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さわとは?たのしいさわあそびにひそむ危険を知ろう!

今回のキャンプでは、子どもたちに人気のアクティビティ【さわあそび】を楽しみつつ、そのうらにかくれている危険について学びました。

そもそもさわとはなにか?
さわで遊ぶ際の注意点などを、子どもたちの様子と一緒にご紹介していきます。

これから家族でさわあそびを体験しようと考えている方は、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

さわとは?


ハイキングの様子

さわとは、山あいにあるちいさな川のことです。
人の手が加わっていない山間部や森林地帯のような場所にあり、流れがおだやかで水量も少なめです。
また、水質がよく湧き水がくめるところもありますが、寄生虫や微生物から感染症になる可能性もあるため、そのまま飲むのはおすすめできません。

いざ、どうしてもさわの水を飲まなければいけないときは、浄水器を使用したり加熱処理したりと、なにかひと手間必要になることもおぼえておくといいですね!

雨が降るとさわの水はどうなる?


さわに入るまえの様子

さわは山あいにあることから、天気によって非常に危険な場所に変わることがあります。

たとえば、

  • 増水によっておぼれる

  • すべって転んでケガをする

  • 斜面がくずれ落ちて下じきになる

  • 衣類がぬれて体温が低下する

さわで遊んでいるときは天気の変化にも注意が必要です。
自分たちが遊んでいる場所は晴れていても、上流の方が曇っていたり、遠くで雷が発生した場合は一気に水が集まり、流れる勢いが増すかもしれません。

また、流れが不安定になり渦が発生し、滑ったり流されたりする危険性も高まります。

ほかにも流れが速くなることで斜面がくずれ落ちてけがをしたり、水温が急激に下がり低体温症になることもかんがえられます。

さわは水がきれいでふだんは流れもおだやかなので、夏のアウトドアスポーツには最適です。

さいごまでたのしく安全に遊ぶためには、山の天気をよく観察し、変化があったらすみやかにその場からはなれ、身の安全を確保しましょう!

ライフジャケットを着てさわへ入る

ゆっくりとさわへ入っていく子どもたち

ボランティアさんの協力のもと、ライフジャケットを着用し、いざさわの中へ。みんな慎重に足を進めます。

ライフジャケットはおぼれてしまわぬよう必ず着用してくださいね!

さわの水はきれいですが、それは自然の砂利や石が浄化の作用をしているから。
その中にコケも含まれますが、コケは踏むと滑ります。
また、小石や小枝で足をけがすることもあります。

さわあそびをするときは、ぬれても重くならないすべりにくいくつを履いて、しっかり足を守って入りましょう!

まとめ

水になれてきた様子の子どもたち

さわあそびは子どもたちにとってたのしい冒険です。
夏の暑い日に、水の流れを感じながらひんやり冷たい天然クーラーで涼んで、虫や魚を観察したりつかまえたりと、探求心や冒険心がかき立てられます。

また、透明で太陽の光が反射するキラキラした水面や、みどりの美しさが目に焼きつき、心身ともにリフレッシュできるのもさわあそびならではです。

気をつけなければいけない点はありますが、体感から学べる子どものうちに、やってみて損はないです。

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