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多動傾向を減らしたかったら○○を減らすこと!?〜食べ物のお話を。


さて、前回は『食べるものが身体と心を作る』というテーマの元、腸と脳が繋がっているというお話をさせていただきました。

そちらに記載した通り、私は非常に食べ物についても重要視しています。しかしこの概念はお子さまのケアにおいては抜けていることもしばしば、行動や運動面にフォーカスして見落としているけれど…改めて需要ですよ!と、声を大にしてお伝えしちゃいます。

今回、治療の現場でのリアルなお話も交えて記載致します。
『多動傾向があるお子さま』だけでなく、大人にもお伝えしたい内容です。


■キーワードは…「糖質制限」!?


世の中に色々な学説だったり体験だったり情報はあふれていますが、
経験上、間違いないな___と思う説があります。

このnoteを読んでくださっているほとんどの方が、生活習慣病だったりダイエット話などで、「糖質制限」という言葉を聞いたことがあると思います。

実は糖質を必要以上に取ると、怖いくらい多動傾向が強まります。実際の症例をご紹介いたします。

⭐︎ お子様治療日での事例

当院では初診の際にお子様の状態と食事内容を伺い、多動傾向が強い場合のお子様には「甘いものを食べる量減らしましょう。」というお約束をします。

月に1度定期的に通われているお子様が、通院開始から4か月ほどたったころの話です。

多動傾向がかなり激しかったのが目に見えて減ってきて、療育の先生からも変化を指摘されたと喜んでいた矢先の出来事でした。


「お陰様でせっかく落ち着きがでて、療育の先生にも保育園の先生にも褒められていたのに、ここしばらくは多動がとまらなくて・・・」

確かに。
その日は院内に入ってきてほぼ止まることなく走り回っていました。ここ最近ではそうした行動は見られなくなっていたので、今回多動が増える前に何か変わった事がなかったかお尋ねしてみました。


「特に変わったことはありません・・・」


「もしかしてご飯(白米)たくさん食べましたか?」

昨日使った写真、こんな形でまた使うとは…


「あっそうですそうです!美味しいお米を頂いたので毎回お茶碗二杯づつ食べてました。えーーー、何でわかるんですか?」


「はい、ではそれ1杯にもどしましょう!今回多動が強まった原因はそこですね。」

このお子様の場合は、通常通りのご飯の量に戻してから揺れ戻しのような顕著な多動は落ち着きました。

現場にいるとこうした光景に度々でくわすので、糖質を多量にとることの怖さを実感しています。

糖質制限については、先駆者といえる神経科医 デイビッド・パールマター (David Perlmutter, MD)の著書も参考になると思います。



■具体的に、こう控えよう

血糖値が一気に上がるものを控える、これはとても大切なことです。
例えば、ジュース・コーラなどはそれに該当します。

では、『どれくらいの量をどうやって減らすか。』目安をあげていきます。
ポイントはこれ、何事も急に変化をつけるのではなく『徐々に変えていく』こと。この方が定着します。

約1ヶ月で変化を感じるものですよ。


⭐︎おやつ
まず、甘いおやつやおせんべいなどは量を2/3位に減らしましょう。
一種類だけでなく違った材料のおやつを食べると満足度があがります。
果物もできたら現在取っている半分の量でいいかと思います。



⭐︎お食事
偏食まっさかりの時期だと、ご飯やパン・ラーメン・うどん・パスタが大好きすぎて、一日のほとんどのお食事内容がほぼほぼ炭水化物だけということもあるあるです。

『だけ食い』『しか食い』が、顕著なお子様の場合、ご提案している方法が『2口だけ、減らす』というものです。

ご飯や麺、パンを2口くらい少な目に盛り付けて…その分を魚だったり肉、野菜などに変えてもらっています。
また、白米なら『こんにゃくご飯』を混ぜていただくとか!これが食べられるお子様だと、量的にも満足感ありますね。

いずれもダイエット食のメニュー、結構参考になりますよ。



■4週間、様子をチェック!

そして、少なくとも4週間は続けてみて糖質を減らす前と後の様子を比較してみましょう。
(4週間=細胞膜のターンオーバーにかかる日数です)

症状が落ち着いてきたらそのままの量で、まだ落ち着かないような食事内容を振り返ってみて減らせるものを探しましょう。
段々試していくうちに、お子様のデッドラインが見えてきますよ。

身体と心をケアしていると、それを実感します♪


※以下、気をつけて頂きたい点です。
・基準は全てお子様が今まで食べていた量になります。
・1回の食事で5歳児なら最低でも白米80グラムはお取りください。
・極端な制限はおすすめしておりません。
・あくまでも過剰な糖質をとらないという主旨をご理解ください。


■食べ物で変化があるからね♪

ということで、私が食べるということに対して目を光らせている…その理由がまたお分かりいただけたかな?と、思っていたり。

とても大切なことですよね、気がつきやすい様で、気がつきにくいポイントでもありますから。

で、改めてのお知らせを♪

子どもさんの脳の発育に役立つ正しい食の知識を学んでおきませんか?

【子どもの脳にとって本当に必要なこと~脳によいもの悪いもの】

日時:7月31日(日曜日)11:00~12:20

会場:治療室クリスタ&オンラインZOOM

費用:参加の方法により下記の金額になります。
(対面/ZOOM参加)5500円→早期割引で4000円
(動画配信)4500円→早期割引で3000円

※6月末日までに申し込み頂いた方は上記の右側の割引料金にてご参加いただけます。


定員:対面参加  限定5名様(先着順) 
   ライブ参加  10名様まで(先着順)
   アーカイブ  20名様まで(先着順) 

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