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身近な材料でオリジナルうきづくり

多くの命を奪った東日本大震災の津波。津波で亡くなった方の死因の大半は溺死でした。もし水害に直面したら?どうしたら自分の命を、また周りの大切な人たちの命を守ることができるでしょうか。身近にあるペットボトルでうきを作ることができると知っていれば、とっさに対応できるかもしれません。こどもたちでも出来る対策です。
今回はみんなでペットボトルを使ってうきづくりをしました。

ペットボトルってすごく役に立つ!

もし水の中に落ちてしまったら。2リットルの空のペットボトルにつかまれば約20キロの体重の人間を浮かせることができるのだそう。であればこどもたちも最低2リットルのペットボトル2本あれば浮くことができます。500ミリリットルのペットボトルなら4本あれば助かります。普段常備しておくのは難しいかもしれませんがペットボトルなら突然災害が生じてもすぐ手に入るかもしれません。
もし大人が川や海に流されてしまったら?2リットルのペットボトル4本あれば助かるかなあ。お互いに意見を出し合います。

ペットボトルだけだとつるっとすべってしまうのでロープで結んでみました。発泡スチロールも同じように浮く性質があるのでこれも使ってみよう。持ちやすい形に固定できるよう、しっかり離れないようにペットボトルと発泡スチロールを結び付けていきます。みんな真剣なまなざしで頑張りました。
他にも水に浮くものって何?空気が入っていれば浮くんじゃないかなあ。みんなで知恵を出し合います。ゴミ袋に空気を入れて口を結んだらこれも一つのうきになりそう。そんな意見交換をしながら行いました。水害が突然生じても慌てず対応できる技術が身につけられました。

ぷかぶくゲーム

何が浮いて何が浮かないのか水の性質を知っておくのはとても大切。みんなでゲームをしながら水について勉強しました。元気に走り回って楽しみながら水の不思議を経験し好奇心が刺激されました。

またライフジャケットのつけ方も練習しました。ライフジャケットが手に入ったら自分でさっとつけられるかな?お互いに確認し合いながらやってみました。大きめだとスルッと体が抜けてしまいます。逆に小さくてもファスナーやベルトが締まらない。体に合ったサイズのものを選ぶことが大切です。ファスナーやベルトはどうやって締めるのかな?覚えておくべき大切な点をいろいろと学びました。どのこどもたちも真剣にがんばりました。

津波でさらわれたり川に落ちてしまったり。溺死を避けるためにとっさにうきを作って助けよう。防災意識も高まりました。大切な命を守るためにも災害が発生したときは冷静に。自分に出来ることをしたいという気持ちを高めることができました。


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