見出し画像

第1回こどもレストラン・イタリア編~演奏レポート~

2015.05.30
記念すべき、第1回こどもレストラン・イタリア編が行われました。


こどもレストランには、

~食と音楽の世界旅行~という副題がついているので、

おいしく食事をしたあとは、音楽の時間🎵

ここでは、食後に行われたミニコンサートの様子を中心に、

お伝えしていきます!


* * * * * * * * * * *

画像1

「こどもレストラン〜食と音楽の世界旅行〜」とは?
こどもたちだけで作り上げる、1日限りのレストラン。
お客様は、いつもおいしいごはんを作ってくれる大切な家族。
想いがつまったお料理で、大好きなあの人に
とっておきの「ありがとう」をつたえよう。

* * * * * * * * * * *


今回の旅先は・・・イタリア!

イタリアといえば、ヴィヴァルディ・ヴェルディ・プッチーニなどの偉大な作曲家の出身地であり、ルネサンスから西洋音楽をリードし続けてきた音楽大国です。

画像2

音楽の教科書に載っていた、

『帰れソレントへ』 『カーロ・ミオ・ベン』 『オー・ソレ・ミーオ』

なども、イタリア歌曲といわれるものです。


「クラシック音楽」というと

「敷居が高い」 「堅苦しい」 と感じる方も多いと思いますが・・・

意外とみんな耳にしているんですよ!


たとえば、

♪~おにのパンツは いいパンツ つよいぞ つよいぞ~♪

インパクト抜群の歌い出しで有名な

おにのパンツ』

これは、イタリア歌曲の『フニクリ フニクラ』

日本語の歌詞をつけたものです。


また、みんなも一度は歌ったことがある

きらきら星』

これも、モーツァルトが作曲したピアノ曲に歌詞をつけたものです。


ね! 身近に感じてきたでしょう?

運動会のとき、リレー中に流れるあの曲や、表彰式で流れるあの曲も・・・

ぜーんぶ「クラシック音楽」といわれるジャンルの曲です。

結婚式で流れるあの曲も・・・

「クラシック音楽」は、思っているよりもみんなの身近にあるものです。


さて、それでは今回の演奏曲について。

今回は3曲演奏しました。


1. プッチーニ作曲
  オペラ『ジャンニ・スキッキ』より
  『私のお父さん』

このオペラは、大富豪の莫大な遺産を巡る親族のドタバタと、

若い2人の恋仲の様子が描かれているのですが、

この曲は恋仲になっている若い娘・ラウレッタが歌っています。


イタリア語の歌詞なので、どんなことを歌っているか説明すると・・・

~ 愛するお父さん、私は彼を愛しています
  だから結婚を許して許してくれないと、 
  このまま川に身を投げちゃうからね ~

かわいらしく言ってますけど、内容はすごく怖いですよね。
(うん、女って怖い。)

画像3

歌詞の内容はともかく、メロディーはとても美しく、高音の伸びも気持ちが良い曲です!


2. プッチーニ作曲
  オペラ『ラ・ボエーム』より
      『私が街を歩くと』

このオペラは、フランスのパリが舞台となっており、

屋根裏部屋で過ごす芸術家4人の物語が描かれています。


この曲を歌っているのはムゼッタという女性なのですが・・・

これがまた複雑な乙女心を歌っており、なんとも愛らしいんです!


クリスマスの賑わいの中、芸術家4人と、

そのうちの1人が連れてきた恋人・ミミが食事をしています。


するとそこにかつての恋人であるムゼッタが通りかかり・・・


ムゼッタは自分を捨てた元カレが、

新たな恋人と幸せそうに食事をしている姿を見て、嫉妬心が・・・!


だって、ムゼッタはまだ彼のことが好きなんですもの。

~ 私が1人で街を歩くと、
        人々は立ち止まって魅力的な私のことを見るの
  頭の先から足の先までね!
        みんな私のことを求めているんだから! ~

未練たっぷりのムゼッタは、どうにか元カレに気付いてもらおうと、大きな声で歌ってみたり、わざと大きな音を立ててみたり。


素直になれない乙女心を、うまく表現している曲です。


3. ドレミの歌 ~イタリア語バージョン~

実は「ド」「レ」「ミ」もイタリア語なんです!

ちなみに、

英語では「C」「D」「E」・・・

日本語では「い」「ろ」「は」・・・

です。


1番は日本語、2番はイタリア語でお楽しみいただきました。

画像4


イタリア語では・・・

「ド」はもし君に「何かをあげる」の「do」

「レ」は昔いた「王様」

「ミ」は「私に」というときに使う「mi」

「ファ」は「ミ」の次の音

「ソ」は私のおでこに当たっている「太陽」

「ラ」は「ここ」じゃなくて「あそこ la」

「シ」は「いいえ」と言わず「はい si」

これで「ド」に戻るよ


ファは「ミ」の次!

これは衝撃でした。


全員が知っている曲だったので、会場のみんなで大合唱。

「久しぶりに歌ったわ」と、

ちょっと恥ずかしそうなお母さんも、なんだか清々しい表情をしていました。


これをきっかけに、今まで馴染みのなかったジャンルの音楽にも、耳を傾けていただけると嬉しいです!


以上、演奏レポートでした!


* * * * * * * * * * *

最後まで読んでいただきありがとうございます。
こどもレストランについてもっと知りたい方は
下のリンクをご覧ください。

* * * * * * * * * * *


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?