ作戦研究にも使えると感じた。ソロプレイの際、なぜこのような決断を行ったのか、その結果どうなったかを考察することは、ソロプレイを楽しくプレイする上で非常に有益だと考える。

スタートアップ支援を行っているコンサルタントの方からは、プ譜をかなり使いこなしたうえで、推薦のコメントもいただきました。

アカミーヒルズの蔵書を選書されているライブラリアンの方の書評です。

下記の書評では、ご自身のプロジェクト「TOEICで800点を取るためには?」を、本書で提唱している「プ譜」を活用して可視化されています。

確かに、仕事のプロジェクトをこのように回してプロジェクト譜を貯めることができれば新人プロジェクトマネージャーも力をつけやすいのかも。。。と感じた1冊でした。実際にワークショップあれば参加してみたいと思いました。

ワークショップは定期的に開催しているので、ぜひご参加いただきたいです。

計画通り終わらないのはなぜか?計画が失敗してしまうのはなぜか?を、実務から生み出された新しいフレームワークを使って解説しています。
本の後半では、映画のシン・ゴジラを使ってプロジェクトを振り返ると言う試みがされています。本来、プロジェクトは一つ一つが異なるもので、筆者と読者で、全く同じ事例を経験すると言う事は難しいのですが、「ゴジラが襲ってきた場合の対応」という映画上のプロジェクトを使って、筆者と一緒にプロジェクトを振り返る経験ができるところが楽しく斬新でした。

Twitterのつぶやき、感想から

「家庭にプロジェクト管理ツールを導入してみた」でおなじみの、Manami Tairaさんのツイートを筆頭に、様々な方にツイート頂いています。

Facebookの感想・書評から

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Amazonレビューから

こちらは下記リンクにある「上位の肯定的レビュー」と「上位の批判的レビュー」を見比べていただきながらご覧ください!



未知なる目標に向かっていくプロジェクトを、興して、進めて、振り返っていく力を、子どもと大人に養うべく活動しています。プ譜を使ったワークショップ情報やプロジェクトについてのよもやま話を書いていきます。よろしくお願いします。