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【レッジョ・アプローチ的子育て】子どもの可能性を解き放とう!子どもの才能を伸ばす親になるための3つのSTEP

Kodomo Edu International School 代表の上田佳美です。
Kodomo Eduは、レッジョ・アプローチにインスパイアを受けた中目黒拠点のインターナショナル・スクールです。

私はこの仕事が好きで好きで仕方ありません。毎日朝起きて、スクールに来て、「なんて幸せな1日が始まるんだろう」と思います。特に、恥ずかしがり屋だった子が、みんなの前で話せるようになったり、子ども達の「できなかったこと」が「できた」瞬間に出会った時、本当に幸せを感じ、それがこの仕事の醍醐味です。

子ども達が「できなかったこと」が「できる」ようになるのも、KodomoEduの素晴らしい先生達のおかげです。先生達のアプローチには、私たち日本人の親とはちょっと違う”テクニック"があります。私自身も含め、日本人の親がやってしまいがちな「子どもの可能性にふたをしてしまう」NG行動と比較しながら、子どもの可能性を引き出すコツをご紹介します。

STEP①:その「〜しちゃだめ」は必要か判断する

子育てをしていると、「あ、危ない!」と親が思う瞬間はたくさんありますよね。そこでとっさに「〜しちゃダメ」と、子どもの行動を止めていませんか?もちろん、身の危険があるのであれば、とめるべき。でも、その「〜しちゃダメ」は本当に必要でしょうか?

例えば、冬の季節。雪道を子供が走り出したらあなたはどうしますか?

A「だめよ、危ないでしょ!」

B 「危ないから手を繋ごう」という

C しばらく様子を見守る

KodomoEduとしては、Cをお勧めしたいです。まず、車がものすごい勢いで近くを走っていない限り、顕著な身の危険があるとは考えがたいです。転んでも、転ぶことから、「雪道でこの速さで走ると転ぶんだ」、と学べるし、”失敗を自分で予測する”ことができます。

先が読めない時代だからこそ、子供達が大人になった時に必要なのは、様々なことを自分で予測し決断していく力です。その為には、早いうちからたくさん失敗し、自分なりの判断基準と、予測する力を身につけることがとても大事です。子育てでは、そういう力を養ってあげたいですよね。

子どもが失敗しないように親が先回りして教えてしまうと、そういった判断力・予測する力は養えません。社会に出てからももちろん身に付けられますが、子どものうちに養う方が、やはり楽ですよね。

STEP②:子どもの話を聞く時間を作る

私たちのスクールのカリキュラムは、「子どもの声」を聞くことから始まります。子どもの興味・好奇心が、子ども達の学びの原動力です。その子が「何が好き」か知る為には、まず「その子の声」を聞く必要があります。

子育てと家事に追われ、されに仕事もあれば、毎日が慌ただしく過ぎていきます。子どもの声をなかなか聞く余裕もなくなってしまいます。(かつて私もそうでした。)まずは、1日5分で良いので、立ち止まって、携帯をしまい、子どもの声だけを聞く時間を作ってください。ママ・パパが自分だけに注意を向けてくれると、子どもはいろんなことを話してくれます。

ポイントは、それが、たわいもない話だったり、科学的に間違っていても、「うん、うん」とうなずきながら聞いてあげてください。しっかり聞いて、子ども自身がそれを探求できるような質問をしてみてください。

STEP③:まずは「子どもに」やらせてみる

子どもを見ててすごいな、と思うことは、大人から見て「この子にはちょっと難しいかな?」と思う事でも、実際にやらせてみると「出来てしまう!」こと。

大人の先入観で判断せず、どんどんやらせてみることが、子どもの可能性を解き放つ鍵です。これからの時代、誰かに言われたことを正確にできる人よりも、予測不可能な時でも、失敗を恐れずチャレンジできる人が求められます。

「失敗してもいいから、まずはやってみよう!」という環境が、子ども達の「失敗を恐れない勇気」と「チャレンジし続ける強さ」を育みます。

大事なのは、「子どもは、大人が思っている以上に色んなことができる」という事実を意識すること。

それだけで、子ども達の可能性は一気に解き放たれます!是非、ご家庭でも試してください。


上田 佳美

#レッジョエミリア #インターナショナルスクール #幼児教育 #多様性 #教育 #育児 #子育て

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